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ネットで予約をしたスリランカのホテルが実在していなかった話 -追憶のフリーウェイ その6-

英単語の’Travel’と’Trouble’って似てますよね。
スリランカ旅行での一番のトラブルは、某ブッキングサイトで予約したはずのホテルが実在していなかったというトラブルでした。
今思えば、事前にGoogleマップで検索したときに、ホテルの住所では検索ができたのに、ホテルの名前では検索ができなくて少し違和感を感じたときに、しっかり調べ直しておくべきでした。
今回は、そんなトラブルをどう切り抜けたのか時系列でまとめました。

ホテル到着…のはずが?

リビングでは若い欧米人がソファーでボードゲームをして盛り上がっていた。
「ゲストハウスのような雰囲気だけど、ちゃんとした個室のホテルを予約したよな…」と疑問に思いながら受付のオーナーさんに話しかける。

困惑するゲストハウスのオーナーさん

チェックインをしようとしたが、話が噛み合わない。
スマホの画面を見せながら「ここってこのホテルですよね?」と確認したところ、「そのホテルは数年前に無くなって、その跡地で我々がゲストハウスを始めた」とのこと。
最初は困惑していたオーナーさんだったが、何が起きているか徐々に理解して不安になってきた私の様子を見て、後に(いい意味で)態度が豹変。

ブッキングサイトに連絡

ブッキングサイトのヘルプデスクあるあるだが、なかなかオペレーターに繋がらない。
スリランカの格安SIMでは電話できる回数が限られるのか、途中から電話ができなくなった。
楽天のSIMにすれば、楽天リンクでWi-Fiを使って電話がかけられる…
オーナーさんにゲストハウスのWi-Fiの使用をお願いしたところ、快諾していただく。

ブッキングサイトの確認待ち

事情をブッキングサイトに連絡したところ「確認するので少し待ってほしい」とのことだが、今回は完全にブッキングサイトの落ち度ということで、代わりのホテルの紹介&返金の対応をしてもらえるらしい。

とっても親切だったオーナーさん

「近くのホテルで空いている部屋があるか確認してみる」「そこも空いてなければ、ここのソファーで寝ればいいから。何も心配はいらない。」と日本で仕事をした経験があるオーナーさんは日本語を交えながら、疲弊している自分に温かい声をかけてくれた。
そして、ゲストハウスの宿泊者用のご飯をご馳走してくれた。
コットゥ(スリランカのソウルフード)は冷たかったが、じんわりと優しく疲れた体を内側から温めてくれた。

ご近所のローカルホテルを紹介してもらう

部屋が空いていたということで、すぐ隣のホテルを紹介してもらった。
「先ずは部屋を確認してみて」とのことで部屋を確認したが、まぁまぁ広くてそれなりに綺麗な部屋だった。
1泊のお値段は、予約していた実在しないホテルの半額以下。即決だった。
渡りに船とはまさにこのことだ。

ブッキングサイトからの連絡

ゲストハウスにブッキングサイトからの確認の連絡らしい電話が来た後に、ブッキングサイトの担当者から私のスマホにメールが入った。
楽天リンクでの海外からの通話は、こちらからかける場合でしか使えないようだ。
こちらから電話してみると、大変申し訳なかったと謝罪していただいた。
代わりのホテルの件は片がついた旨を説明し、返金の手続きをお願いした。

紹介してもらったホテルにチェックイン

紹介してもらったホテルのオーナーさんの弟さんが日本にいるということで何故か弟さんと電話で話をすることに…
たまたま弟さんの日本での居住地が私の地元に近かったこともあり、意外に話が盛り上がった(笑)
ゲストハウスのオーナーさんと宿泊することになったホテルのオーナーさんにお礼を言い(ゲストハウスのオーナーさんにご飯代を渡そうとしたが、お金はいらないと怒られてしまった)、ホテルの部屋に移動。
イレギュラーが起きて疲弊したが、その日は無事に清潔なシーツが引かれたベッドの上で寝ることができた。

ブッキングサイト選びは重要

というわけで一件落着。
旅にトラブルが付き物なのは重々承知しているが、閉業しているホテルの予約ができてしまうのはどうにかしていただきたい。
某ブッキングサイトではこういうトラブルが多い気がする…
というわけで、別のブッキングサイトに乗り換えようか真面目に検討中である。

今回のトラブルを通じて…

トラブルが起きた時は、焦って周りが見えなくなりがちだが、自分が今どういう状況に陥っているのかをしっかり自分の周りの人に伝えて理解してもらうのが大切だと思った。
一人でテンパってイライラしていても何も解決はしないし、周りの人も気分は良くないだろう。
ピンチなときこそ自分の本質が出てしまう気がするので、どんな時でも冷静に物事に対処できるような、トラブルが起きたときに他人にサポートしてもらえるような人間になれるように日々精進していきたい。

朝起きてホテルの部屋から見た景色は最高でした

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