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~行動してみえてきた新しい道~ #インタビュー 林英敏vol.1

Project M’INTβ版パイロットプログラム0期生フェローへのインタビュー第三弾!

今回は、林英敏さんです。

自身で定年後を見据えた準備をしている最中、Project M'INTに出会い、参加を決めた林さん。
学びを経て見つけた、本当に自分がやりたいこととは何だったのでしょうか?

早速伺っていきましょう!

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林 英敏(はやし ひでとし)
アメリカ合衆国コネッチカット州にてMBAを取得、人材育成、ヘッドハンターを約10年IT業界に特化して活動の他、新規事業の電力販売推進担当。現在リコー勤務。10年前から定年後の生き方を模索、副業やプロボノをやりながら準備をしている。自身の知見や経験を仲間とシェアしながら誰かの役に立つこと、貢献することを通じ自分を高めてゆきたい。人材育成、営業、企画提案、営業支援等得意とする。
Project M'INTでは、「ミドル層の無自覚な差別と無関心」について発表。個別利益を優先し、全体としてミドル層を活性化しようと意志が乏しい現代の組織体制について指摘し、サードプレイスとして主体的にミドルが学べる仕組み(復業等)を提案した。現在、教育スタートアップにて複業中。

ー自分の現状を打破したい

ーーまず初めに、Project M'INTをどうやって知ったのですか?

尊敬する城能雅也さんからのご紹介です。ラーニングメディアの運営し、私と同じく人材育成の講師もされている方なんですが、「今こんなプログラムに参画してるんだけど、林さん参加しない?ミネルバ大学大学院卒業生が作ったパイロットプログラムで、林さん興味あると思うよ。」とお誘いいただいたのがきっかけです。私のことが即座に頭に浮かんだそうで、私も即答で「参加します」と言っていました。

ーー即答!Project M'INTのどこに興味を持ったのでしょうか?

自分が信頼している方が参画されているプログラムだ、ということもあったのですが、今まで独学で色々と学んだ中でミネルバ大学については知っていましたし、人材育成という仕事柄、21世紀型学習についても概要は知っていました。けど、実際に使ったことはなかったんです。ですので、この機会に学び直したいと思いました。ただ後からプログラムの内容を見て「これは相当覚悟して望まなきゃいけないぞ」と焦った記憶があります。

ーーなるほど。学び直しをしたい、と参加を決められたんですね。

私は10年程前から定年後への準備を始めていたんですが、当時生活にあまり大きな変化もなく、自分の中でその準備も停滞気味で、引きこもり気味だったんです。現状打破をしたかった、という気持ちも大きかったと思います。

ーー早くから定年後への準備をされてたんですね。それは何かきっかけがあったんですか。

ダニエル・ピンクの‟ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代”を読んだことがきっかけです。これからの時代は定年後も働き続けること、そして学び続けることが必要だと強く感じました。
そこで、今までの経験を活かし、人材育成の講師の道で準備を始めようかと模索し始めました。自分で小さなセミナーを開いたり、社外で頼まれた研修の講師をやったり、学会でのプレゼンセミナー、大学でのセミナー、、、お金を稼ぎたいというより経験を積みたいと思い、色々とやりました。しかし、その機会も少なくなり、独学をしながら引きこもっていたタイミングで、Project M'INTに誘われました。

ーーお話を伺っていると、林さんは以前から学ぶことに貪欲だった印象を受けます。

そうですね、独学大好きです(笑)本は年間400冊くらいは読んでいますが、元をたどれば、自分の勉強好きはコンプレックスから始まっているんです。死ぬほど勉強したのはMBAを取った時でしょうか。Project M'INTではそれに匹敵するくらい勉強してますが(笑)学ぶことへの原動力は、自分の中の、分からない、他の人に早く追いつきたいという気持ちです。そう思っていても、大人になると教えてくれる人はいないし、会社での研修も学びたいことが学べる訳ではない。それなら自分で学ぶしかない、と独学に励んでいました。単純に、色々なことを知ると世界が広がっていくのが楽しいですよね。

ーーご自分で貪欲に学ばれてたからこそ、Project M'INTへの学びに繋がった部分もありそうですね。

それは大いにあると思います。まず、自分が求めてないとひっかからない、ということを実感しています。最近、Project M'INTを紹介して下さった城能さんに、どうして私に声をかけたのか、聞いてみたところ、「林さんならこの学習内容に対応できるだろう、と思ったんです。僕の中でファーストチョイスで、かつラストチョイスでした。」と仰っていただきました。
ただ、独学はメリットも沢山あるのですが、それと同時にデメリットもあります。やはり一人で勉強するので非効率だということ。そして、フィードバックを得られないので、それが正しいのかどうかわからない、ということ。さらに、一緒に勉強する仲間がいないので張り合いがなく、モチベーション維持が大変だ、ということです。

ー自分の目指すビジョンがみえた

ーー実際にProject M'INTでどんなことを学んだんですか?

独学のおかげで理念自体は知っているものは多かったんですが、本当に沢山のことを学び直すことが出来ました。
特に、問題解決に至るまでの思考習慣としてのシステム思考や、メタ認知、バイアスです。言葉は知っていましたが、理解が深まり、日々の生活の中でそれをイメージしたり、使おうという意識が芽生えました。

ーー実際に生活の中で学びを実感する瞬間があったり、ご自分の変化を実感されてるんですね。

実感は結構あります。特に、自己認知やメタ認知です。誰かと話している時に客観的に自分を見ることができるようになりました。例えば、社内で問題やトラブルが起こった時、俯瞰してみることで、個人ではなくシステムの問題を発見することができますし、それをなくすため、繰り返さないためにはどうしようと考えられるようになりました。今までであれば、人のせいにしてたところを、自分自身もそのシステムや問題の一部であると気付けたんです。まさにシステム思考の考え方ですね。

ーーオンラインでの学びはどうでしたか?

反転学習でしたので、予習がとても大変でかなり時間をとられました。でもとても重要ですね。予習で100%にしておかないと、他のフェローに対しても貢献できないし、質問に対して答えることができないんです。オンラインならではの難しさ、大変さですね。質問に対してかなり短時間で、まるで千本ノックを受けているようにプログラムがどんどん展開されるので、とても鍛えられました。
また、フェロー同士で学びあうので、自分だけでは到達できない考え方や思考の違い、みているポイントの違いがとても刺激になりました。

ーー独学では得られない学びですね。

そうです。一番嬉しかったのは、本当に自分がやりたかったことを見つけられたこと、です。自分自身で定年後への準備してたこともあり、ミドル層の活性化をしたいということは分かっていましたし、そう思い込んでいたんですが、「こどもの笑顔」に自分がすごく惹かれていることに気が付きました。Creative confidence (過去棚卸し)として、嬉しかったことややりたいことでインスパイアされた写真を選びコラージュをつくるというワークを通して、子どもの教育や、子どもに背中をみせて「こうなりたい」と思わせるような大人になりたいんだ、ということが分かりました。自分の目指していきたいビジョンが見えたんです。

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(ワークで林さんが作成したコラージュ)


林さんは、信頼する方からの紹介がきっかけでProject M'INTに参加し、仲間とともに学ぶ中で自分の本当にやりたいことに気付きます。

次回vol.2では、自分の目指すビジョンを実現するための複業ついて、詳しく伺いたいと思います。

vol.2に続く

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