見出し画像

塾で教えてもらうの、まだ続ける?

こんにちは!
学びの場LLLD(リード)の川岡です。

前回は、質問をアップデートせよという話をしました。
ただ単に「わからない」と聞くのではなく、「この問題は○○で、自分は△△で考えて、▢▢の方法で解いたんですけど…」というような自分なりの意見を持って、質問を相談レベルまで持ってあげましょう!ということです。

そこで、生まれてくる疑問が、「とて、知らないとどうしようもないこともあるよね」ということです。

先日、テスト対策で、オンライン自習室を夜中まで監督していました。すると、生徒が、「『項門の会』の読み方と解釈を教えてほしい」とお願いしてきました。

皆さんはどのような対応をしますか?
普通は、時間20分~30分間かけて、懇切丁寧に授業を行うことでしょう。
LLLD進学科は行いません。私は、YouTubeから、『項門の会』の解説を行っている動画を探してURLを伝えました。「これを見たうえで、わからないことがあったら質問してね」と伝えたところ、生徒の疑問は解消されました。これで十分です。

==================================

問題を解くのに必要な知識すらも、それも授業で教えないんですか?
という質問を受けることがあります。

そこが、LLLD進学科は「あんまり授業をしないちょっとかわった学習塾」というところなんです。
知らないとどうしようもない知識の獲得をするための授業って、ぶっちゃけ「誰がやってもほとんど変わらない」んです。

大学生が授業をしようが、プロの予備校講師が授業をしようが、授業力が一定のレベルに達するとそんなに変わらないんです。
むしろ、わかりやすい授業を受けることで、わかった気になって満足して終わる事もあるから、マイナスの可能性もあります。(前回お話しました)

真剣に教材研究を続けて、日々PDCAを回してきた大学生なら3年目以降の授業力ってそんなにかわらないんです。
まぁ、プロの予備校講師はプロであるからめっちゃ質は高いんですけどね。獲得した結果だけで言えば、そんなにかわらんのです。
知識の習得の時間のために個別学習塾に授業料を払うのはもったいないと考えています。

実は成績や技術が向上する一番のタイミングは、アウトプットするとき人に教える時なんです。
「知識を仕入れて満足の学習塾」は意味がないんです。
大手学習塾は、定着するまで授業で演習させるから、コマ数が多くなって、授業料が莫大になってしまうんです。


LLLD進学科の目指す授業の究極は、「生徒が生徒や先生に授業をする」ことなんです。
意味わかんないですよね笑。意味わかんない事やってる変な塾なんです。

じゃぁ、YouTube教材や、N予備校などを活用して、知識の獲得はVOD(ビデオ・オン・デマンド)形式のオンライン上で、プロがやってくれる本気の授業を見て勉強してください。塾は、対面でしかできないことをしましょう。探究的な活動深める時間にしましょう。と言ったところです。

==================================

不安は痛いほど分かります。うちの子は、先生につきっきりで授業をしてもらわないと勉強しないんです。
「動画で予習させるんだったら、塾の意味ないですか?」とかetc…
その点について対策や持論はたくさんありますので、また今度お話をします。

==================================

LLLD進学科の指導方法はブレンディッド・ラーニングのローテーションモデルという考え方を利用しています。

学校教育にe-learningを持ち込んで、オンライン学習(学校or家庭)→対面学習→協働学習を繰り返すものです。
教師は授業をしなくて済みますし、何より、教師の授業力にモチベーションが左右されなくなります。
教師は、生徒の学習を管理して、それを基にして、応用・探求学習行います。これはオンライン学習では、難しい領域です。

教員の負担も減りますし、生徒の負担も軽くなります。
形だけのアクティブラーニングもなくなります。徹底的に話し合う時間を設けることが出来るでしょう。
それぞれの目的を考え直し、オンラインと対面の良さを最大限に引き出すものがステーション・ローテーションモデルの学習だと考えています。


細かいことを書くと、今日の本旨とは外れてしまうので、ブレンディッド・ラーニングのステーション・ローテーションモデルを参考にしたLLLD進学科の学習について、次回お話します。

今日は、塾での授業は、全く新しい知識を仕入れるのではなくて、VODなどの動画教材や事前予習をして、塾は質問対応や、より深める時間にしましょう!という内容でお話をしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?