阪神大震災から今日で28年
【風化させず、心に刻む、23年前のあの日!】
あの忌まわしい阪神大震災から
今日で28年、東日本大震災から
12年目を迎えようとしています。
私達は28年前の阪神大震災、
11年前の東日本大震災の出来事を絶対に
心の中から風化させてはなりません。
残念ながら、
震災直後みんながまとまり他者と繋がる
ことの大切さを認識していた人達は震災の
ことを忘れがち利己的な風潮が強まり、
個々人の安心安全や個人中心の生活を
優先する傾向があると思えてなりません。
一方では、他者との繋がりを持つために、
対人関係のテクニックを磨き、必要以上に
外見を飾り、肝心な「日本人の心」
の元となる「礼節」「義理」「人情」、
多くの祖先の御霊に支えられている
「命」の大切さと言ったことを認識する
ことが疎かになっていると思われます。
私見ですが「命」文字は、
「人」は「叩」かれて成長すると解します。
幸せで輝きのある人生を味わうためには、
人として与えられた「命」の意味を知り、
楽をせず多くの試練や苦しみに叩かれてこそ、
人として生かされ、生きていられる実感を
こころから味わえると思われます。
また、現在の日本社会は、
暴力とも言えるいじめやハラスメント、
無差別殺人、自殺や肉親同士の殺人と
言ったような辛く悲しく残念なこと、
個々人を主に考えて大切にし過ぎしる
ことによって、過保護や他人事に無関心に
なり様々な犯罪を平気で行う、自制心欠如
と言ったことが多く見られる心の闇が
あちらこちらの市町村に生まれ存在する
寂しい社会環境になってしまいました。
また、
人々の「モラル欠如」マナーの低下による
様々な現象もあちらこちらで数多く見られます。
日本人は世界の人々から、
礼儀正しい、親切、フレンドリー、
信頼できる、真面目、勤勉、配慮、
周囲への気遣い、和の心=協調性など
豊かな人間性を持っていると言われます。
今の日本は、世界の国々から、
「ジャパンシンドローム」と言われる、
2050年に日本人の労働人口が現在の半分
以下になってしまうことに関して、
日本が国家戦略としてどの様な対策や
施作を講じて実施して行くのかと言うこと
を全世界が注目して見守っています。
一方では、
唯一無二の日本独自の文化は、
「クールジャパン」称され
世界各国から注目を浴びています。
また、
二十世紀後半から社会全体が豊かになり、
様々な情報が満ち溢れている現在の日本です。
余りの情報の多さに、
様々な情報に振り回されて自らの意思決定や
意思表示が適時適切に出来なかったり、
迷ってしまったりしている若者が増え、
一方では自らの心のホジションや社会で
果たすべき役割が解らないなどと言った
原因での引き篭りが70万人もいるそうです。
同時に、命の尊さ大切さ、
人を思い遣る心や言動の大切さ、
人々が支え合うことの大切さ、
人と人との繋がりや絆を大切にする
と言った、人として大切にするべきこと
に対する天からの警告であるとも思えます。
今こそ、私達日本人は、
世界中で唯一無二日本の文化である
「武士道」や茶道の「おもてなしの心」、
二宮尊徳の教え「至誠」と言ったことを、
温故知新の意識を以って確りと見直し、
その活動しなければならないと思います。
被災時の「6W.3H.」「P.D.C.A」「T.P.O」
個の社会、高齢化が進む中、
様々な生活状況の変化が近年の自然災害
への対応・対処にも表れました。
また、災害や緊急時における行政
として個々人の生活を守る方法も
多方面に渡り改革・改善の余地が
あることも気づかされまた。
同時に、
自然災害に関する国や報道機関からの
様々な告知、連絡、報告に於いて
改めて知らされたことは「6W.3H」
のそれぞれの大切さ、T.P.O.を弁えた
発言の重要性ではないかと思われます。
特に、情報社会での災害の詳細やそれに
関するあらゆる情報伝達や対処方法、状況、
また、被害状況や経緯、対策と言うことの
会見などでの6W.3Hの重さ、今後の対処・
処理・対策・課題・施策などについての
「P.D.C.A」の実施、と言ったことの大切さ
を体験出来たことは今後の私達の日々の
暮らしや仕事上に大きな学びとなりました。
普段の生活でも、6W.3H.やT.P.O.
を使っての報告・連絡は勿論のこと、
会話上の文言の組立てや文書を作る
とことも伝える相手への思い遣りです。
そこで、改めて
6W.3H.とT.P.O.は一体何を指すのか?
対処対応・事後処理・今後の課題・施策
の「P.D.C.A」を見直すことが求められます。
6W.3H.
[6W]
1.When<いつ>⇒日時・時期・時刻
2.Where<どこで>⇒処・場所・場面・エリア・どの地域
3.Who<だれが>
⇒主体者・主催者・責任者・
どの様な地位でどんな役割を果たす人・場長・首長
4.Whom<だれに>⇒
対象者(誰を主に・誰に対して・どの地域に対して)
5.What<なにを>⇒
内容・結果として・成果として
6.Why<なぜ>⇒
理由・目的・源点・原点・原因(誘因・動因)
[3H]
1. How≪どのように≫
⇒方法・手段・手法・各段階別・状況の推移毎(プロセス)
2. How Much≪幾らの予算で,どの程度の労力で≫
⇒予算・労力・人数・経費・費やす時間
3. How Long≪いつまでに≫
⇒期限・完了時期・費やす期間・具体的年月日
T.P.O.=[Time・Place・Occasion]
Time(時) =時刻・時間や季節、
Place (場所) =場面・状況、状態
Occasion( 目的・場合) =機会・好機・
理由・根拠・理由・原因・誘因
【P.D.C.A】
6W.3HとT.P.Oとその活動に欠かせない【P.D.C.A】
P) プラン Plan
優先順位
重点職務(重要度A~Cでランク付け)
目標項目
細部目標内容・達成基準内容
D) ドゥーDo 実行・活動
実施スケジュール・実行時期(期間)
実行方法⇒施策・手段(方針)
C)チェック Check
経緯・進行度(チェック)
中間反省点・中間変更項目(理由)
A)アンサー(Answer)・アクション(Action)
実際の行動
予想される結果・成果
達成度・評価
6W.3HとT.P.O、P.D.C.A.は、
仕事上や日常生活上での様々な
文書の作成、仕事関連を始め様々な
対人関係(信頼関係)構築の原点です。
同時に、
この三つの重みと大切さを認識しておく。
防災知識と対処法
(参考資料)
知って置こう-防災知識
職務知識-防災
※以下、基本的な災害時の心得です。
全員が災害時の知識を知っておきましょう。
防災心得1.自分の身を守る
地震が大きい!と感じたら、
先ずは自分の身を守ることが最優先です。
大きな地震の際は家具が転倒したり、
高いところにある物が落下してきます。
丈夫な机やテーブルの下に身を伏せましょう。
近くに机やテーブルなどがない時は
座布団や雑誌などで頭を守り
揺れが収まるまで待ちましょう。
防災心得 2.素早く消火する
揺れを感じたときに火を使っていたら、
すぐ火を消しましょう。
消化するタイミングは3回ありますので、
大きな揺れで立っていられないような場合には、
まずは自分の身の安全を最優先してください。
揺れがおさまったら消化するようにしましょう
防災心得 3.冷静な行動をとる
建物内ではいろいろな物が転倒したり、
落下して割れた窓ガラスの破片などが
散乱し、非常に危険です。
はじめの揺れでは倒れていないものでも、
余震などによって倒れるものもあります。
スリッパなどを履き、冷静に落ちついて行動しましょう。
防災心得 4.出口を確保する
揺れがおさまったら、玄関やアルミサッシ
などの窓を開け、避難用の出口を確保します。
これは、大きな揺れで家が歪む場合があり、
玄関や窓が開かなくなってしまうこともあります。
脱出できなくなる事態を避けるために、
バールやオノなどを常備しておく。
防災心得 5.むやみに外に出ない
大きな地震がきたからといって、
あわてて外に出るのは非常に危険です。
頭上から窓ガラスの破片や看板、
屋根瓦など様々なものが落下し、
直撃する可能性があります。
防災心得 6.壁や塀に近づかない
外にいるとき地震だと感じたら、
ブロック塀や電柱、自販機などから
直ぐに離れるようにしましょう。
大きな地震の揺れで倒壊してくる
ことがあり非常に危険です。
まだ倒れていなくても、
余震で倒れてくることもあるので、
地震の揺れがおさまった後も
塀には近づかないようにしましょう。
地震の揺れを感じて、しゃがみ込んで
しまう方は特に気をつけてください。
〇避難するか、しないかの判断基準
『震度いくつなら避難する』
『揺れがおさまって何分後に避難行動をする』
という明確な基準はありません。
状況を見極めて、自分で判断するしかないのです。
〇避難時の原則
避難を決めたら、
電気器具のプラグを抜き、
電機のブレーカーを落とし
ガスの元栓を締めて出かけましょう。
電気製品などが倒れていても、
停電直後は気づかないことが多く、
あとで電気が復旧した時の火災の元です。
これを通電火災といいます。
そして、避難の時は必ず徒歩で移動します。
車は渋滞の元になり、救援や消火活動の
妨げになってしまうからです。
家族や知人に、自分の居る場所が
分かるようにメモを残すことも大切です。
<自然災害・天災は忘れた頃にやって来る>
(参考)
<地震の規模について>
● うなりのある地震は大きい。
● 緩慢な揺れは震源地が遠い。
● 縁の下から盛り上がってくる時は大地震。
● 2回目の揺れが危ない。
● 引き潮が大きければ津波がくる。
・・・など。
★避難行動の心得
(緊急時こそ冷静な判断が必要!)
・命より大切なものはない、逃げるが勝ち
・家財に執着しない ・火の元確認忘れずに
・お年寄りや子供から目を離さない
・裸足で飛び出さない、ゴム底の靴で逃げる
・安全な服装、厚着で外に出る
・身支度は厚着で綿製のものを着る
・頭にケガをしないよう何かをかぶる
・棚の下やタンスの下には行かない
・丈夫なテーブル、机の下に身をおく
・マンション、アパートの場合は階段に逃げる
・風上に逃げる ・荷物は出来るだけ少なくする
・避難は出来るだけ広い道路へ逃げる
外出時の心得
(地震の時はどこにいても慌てずに)
【デパート、スーパー、劇場・ホール】
カバンなどで頭を保護し、ショーケースなどから離れる。
慌てて出口に殺到せず、 柱や壁際に身を寄せ係員の指示に従う。
エレベーターは使わない。
【地下街】
地下街はほとんどが耐震構造なので、
60m間隔で出口がある。
停電後は、非常用照明が直ぐ点く。
柱や壁際に身を寄せ、
係員の指示に従って避難する。
火災が発生時は、
ハンカチで鼻と口を押さえ、
体を屈めて壁伝いに避難する。
(この場合、煙が流れる方向へ)
【エレベーターの中】
・最寄りの階で止めて降りる。
(階の表示ボタンを全て押す)
・ドアが開かない場合でも
脱出口から出ないで救助を待つ。
【商店街・ビル街】
・頭をカバンなどで保護して
近くの建物や空き地などへ避難する。
・垂れ下がった電線には近づかない。
・間口の広い木造の建物、自動販売機、
ブロック塀のそば、ビルの壁際などには近づかない。
【車の運転中】
・地震を感じたら徐々にスピードを落とし、
道路の左側に寄せてエンジンを切る。
・揺れがおさまるまで車外には出ず、
ラジオ等で情報を得る。
【電車や地下鉄の車内】
・急停車することがあるので、
つり革や手すりにしっかりとつかまる。
・途中で止まっても、非常コックを
開けて勝手に車外に出たり、
窓から飛び出さない。
【海岸・がけ付近】
・速やかにその場から安全な場所に避難する。
・海岸にいた時は、高台などに
避難し津波情報を聞く。
【備えあれば憂いなし】
日頃からの準備が大切!
● 緊急連絡先リストをつくる
● 普段から家具類を固定する
● 消火器や消火用水の用意をしておく
● 枕元にスリッパや羽織るものを準備する
● 逃げ道はいつも整理整頓しておく
● 非常持ち出し袋を作る
【災害用伝言ダイヤル
「171」の使い方の知識】
※音声ガイダンスに従って伝言の
録音、再生を行って下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?