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感謝の表現伝達法

感謝をどんな言葉で表し、伝えますか? 

💕感謝の言葉をひと工夫する

感謝は人を動かす

1. 感謝と礼儀の心を知る


礼儀は思い遣りと感謝を表す【形】
その本質は【心】に在ります。

相手を思い遣る礼儀は互いの心に
感謝の気持ちを生み育みます。

礼を示されれば、礼を示すのは形の
作法ではなく、感謝を表現し伝えて
下さった人に対して、真摯に感謝の
気持ちを感じる人間の本質からです。

中でも「ありがとう」(お蔭様で)は
礼儀作法の本質を表す言葉です。

『御礼』という言葉が、
礼儀を示すこともその証明です。

感謝の表現伝達

2.“感謝の表現伝達の達人になる”

感謝の(一人称)言葉「ありがとう
」(≒敬意表現=仁=思い遣り)は、
有ることが難しい(他人称)「有難い」
(=礼)の語彙
「感謝の気持ち、身に沁みてとても嬉しい」
から来ています。

感謝は考えていたり、思っていたり
しているだけでは伝わりません。

態度や仕種、言葉にして初めて活かされ、
その心を物や形に置き換える時もあります。
また、形のない態度や行動でも表現します。

それどころか感謝の言葉が多いほど、
人徳が積まれ人望・信頼度が高まります。

報恩感謝(謝徳)の心と言葉を理解しましょう。
報恩感謝【解説】
“報恩”とは知恩と対になる言葉です。
周りの人から何かしてもらったら、
その方へ「ありがとう(有り難い)」
と感謝して恩返しする事は大切です。

「頂いている恩に気づく事(知恩)」
が出来たら、今度は
「自分も誰かに恩を送ること(報恩)」
の心身の活動をして返します。
自分も誰かに自分の出来る事で
「恩を送る」という行為が大切です。

「恩」を感じ自覚認識したら、
恩を送り、恩の循環をしましょう。

報恩感謝

それは巡り巡って自分を幸せにします。

「ありがとう、と言おう」
「ありがとう、と言われよう」
と意識して行動する事が大切です。

成功する人、幸せな人ほど、
感謝の心と表現を決して忘れません。

感謝のあるところには温かな心が存在し、
温かな心が良いものを引き寄せます。
自他の気持ちを良くする効果があります。
感謝して憎まれることはありませんし
怒られることもありません。

仕事や私生活が思い通りに行かない時、
苦難に合い上手く出来ないプロセスの時、
悪いことが続いた時は感謝の心と表現伝達
を忘れていたせいかもしれません。
そんな時は積極的に感謝を表し伝えること。

大切なのは感謝の心の伝え方です。
感謝の言葉「有難いです」
「お蔭様です」「ありがとう」や
「ありがとうございます(した)」

は次の①~⑤の意味があります。

夫々によって口調や態度・仕草の
表現伝達方法が変わります。
①の場合は、嬉しさの感謝を伝える場合  
相手へ投げかけるような明るい口調と態度、  
また、有難い(有得ない) を伝える場合に
丁寧に  優しく柔らかく話す口調と
謙虚で誠実ら態度を使い分けます。
 
当然ながらお辞儀(礼)の角度やリズムも
夫々の意味により異なる形になります。

①【感謝】
 
=一般的な感謝を意味する。       
  有難い、嬉しいと思う気持ちを表すこと。
  また、その気持ち。
②【拝謝】
 =拝 (拝受) し有難いと感じる心を意味する。       
  礼を言うことを遜って(遜って)いう語。
  心から感謝すること。謹んで礼を言うこと。
③【深謝】
-1=有難いことを深く感ずることを意味する。
  心から感謝すること。  
-2=深いお詫びを意味する。心から詫びること。
④【多謝】
-1 厚く礼を述べること。「多年の御厚誼に多謝する」  
-2 深くおわびすること。書簡文などで多く用いる。
⑤【御礼】
=感謝の気持ちを表すこと。
また、その言葉や贈り物。  
※①~⑤の出典:デジタル大辞泉(小学館)

おもてなしや接客・接遇サービス、
ホスピタリティのプロのアスリートは、
適時適切にその場面や触合う相手に合せて

この言葉を上手く使い分け表現しています。

そして彼らは①から⑤を表す
「ありがとう」や「お陰様で」の言葉を
単独で使わず他の言葉と組合わせ使います。

参考)
組合せ言葉
-挨拶力を身に着けるより

ありがとうの由来 「ありがとう」の言葉は
相手の目を見て[(愛・I)Eyeコンタクトし]伝えます。

この「ありがとう」は「有難い」の語彙、
「感謝したい気持ち、身に沁みて嬉しい」
から来ています。
他に感謝にたえない/かたじけない/
自分にとって好都合な状態で/ 珍しい
ありそうにない/殆ど例がない/嬉しい尊い
自然に伏し拝みたくなるような様である
滅多にない /生きていることが難しい
暮らしにくい/滅多にないほど優れている。
などの意味があります。

「ありがたい
」(有難い)は仏教の「有」ることが「難しい」

ことを表し伝える事を指すと受止めています。

即ち、他の人には中々出来ないことや
考えもしていないお客様や相手が
お見え頂くことを 『ありがとう』の言葉
を柱に表現することをお勧めします。

感謝の心は、
相手を思い遣る優しい心で伝える言葉です。
ですからお客様がお帰りになる時には、
※①【〇〇〇様、△△△ありがとう御座います。・・・】
 のような組合せ言葉でお伝えし、
 深々とお辞儀をしながら(又は静止時)に
 一人称の≪有り難い≫を意識するようにします。
このお客様を思う感謝の心の姿勢は、
不思議と伝わりリピーターや固定客を作ります。

〇親・先祖に感謝しよう
「親孝行したい時には親はなし」
 と昔からよく言われてきました。
 あなたは今まで本気で心から「親にありがとう」
 と何回言ったことがありますか?

〇出かける時の挨拶「行ってきます」
 帰った時の挨拶「ただいま」の言葉も
 別な意味で感謝を表しています。
 それは親のお陰で元気で出かけることが出来ます。
 私はお陰さまで無事に帰って来ました。
 正に大切な人へお陰様の心の伝達です。

このような意味も理解し自覚することです。
また、お墓参りもご先祖様に感謝を表す行為です。
感謝が感謝を呼び、不満は不満を呼びます。
感謝の対義語は「無関心」≒無視です。

人と人との触合いは
リスベクト、思い遣る優しい心
を以って感謝を伝え合いましょう。

感謝と人称

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