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『思い遣り』- 人間力の自分軸(6)

💟心の軸を造り出す情熱🔥

1.「心・技・体」の意味

心・技・体

【心・技・体】をビジネスや日常生活に
置き換えてみると次のように考えられます。
「心」志、意思決定力、情熱、精神力、
   強い心、使命、構想、価値決断力
   イノベーション力、ソリューション力
「技」心眼内観の技術、人間分析力、
   技やスキル、リサーチマ-ケッティング、
   営業力、対人関係構築力、判断決断力
「体」身体能力、取り組みの姿勢と活動、挨拶、
   返事、整理整頓、心の体現力、身嗜み

スポ-ツの世界では、心・技・体
三位一体として身に着けることで、
一流のアスリートになれると言われます。
スポ-ツに限らず、ビジネスにおいても
心・技・体がバランスよく磨きあげられる
ことで良い結果・成果に結びつきます。

2.「心」-ビジョン達成する迄やり抜く

個々人の人生を生き抜く上で一生涯
順風満帆というわけにはいきません。

何処かで様々な壁や苦難など、障害物が
立ちはだかるから楽しいのでないでしょうか。

挫折してはその度に立ち上がる心身の活動
の繰り返しであり、挫折したままの状態で、
起き上がれなければ成長もストップし
そこで人生が終わってしまうからです。

ですから、挫折は克服することと
取組み意識に意義があり、挫折する度に
強くなり、克服する度に人間としての幅
が広がって行けるのだ、と考えられるように
なれば苦労や困難も前向きに受け入れて、
ますます磨きがかかっていくというものです。

精神力の強さは、
土壇場に追い詰められたとき発揮されます。
昭和を代表する稀代の経営者、松下幸之助氏
「成功する方法は、成功するまでやり続けること」
という名言を残しました。

ここで言う「心」とは精神力を磨くことで
「諦めない気持ち」
「現状に満足せず、
 常に高い目標を掲げ挑み続ける」

こと、人生に於ける強い精神力=情熱は、
壁が立ちはだかる度にそれを超えるまで
やり抜くと言う強い心のエンジンを備えることです。

一流のアスリートと言われるプロ野球や
プロサッカ-の選手は喩え日本の頂点に
立ったとしても更に高い世界のステ-ジに
向け前向きにチャレンジし続けています。

私たちも与えられた持ち分の中で、
常に高い目標に挑戦すると言う気概を
持ちながら生きることが「心」を磨く
鍛錬であると言えると思います。

3.「技」熱い情熱が良いキャリアを生む

ビジネスの世界では、適時適切なスキルを
身につけるほど能力が発揮されていきます。

スキルと言えば、とかく資格や検定と
思いがちですが、周りを明るくする人間力、
リーダーシップがあるなどと言う人間的な
魅力や能力も重要なスキルであると思います。

仕事が出来る人には共通点があり、それは、
仕事に熱い情熱を傾けている。」
心のエンジンを備えていると言うことです。

その情熱が、熱いエネルギ-となって、
周囲に活力を与え組織を活性化します。
与えられた職務に満足安住せずに
絶えず新しい価値観を創造します。

だからこそ結果として
「出来るビジネスマン」として評価され
キャリアを高めていくことが繋がるのです。

一方キャリアを築けない人は、
仕事に情熱が持てない。
という共通点があります。

必要以上の仕事は極力避けようとして、
夕方になると早く仕事を終えて
ストレスを発散させようとします。

いつしか「やらされ仕事」と言う被害妄想
の意識が充満し不平不満がうっ積します。

これでは、スキルを磨く挑戦も
いいキャリアを積むこともできません。

」を磨くためには、
それにチャレンジする心のエンジン
=「情熱」がなければ身に着けることは
出来ないと言うことが解ると思います

この情熱が持てない訳は様々でその根本は
『仕事とは、単に生活の手段、
 として捉えるのではなく、
 自分の「生き方」のプロセス』
として捉ええることに目覚めない限り、
周りに原因を求める結果にしかなりません。

その境地に達することを実感することに
よりそこから「」に磨きがかかって来る、
と言う技の修得に結び付くと考えます。

4.「体」日々の地道な努力と取組み姿勢

アマ・プロに限らずスポ-ツ界では、
体力に恵まれたアスリ-トが必ずしも優れた
結果を残しているとは言いきれません。
喩え資質があったとしててもがその能力が
開花できないアスリ-トを数多く見られます。

そこには、諸理由があると思われますが、
表舞台でいい結果を残すアスリ-トは、
公の目に見えない所で練習や稽古に精進する
ことの中にその秘密が隠されているのです。

それは、心身の取組み姿勢の有無にあり、
練習量の多少も大切な要素ですが、
それに加え練習の「」が更に大切な要素と
なると考えられ、その両面がかみ合ってこそ、
紙一重の勝負を決定づけていくのです。

その原点となるのが心のエンジンを動かす
取組み姿勢でありそれは挨拶や返事など「礼」
と「仁・義・智・信」の五徳から生まれると言う
と意外な感じと受け止める人がいるかもしれませんが、
一例を挙げれば相撲の世界で
礼に始まり礼に終わる。
柔道では、勝てど奢らず敬意表現をする
自他共栄」と言う文言があります。

この二つは共に日本独特の考え方ですが、
基本は武士道の精神から受け継がれている
のはないか?と推測出来ます。

相撲の新弟子時代や高校野球の新人時代は
資質の有無で特別扱いされることはありません。

誰もが、稽古場やグラウンドの整備、
清掃から始まり、大きな声で率先し
挨拶をすることが練習以前の練習
として鍛えられる、所謂「修行」です。

厳しい練習に耐えて行くことに求められる
ことは修業時代を通じて取組み姿勢を培う
=心のエンジンを鍛えることが基本だからです。

一般社会において「体」とは、
仕事に耐えうる体力造りもその一つですが、
ビジネスの社会では「学歴・能力」など入社時
から持ち合わせていたものも「」と考えられます。

優秀な学歴を持ち、能力が高くても
それだけで仕事が出来ると評価される
ビジネスマンになれるかは解かりません。
その後は、本人の持つ心身「取り組み姿勢」
が大きな分岐点となると言えるのです。

恵まれた学歴や能力に甘んじることなく、
その会社、その職場での一流社員となるには、
やはりスポ-ツの世界に見られる新人時代
からの修行の精神を参考にし日々研鑚して
行く心掛け=取組みが必要だと思われます。

その基本の上に立ってこそ、
能力が向上していくものだといえます。

5. 「心・技・体」全てのバランス取れ人格形成に繋がる

心技体

大相撲の横綱に推挙される条件の中に
品格、力量共に抜群…」と言う文言が
定義されていることは広く知られています。

人格とは、
単に身体能力が高い、技術が優れている、
と言うだけでは不十分てあり、人としての
「品格」が備わってこそ「人格者」と言われます。

その共通点は、周囲やファンから
尊敬され、信望され、信頼され、共感され、
存在感が備わっていることにあります。
大相撲の横綱が、「心・技・体」の具現者
たる所以(ゆえん)がそこにあるのです。

とは言え、横綱に限らず人格を備えている人
といえども最初からこの「心・技・体」が
備わっていた訳ではありません。

決して口に出すことはありませんが、
血のにじむような努力で心身ともに
鍛え抜いてその領域に到達したことは、
その風格が物語っているし感じます。

私たちは、
生まれながらにして、それぞれが個性的で
異なる感性、資質や才能が与えられています。

大切なことは、
「心・技・体」を磨くことに精進し、
その人なりの人格の完成形に向かい歩む
ことに人生の意義があると受止めます。

心技体

「心・技・体」とは、
人格を磨き上げるための日々の修養です。

6.心のエンジン=情熱「勇気・やる気・元気」

心のエンジン

あなたの心を動かすエンジン=情熱
「勇気」、「やる気」、「元気」

この三つエンジン夫々を動かす
ガソリンは<気持ち>
操縦し上手にコントロールする
ハンドルは<思考や意識>
スピードを操作する
アクセルとブレーキは<行動や活動>
であると考えています。

私もそうでしたが多くの人達は、
この三つのエンジンの何れかが強過ぎるばかり、
失敗や挫折と言う過失や事故を起こしたり、
苦しみを招いてしまったりしてします。

しかし、
思考だけをコントロールしても、
心のエンジンは動かないのです。

私見ですが、
この心のエンジン=感情を完璧に
コントロールするのは難しいと思いますが、
感情が10%、思考が90%位だと捉え
思考回路を意識してみると良いでしょう。
「感情は10%位」と言う意識(取組む心)を
備え持っていれば大きな失敗は起きません。

どうしても自分の感情が激しく
揺れ動いてしまうような時は、
自分と真摯に「向き合う」活動でその感情を
冷静に分析するとコントロールし易くなります。

この自分と「向き合う」と言うことは、
より自らの心を知り、認め分析することです。

そして、自分の強み弱みを弁えた上で
感情を上手にコントロールすることです。

それによって、次のような様々な意識、
結果や成果が数多く得られます。

🔥心の“エンジン”を動かして得られる【効果】

1. 己の心や姿勢を指差せるようになる
2. 自分の弱みを知ることで自己啓発出来るようになる
3. 自分自身の強みを知ることで
    本来の姿が見えるようになる
4. 自分の脆さを自覚出来るようになる
5. 心の優先順位の識別が出来るようになる

6. 自己開示が出来るようになる
7. 直な心が芽生える
8. 自己顕示やアピールをする際に
    自分を振返れるようになる
9. 生かされ生きていられることを
   自覚認識出来るようになる
10. 今の心の所在が解り、本来の自分の姿
     が見えるようになる

11. 受容の心が芽生え、
      寛容の心が生まれるようになる
12. 信念や志が明確に持てるようになる
13. 人や物事に対し、
      素直に感謝が出来るようになる
14. 見返りを意識せず「有難い」「ありがとう」の
      感謝の発信が出来るようになる
15. 自分自身を許せるようになる
     (自分を楽しく喜ばせる)

16. 自分を、生かしきるように
      努められるようになる
17. 自分の意思で決断する癖が
     付けられるようになる
18. 有りの侭の自分が表現出来るようになる
19. 心の警報機が鳴った時、素直に
      原因を探せるようになる
20. 長所を伸ばし、短所は直せるようになる

21. 心のごみ業を取り払うよう
     努められるようになる
22. 生甲斐が自覚出来るようになる
23. 束の間の快楽(刹那)に溺れないようになる
24. 感情の理解、認識ができるようになる
25. 感情の識別、利用が出来るようになる

26. 感情の調整(自制・コントロール)
     が出来るようになる
27. 自分自身の心に正直に成れるようになる
28. 意思決定がし易くなり、意思表示が
      スムースに出来るようになる
29. 自らのゴール(理想の自分)を
      決められるようになる
30. 目標が明確に持てるようになる

31. 自分の好き嫌いを自覚出来るようになる
32. 自分の心を客観的に認められるようになる
33. 自分自身の煩悩の大小を知るようになる
34. 相手の気持ちを素直に
      受け入れられるようになる
35. 知足の認識が出来るようになる

36. 自分のしたことに見返りを望み、
     求める姿が見えるようになる
37. 他人と比較出来、自利、
     我欲が自覚出来るようになる
38. 他者と自分の能力の差が解るようになられる
39. 心のポジションが自覚出来、
      人の心が理解出来るようになる
40. 自分の魅力を自覚出来るようになる

41. 無私が自覚出来、利他の心が持てるようになる
42. 自分自身をポジティブに捉えられるようになる
43. 自らを自己啓発意識で見つめられるようになる
44. 自分自身に賞罰を与えられるようになる
45. 自らの誤りを人前で認められるようになる

46. 相手が話し易く、聞き入れ易い
   雰囲気作りに気配り出来るようになる
47. 自己診断出来るようになり自分の自然な姿を
      見出すことが出来るようになる
48. 人として何が正しいかの判断が出来るようになる
49. 「道徳」、「倫理」に目を向けられるようになる
50. 原理原則に目を向けられるようになる

【有無診断】高3・2・1・0低

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