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“共感力”を育む

👬共感力=傾聴力の理解

「共感力」とは、
相手の感情状態を我がことのように、
主観的に感じることができる能力です。

主観

即ち、他者の考えや感情を察知・洞察
するための能力の一つです。

また、
共感の元となる「共感性」は、
思い遣り」を意味するものです。

例えば、
苦難にあっている人を助けたいと思った時、
助ける行動をするきっかけとなる感情です。

そのために他人の心のポジションである
感情を正しく推し量ることが必要です。

但し、
共感性は高ければ良いというものでなく
家族や親友など、身近な人に対しては
思いやりの気持ちが強いもののそれ他の人
に対しては、冷たい場合もあります。

共感性」は、
周りの人の意見、感情、立場、気持ちを
その通りと感じ取る受容のスキルです。

それは、
表面的でなく内面から理解することで、
理解はしても巻き込まれないです。

これは、
下の二つの側面から構成されています。

一つは、
相手の感情への認知的理解の側面であり、
「相手の感じていることが分る」と言うこと
即ち、理屈で理解出来るということです。

もう一つは、
相手の感情への自らの感情的反応の側面で、
「相手と同じように感じる」と言うことで、
相手と共に喜怒哀楽を感じられる感情です。

一般的に、
話し上手は、聞き上手」とよく言われ、
他人の話をじっと耳を傾けて聴くと言う
心身の健康は案外難しいのです。

脳機能に関する研究で、
自らの発する「言葉を作る場所」は同時に
相手の「言葉を理解する場所」なのです。

詰り、
話し上手の人は豊かな傾聴力を備えた
聞き上手である、と実証されています。

知人・友人・仲間と話す時、
ついつい突っ込みを入れたくなったり、
考えを言いたくなったりしませんか?

相手の話に意見を挟みたくても黙って
堪えていると結構ストレスがかかります。

相手の話を聴く」という行為は、
相手の話に共感、感動できる豊かな
💞“感性”💞がなければ不可能です。

逆にいえば、豊かな感性を持つ人とは、
人の話を黙って聴ける人」で
受容の出来る人」言っても良いでしょう。

勿論、相手の話を聴くと言っても、
上辺だけの聴いている振りだけではすぐに
相手に見抜かれ良い心象を与えられません。

例えば、
相手の嬉しい話や悲しい話を聞いて、
本当に自分も其の感情を共有すること、
それは「同情」ではなく、共感です。

この、
共感により相手を喜ばせ、癒すことができ、
また。相手からの信頼も得られるのです。

二つの共感力

一、共感的理解
 相手の気持ちに寄り添い話を受け取り、
 他者の気持ちを理解し、汲み取り行う

二、感情的反応
 イ)感情的温かさ
  人間関係の基本となる、
  人に対する温かい心遣いや接し方
 ロ)感情的被影響性
  周囲の状況に巻き込まれ易さ、
  他人の感情に呑み込まれ易さの程度

💞共感力の正しい使い方

(例)
「人の良いことの為にだけその能力を使う」
「金銭や利益だけのため。
 悪い事の為、自分の為には使わない」
「自分にしかできない、
 その人の為に出来る事はなんだろう?
 といつも思考する為に使う。」
「喜怒哀楽を共有し、
 互いに分かち合うために使う。」
「想像力、立場転換力を磨いた上で使うこと。」

📚共感の類義語
(Weblio類語辞典より)
*①~③は意義素。
① 他の人と気持ちを分かち合うこと
 (特に悲しみまたは苦悩)
 類語-共鳴り・共鳴・シンパシー・同感
② 人々の間の親近感または調和の関係
 類語-同調・共鳴・シンパシー・同感・
    意気投合・以心伝心
③ 意見を支持する意見に忠実である、
 または意見に同意する傾向

 類語-弔意・同情・弔慰・了解・
    同調・共鳴・理解・シンパシー・
    思い遣り・理解力・同感・
    意気投合・領解・同情心
(一部出典不詳・学びのメモより引用)

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