思い込み

やさしい日本語講座からの気づき

6月のやさしい日本語講座は、
大阪府の行政文書「子ども食料支援事業」を課題にして、
やさしい日本語への変換を取り組みました。

毎回申し込みの際に、参加動機を書いていただきます。
ある小学生の保護者の方が
「うちは所得制限のせいで支援対象にならないと思い込んでいて、
ママ友に言われるまで申し込んでいませんでした。
どう書いてあったら、うちも申し込めるとわかったか知りたいです」
と書いていらっしゃいました。
 

2023年3月に始まった食糧支援事業ですが、
同年5月15日時点で、
「申し込み状況は全子育て家庭の6割」と知事は話していました。

https://www.pref.osaka.lg.jp/koho/kaiken2/20230517f.html

「4割の人は、
障がいや言語の壁などの理由で情報が届いていないんだなぁ」
と、私は勝手に見立てていたのですが、大違い!

受講生の参加動機を読んでから、講座資料に手を加えて、
「所得制限はありません」
という表現を付け加えました。
 
やさしい日本語にすると
「給料が多い人も、申込できます」
としました。
 
受講者からの視点に感謝です。

※大阪府によると6月20日時点で申請者は約100万3000人に達し、対象者の72.1%に達していることが分かった。一方で申請期限の6月末を前に、約28%に当たる約40万人が未申請で、同福祉部は「6月末の申請期間を過ぎると申請できなくなるので、対象者で未申請の方は忘れずに申請手続きを取ってほしい」と呼びかけている。

https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2023/06/230627-67609.php

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