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#訪問介護

介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑫

介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑫

 初任者研修に通いながら、訪問介護(以下ヘルパー)で実践する事は凄く為になった。コンビニという仕事はコンビニの上司に習うだけだが、介護という仕事は、介護を熟知した先生に習うので面白かった。

 勿論、井上さんに聴くとがあったが、自分自身が何が不得意なのかもわからなかった。学校の試験でも何が不得意という分析など自分自身に何が必要という事を考えなかったからかもしれない。

 授業を受けた事で、井上さん

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介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑪

介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑪

 介護の実習でベットメイキングの仕方など、今迄にやった事が無い事を教わった。シーツはシワがないように伸ばす。これは床ずれ(以下、褥瘡(じょくそう)を防ぐ為でもある。
 褥瘡と聴いて、仕事でもお尻に褥瘡が出来ている人がいて、アズノールという薬を塗る事がある。

 その経験もあり、最初は小さな傷がお尻に出来るだけだと思っていたが、写真を見せられてグロテスクな後に少々ひいてしまった。
 重傷の褥瘡の人は

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介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑩

介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑩

 初任者研修当日、僕を含め受講者は7名だった。介護士として現場に居る人は3名で他は介護士ではなく。福祉に携わる人だったり、介護を経営したい人など一人一人目的が違っていた。

 初日は自己紹介が始まり、授業にはいった。
僕は自己紹介では「訪問介護をやっています」くらいしか覚えていない。他にも何かを話していたのは確かだが。
 隣の僕より少し歳上の人では、
「介護施設を経営したい」
 と自己紹介をしてい

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介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑨

介護小説《アリセプト〜失われる記憶》⑨

 利用者さんによっては、オムツ介助やご飯や買い物の援助など様々だったが。
 利用者さんと一緒に住んでいるご家族さんの中には、ビデオやテープレコーダーを設置している所もあり、利用者さんにしっかりとサービスをしているかなど見ているご家族さんもいた。

 これは、高齢者が虐待されているのが、ニュースで流れていたりするからでもあるらしい。防止をする事だろうか?
 
 産まれてきた中で1番、集中して物をこな

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