Vol.22 ウガンダで小学校の先生になってみた
Jambo!
PROCHE編集長のHarukaです。
今回は、2年前にウガンダで小学校の先生をしていた時の体験談をシェアできればと思います。
教室に先生がいない⁉
私は、2022年5月から約1か月間、首都カンパラからマタツで約3時間ほど北に行ったところにあるKatikamuでインターン生として小学校の先生をしていました。
渡航前は、今いる学校の先生のサポートをするくらいしか聞いてなかったのですが、ふたを開けてみると、4クラスあるのに先生は3人(うち一人は妊娠されていて出勤しない日が多い)でした。
つまり、残る1クラスは無法地帯!
生徒たちが黒板に絵を書いていたり、教室を飛び出して外で遊んでいたり…と、いうような状態でした。
この状況に驚く暇もなく渡されたのは、1冊の理科の教科書。
そこにいた先生が私に、「あのクラスに先生として入って授業してほしい」と言われ、気づいたら30人の生徒の前に立ってました(なにこの状況笑)
先生の経験もなければ、教育学部専攻なわけでもなかった私は、一瞬戸惑いましたが、もうやるしかないと覚悟を決め、授業をして見ました。
テキストをパッとみただけで授業しろと言われたので、クオリティーは全く良くありませんでしたが、生徒は私の授業をしっかり聞いてくれて、反応も良く、意外と楽しく授業を終えることができました。
トラブルは日常茶飯事
そこからは、毎日空いているクラスがあれば時間割に沿って、算数、英語、理科、アートなどを教えました。
勉強意欲が高い生徒が多かったので、彼らの日々の成長が垣間見れる時はとても嬉しいですし、休み時間は一緒に遊んだりもして、とても楽しい日々を過ごすことができました。
ですが、時にはどうしようもない時や、授業をやめたくなる時もありました…。
一番よくあるケースとしてあったのは、
鉛筆が一人一本しかない
↓
折れたり、角が丸くなったらカッターで削らなければならない
↓
カッターは教室に一つしかない&生徒が使うと危ない
↓
1人ずつ私がカッターで鉛筆削り
↓
待てずに他の生徒の鉛筆を奪い取る
↓
ケンカして大泣き
↓
教室カオス状態
という流れ。雨が振り出すと、とたん屋根の雨音のせいで私の声もかき消され…。しっかり時間通りに授業できたな!と思えた日はほぼなかったと思います(笑)
他にも、「トイレ行っていいですか(異常な回数)」、「先生、この人が私のこと叩いて(蹴って)きました」「先生、私のノートがありません」、「先生、知らない子がクラスの中にいます」などなど、トラブルは本当にキリがありませんでした。
驚くことが多い反面、日本の教育ベースってしっかり整っているんだな~と改めて実感することもできました。
授業が時間割通りに進んだり、出席簿があったり、先生が1クラスに1人いたり…。日本人からしたら当たり前の環境かもしれませんが、すごく恵まれた環境で勉強できていたのだなと。
まあ、いろんなトラブルがありつつもそれを楽しみながら生活できていたので、良しとしましょう(笑)
以上、ウガンダで小学校の先生をした話でした♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?