野田弘子

公認会計士。複数の外資系金融機関でキャリアを重ね、2010年にプロビティコンサルティン…

野田弘子

公認会計士。複数の外資系金融機関でキャリアを重ね、2010年にプロビティコンサルティング株式会社設立、現在は複数社の独立社外取締役も務める。企業の会計人材育成や内部統制構築等のサポートを行い、自身の経験や立場からの視点でダイバーシティなどをテーマに研修も多数行う。東大法学部卒業。

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はじめまして

はじめまして、 公認会計士でプロビティコンサルティング株式会社 代表の野田弘子です。 会計分野を専門とした研修会社として、 2010年にプロビティコンサルティングを立ち上げまして、 これまでに様々な企業に、 時代の変化に合わせた研修内容を提供させていただいてきました。 私が会社を設立したいきさつは、 今後のnoteで触れていきたいと思いますが、 設立までにも、複数の外資系企業に携わり、 会計業務だけでなく、多様性やグローバルな仕事の仕方など、 色々な経験や気づきを得てき

    • DE&I インタビュー[後半] DE&I戦略推進を阻む要因

      合同会社ヘルム 代表 中薗眞理子様へのインタビュー「DE&I推進を阻む要因」の後半です(前へもどる「1.表面的な取り組み~社風の考察~」)。 2. 主体性の欠如―トップダウンで決まる「社風」と「会社のため」という意識 プロビティコンサルティング 代表 野田弘子(以下、野田):社風が表面的な取り組みになっているとの話では、社員一人一人が社風を自分事として捉えられていないことが課題であり、またその解決に社員参加型の社風構築が有効との考察をいただきました。 また、日本の場合は、

      • DE&I インタビュー[前半] DE&I 戦略推進を阻む要因

        多数の企業での人事関連のマネジメントを歴任し女性エグゼクティブの登用に注力されてきた、合同会社ヘルム 代表の中薗眞理子氏。6 月の弊社主催セミナーでは「DE&I 推進はまさに戦略である」との言葉をいただきました。 今回、セミナーに続き、「DE&I 推進を阻む要因」とは何かについて、掘り下げてお話を伺う機会をいただきました。 1. 表面的な取組み ~社風の考察~ー「社風」の重要性と構築方法 プロビティコンサルティング 代表 野田弘子(以下、野田):これまで、日本のひっ迫した

        • 【開催報告】HPリニューアル記念セミナー|DE&Iになぜ取り組まなくてはならないのか?〜そもそもDE&Iは成長戦略である〜

          プロビティコンサルティングでは、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)分野のトップ講師を集結した研修ラインナップを公開いたしました。そして、HPのリニューアルを記念して、6月11日にDE&Iをテーマにした無料セミナーを開催させていただきました。 第1部【 なぜDE&Iはそれほど経営にとって重要なのか? 】 プロビティコンサルティング代表 野田弘子 国際的に見ても成長が著しく低下し危機的な状況になっている日本の現状を打破する成長戦略がDE&Iであること。

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        はじめまして

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          ダイバーシティ研修ラインナップ ~第一線で活躍の専門家、経営者が講師!~

          プロビティコンサルティング株式会社は、5月10日に、「ダイバーシティ&インクルージョン」を主軸にした研修ラインナップを公開いたしました。 研修の大きな特長は、ダイバーシティの実現に必要となる幅広いテーマに加え、講師が各分野の第一線で活躍する専門家や経営者であることです。 単なる理論の解説ではなく、実際の現場や経験から積み重ねたリアルな知見をお伝えすることで、受講者のダイバーシティへの問題意識や意欲が高まります。ぜひ、ご活用いただければと思います。 ダイバーシティ&インク

          ダイバーシティ研修ラインナップ ~第一線で活躍の専門家、経営者が講師!~

          プロビティコンサルティングの使命

          前編の話はここからお読みいただけます。 この記事の内容 バブル崩壊~日本の金融の危機を目の当たりにして 山一證券や北海道拓殖銀行が破綻した1997年。 その前からどこか怪しい雲行きとなっていたバブル経済は、完全に崩壊しました。 この時期に外資系金融機関に身を置いていた私は、日本の金融機関がグローバルな競争に巻き込まれて、外資系の金融機関に手玉に取られる様子を目の当たりにしてしまいました。 グローバルな競争に対応していくためには、そのためのグローバル・スタンダードをきちん

          プロビティコンサルティングの使命

          会社設立した当時を振り返る

          noteを始めて、早いもので3か月が経ちました。 これまで、ダイバーシティの話を続けてきましたが、 今回は私が代表を務めるプロビティコンサルティング株式会社の 設立から現在までの節目についてお話させていただきたいと思います。 はじめに~新たな挑戦~ プロビティコンサルティングは 2010年に、私が立ち上げた、経理を専門とする研修会社です。 私は1987年より外資系の企業に勤務し、公認会計士として会計・経理のキャリアを重ねていました。 それに変化が起きたのは2006年

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          一般社団法人日本貿易会主催「商社社外取締役によるパネルディスカッション」に登壇しました。

          商社業界のダイバーシティ推進活動を展開されている一般社団法人日本貿易会様主催の第15回ダイバーシティ推進セミナー「商社社外取締役によるパネルディスカッション」に登壇しました。 2022年6月より蝶理株式会社の社外取締役を務めさせていただいており、 パネルディスカッションでは、3名の女性社外取締役(兼松(株) 社外取締役  田原様、住友商事(株) 社外取締役 岩田様、三菱商事(株) 社外取締役 秋山様)とともに、商社業界が抱えるダイバーシティおよび女性のキャリアという観点につ

          一般社団法人日本貿易会主催「商社社外取締役によるパネルディスカッション」に登壇しました。

          【開催報告】ハイブリッド士業勉強会 ・懇親会「自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN)の課題と対応」

          2024年1月19日、プロビティコンサルティング主催のハイブリッド士業勉強会「自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN)の課題と対応」を開催いたしました。 当日は、オンラインと霞が関ナレッジスクエアの会場との、ハイブリッドでの開催となり、士業の先生方をはじめ、多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。 本記事では勉強会・懇親会の内容についてご紹介します。 第一部:勉強会(18:00~19:30) 自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN)の課題

          【開催報告】ハイブリッド士業勉強会 ・懇親会「自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN)の課題と対応」

          【開催報告】オンラインセミナー「ダイバーシティ&インクルージョンになぜ取り組まなくてはならないのか?」

          2023年12月8日、プロビティコンサルティング主催のオンラインセミナー 「ダイバーシティ&インクルージョンになぜ取り組まなくてはならないのか?~そもそもコーポレートガバナンス・コードはなぜ人材の多様性を要求しているのか?」を開催しました。 当日は、企業の経営者、管理職の方をはじめ、 多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。 今回は、シニアや障がい者の人材教育コンサルティングを手がけられている、株式会社自分楽代表の崎山みゆき氏にご登壇いただきました。また、弊社

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          第1回【後半】ダイバーシティは大変なこと

          前半の話はここからお読みいただけます。 この記事の内容 会社を辞める時に起きたトラブル対応 ~やるべきことはやる~ 私は、複数の外資系企業を経験してきましたが、外資系であっても、女性であるが故の難しさは何度も経験しました。外国人と日本人、男性と女性など他人との違いは、お互いの理解を難しくする壁になりやすいものです。 ある外資系企業の外国人上司とも、良好な信頼関係にあるとは言えない状態で働いていた時があります。結局、関係が改善しないまま、私は転職することが決まり、退職す

          第1回【後半】ダイバーシティは大変なこと

          第1回【前半】ダイバーシティは大変なこと

          ここ数年、女性活躍推進法や働き方改革など、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に向けた企業の取り組みをニュースやSNSで目にすることが増えてきました。 私が代表を務める、プロビティコンサルティングでも、企業経営の軸として「ダイバーシティ」を捉え、グローバル化や商品の多様化などの資本市場の変化がもたらす問題から、D&Iの必要性を学んでいただく研修を行っております。 こういった、D&Iの関心が高まりを感じる一方で、「ダイバーシティは一部の企業の話」と関係がないと思われる

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