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【開催報告】ハイブリッド士業勉強会 ・懇親会「自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN)の課題と対応」


2024年1月19日、プロビティコンサルティング主催のハイブリッド士業勉強会「自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN)の課題と対応」を開催いたしました。

当日は、オンラインと霞が関ナレッジスクエアの会場との、ハイブリッドでの開催となり、士業の先生方をはじめ、多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。

本記事では勉強会・懇親会の内容についてご紹介します。


第一部:勉強会(18:00~19:30)
自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN)の課題と対応

講師:早稲田大学 研究院 次世代自動車研究機構 招聘研究員
前田 義男 先生

勉強会では、世界で起きている高温や多雨や火災などの気候変動の問題などの、カーボンニュートラルをめぐる世界の動きについての話に始まり、
モビリティの状況と取り巻く社会の動向や世界のエネルギーの状況と日本のエネルギー課題、そして、電気自動車(EV)のカーボンニュートラル達成の方向性と課題について解説を頂きました。

会場の様子
前田義男先生

また、電気自動車(EV)とカーボンニュートラルの話の中では、
海外と比べて日本はBEV(ガソリンを使わない電気自動車)の 販売比率が少ないことで電動化対応が遅れているように伝えられるが、日本はHEV/PHEV(ハイブリッド車)を含む電動車の台数は多く、 日本の自動車産業での電動化技術の蓄積が多いことを強調されました。

そして、世界のデジタル競争力で 日本は年々 順位を落としていることに触れ、上級管理職の国際経験の不足や女性研究員比率の低さなど、ダイバーシティの取り組みの遅れが原因となっていることを指摘されました。

最後に、電気自動車(EV)を普及させても充電する電力の脱炭素化が同時に達成できないと、カーボンニュートラル(CN) は達成不可能であること。
そして、 モビリティだけでなくセクターを超えたカーボンニュートラル(CV)への連携が必要であることの提言で勉強会を締めくくりました。


第二部:懇親会(19:30~21:00)

勉強会に引き続き、前田先生を囲んでの懇親会が行われ、電気自動車(EV)についての質疑や議論などが活発に行われました。

また、3年ぶりの実施となった懇親会は、会場に集まった士業の先生方や企業の方などが、懇親を深める場ともなりました。 

右より:前田義男先生、野田弘子、三浦邦仁(プロビティコンサルティング会長)


参加者の声

・今後の自社の脱炭素戦略や営業車、フォークリフト等の今後の切替について大変参考になりました。

・世の中全体として、ESG、CNが進められている事はメディアで取り上げられていますが、全体像が分かる説明はあまりなかったので、理解が深まりました。

・電気自動車の話題が主流の中、偏った考えではなく、グローバルな観点からのお話がありがたかったです。

・当社でも様々な部署で脱炭素を掲げています。また、物流24年度問題に向けて課題がたくさんあり、乗り切るためのイノベーション創出のきっかけを探しています。

・様々なバッググランドを持った方達と交流できる、貴重な勉強会だと感じました。

<参加者アンケートから抜粋>


プロビティコンサルでは、今後も定期的なセミナーや勉強会を開催していきます。ご興味あるセミナー・勉強会がございましたら、どうぞお問い合わせください。

【お問合せ先】
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