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【開催報告】オンラインセミナー「ダイバーシティ&インクルージョンになぜ取り組まなくてはならないのか?」

2023年12月8日、プロビティコンサルティング主催のオンラインセミナー
「ダイバーシティ&インクルージョンになぜ取り組まなくてはならないのか?~そもそもコーポレートガバナンス・コードはなぜ人材の多様性を要求しているのか?」を開催しました。

当日は、企業の経営者、管理職の方をはじめ、
多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。

今回は、シニアや障がい者の人材教育コンサルティングを手がけられている、株式会社自分楽代表の崎山みゆき氏にご登壇いただきました。また、弊社からは、代表の野田弘子と、ダイバーシティ研修を手がける講師の大塚裕子が登壇いたしました。

本記事ではセミナーの内容をご紹介いたします。



第一部:なぜダイバーシティ&インクルージョンはそれほど経営にとって重要なのか?
~成長戦略としてのD&I


講師:プロビティコンサルティング代表 野田弘子

ダイバーシティ&インクルージョンが経営に不可欠である理由を理解するために、会社とは、取締役とは、株主・投資家とは、といったそもそもの役割を解説し、「失われた20年」によって、国際的に見ても成長が著しく低下し、危機的な状況になっている日本の現状を示しました。

そして、この危機的な状況を打破する成長戦略がダイバーシティであること。新しい人材がこれまでとは違った視点で物事を見てくることで、企業体質を一新する新しい可能性が生まれること。しかし、身に染みついたやり方や環境を変えることは綺麗ごとでは済まず、ダイバーシティは簡単なことではないといえる。だからこそ、経営者が本気になり 社内の雰囲気を変え 一人一人が互いに尊重しあい取り組んで行くことが大事であることをお話させていただきました。



第二部:障がい者とともにダイバーシティを実現する 


講師 株式会社自分楽代表 崎山みゆき

ご自身も内部障がい者(身体障害認定1級)である立場から、企業や職場が、障がい者の働き方にどのようなサポートすればよいのか、ハード面だけではない理解の重要性についてお話をいただきました。

同じ障害を持っていても受け止め方にも個人差があり、いろいろな人がいるのだということを、職場の人が知ることがダイバーシティマネジメントで1番最初にすべきこと。
そして、障害者に対して新しく仕事を用意するといった必要はないこと、今まで通りに働くことができる心のケアが大切であるとを述べられました。



第三部:研修事例のご紹介


講師 大塚裕子 


ダイバーシティ&インクルージョンの中でも女性活躍にフォーカスして取り組まれており、海外との比較やダイバーシティに取り組む研修内容の紹介がありました。

海外に比べて、女性の管理職・役員の割合が圧倒的に低いのが日本の現状であり、女性の活躍を抑制している原因の1つが、「育休は女性が取るもの」のような無意識の思い込み「アンコンシャスバイアス」。まず誰もが無意識に「デバイス」を持っていることを自覚して判断していくことが重要で、それが女性活躍ひいてはダイバーシティにつながるとお話いただきました。



参加者の声

・ダイバーシティ エクイティ&インクルージョン(DE&I)推進の必要性を経営層に伝える上で有益な情報が多かった

・ダイバーシティ&インクルージョンの本質理解は事例を含め継続して啓蒙するしかないと思いました。経営にD&Iを入れることが一番だとは思いますが、これが一番の難関

・重要性は認識していたつもりの、ダイバーシティ&インクルージョンですが、どうしても腹落ちしかねる部分があった。ダイバーシティ の受け入れは基本的には心地よくない、は至言

・障害者雇用を担当しているので、障害者当事者の崎山様のお話しは目から鱗の内容が多かったです。障害者雇用に関して考え方が少し変わりました

・ダイバーシティ&インクルージョン研修は、キャリアデザイン研修=女性のキャリアデザイン研修としても捉えられると思います

<セミナー参加者アンケートから抜粋>



プロビティコンサルでは、今後も様々なセミナーを開催していきますので、
ご興味のあるセミナーがございましたら、ご参加お待ちしています。

また、研修内容など、セミナーに関するお問い合わせは以下からお願いいたします。お気軽な相談の形でもお問い合わせいただけますと嬉しく思います。

【本セミナーへのお問合せ】
http://www.probity-c.com/contact/


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