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廃用症候群とは

本日は聞きなれない方も多いと思いますが廃用症候群についてお伝え致します。


【廃用症候群とは】

 廃用症候群とは、過度の安静や活動の低下により身体機能の低下を引き起こす状態を指します。日中の活動を維持出来る仕事をしている方や学生などは縁のないことがほとんどですが、高齢者はこの診断で入院されることが多々あります。
 原因として多いのは、何もすることのない高齢者がソファやベッドで1日中過ごすことで足腰の筋力が低下し活動性が低下することで心肺機能が悪化し肺炎等になって引き起こされることが多々あります。

【廃用症候群の方に多い症状】

 廃用症候群は筋力の低下・認知症・極度の痩せや肥満など運動や刺激が日常的にない方に起こりやすい印象のためこの様な症状がすでにあったり出現したりする事があります。
 特に筋力低下は寝たきりの時間によって比例しやすく歩くことも出来ないほど状態が悪化する方をよくみます。

【廃用症候群の予防法】

 廃用症候群の予防法はとにかく1日の刺激や活動を増やすことです。立つ練習や歩く日課を付けるなどしっかりとした運動習慣を保つ事が大切です。高齢になる程自身で自立するのは大変なため、本当に何もすることのない方はデイサービスなどに促したりするのがおすすめです。
 しかし、動かないにも関わらずこだわりがありデイサービスなどは極端に拒否する方もいるため、その方には、家族が一緒に運動を進めるなど1日の活動量を促してあげて下さい。

【おわりに】

 本日は廃用症候群についてご紹介させて頂きました。骨折などの特別な疾患がなくても単純な運動不足から起こるこの状態はかなり深刻な問題となっています。活動が低下すると本当に認知症が進み、話にならないことも多々あります。家庭崩壊までいく例や無理矢理施設に入社させられるなど選択権がない方も大勢みかけます。この状態にならない様に日頃から刺激を少しでも入れられる様にサポート者の存在は大変大きいと感じています。
 最後まで閲覧頂きありがとうございました。日頃よりフォローやスキのご協力感謝致します。

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