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【第10話】これからのプラン

今日はりんが将来について思った事を書きます。


昨日の夜のりおの話

昨日りおの部屋を訪ねると、りおは他のシェアハウスの友達とご飯を食べていたようで、友達に英語で一生懸命何かを話していました。頑張って聞き取ろうと集中して聞いていましたが、何を言っているのかよく分からずとりあえず空腹を満たすことにしました。
一通り食べ終えると、りおから話を振られようやくりおが将来について話してくれました。
どうやら友達とはこれからのキャリアプランについて話していたらしく、「海外に出て働きながら半年間ほどいろんな事を学びたい。日本に帰ってきたら起業をしてみたい」と話していました。
それを聞いて私が一番最初に思ったのは「かっこいいな」という一言でした。海外で働きながら勉強をするのは決して簡単なことではありません。しようと思っても費用や英語の勉強など現実的な問題を考えると、なかなか踏み出せない人が多いと思います。そんな問題も考慮した上で行くと決めた彼は眩しくて強いなと感じました。

私が少し黙っていると、りおが「嫌になった?」と少し心配そうに聞いてきました。きっとりおは普通の道から外れようとしている彼氏を持つ彼女を気にしていたんだと思います。
確かに普通の社会人になれば安定した収入があり、彼女との時間の確保も楽になると思います。海外に行くということは私と一緒にいる環境から出るということで、会えない事はもちろん連絡も取りづらくなります。

それでも私はこれからの人生のプランをしっかり考えているりおをカッコ良いなと思ったんです。海外にいる間は話せなくても、会えなくても、これも結果的に私たちの将来につながっていると思うんです。
だから私は彼にこう返しました。
「ううん、りおがどんななっても私はそばにいるよ。だからゆっくりやりたいことしなよ。」

想い合うこと

寂しくないわけじゃないです。私の気持ちだけをぶつけたら「寂しいから海外行かないで」の一言に尽きます。私はりおに言ってないだけで割と寂しがりやなんです。
でも、りおは私との将来を考えてこそこの結論に辿り着いたんだと思います。この結論に辿り着くまでに自分のしたいことを切り捨てたこともあったのかも知れません。今日も「りんとの将来のために帰国した後のことで、りんの意見も聞きたい」と言われたぐらいです。りおは私との将来のために動いてくれています。だから、私もりおの気持ちを優先したいと思いました。

りおのためにできること

私がりおのためにできることなんてとても限られていておこがましいぐらいなんですが…笑
少し考えて思いついたのは以下の3つです。

・彼が旅立つまで変わらず隣にいること
・素直に気持ちを伝えること
・仕事を全力で頑張ること

ひとつずつ紹介していきます。

①彼が旅立つまで変わらず隣にいること

これは当たり前だと言われたら当たり前なのでしょうか。しかし、私はりおと暮らしている何気ない日常でさえも当たり前ではないと思っています。りおは私と離れることにあまり躊躇がないようですが、私はとても寂しいです。しかし、りおを応援すると決めた以上毎日一緒にいてくれることに毎日感謝しながら、いつ旅立っても良いように心の準備もしていきたいです。
今はまだうまく言える自信はないですが、りおが飛び立つ時には元気に笑顔で「行ってらっしゃい」と言えるような強い心を持ちたいです。

②素直に気持ちを伝えること


これは私の人生の課題かも知れません。気持ちを伝えることを「迷惑」や「我儘」と決め込んでしまい相手に伝えるのを諦めてしまいます。りおにまだ言えてないこともそれなりにあって、、、旅立つまでに素直になることを覚えていきたいです。

③仕事を全力で頑張ること


りおが海外で頑張っている間、私も頑張ることを考えると必然的に仕事になりました笑
私の仕事は8月から仕事内容がガラッと変わり、忙しくなるようです。また、2月〜3月かけては繁忙期で残業も増えてくると聞いています。そのため、彼との将来のためにお金を貯めるという意味でも頑張っていきたいところです。

正直、遠距離恋愛で気持ちが冷めてしまうこともあると思います。
将来のことなんて誰にもわかりません。
でも少なくとも今の私はりおと一緒に生きていきたい。
そのために頑張っていこうと思っています。

りん

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