Queen 東京ドーム公演を観て改めて感じる楽曲の素晴らしさと稀代の優れたメロディーメーカーとしての才能!!!

こんにちは。

先日、Queenの東京ドーム公演初日に行ってきました！いつもながらに安定した素晴らしいパフォーマンスでした。

ご存知かもしれませんが、現在のQueenはギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーしか残っていません。Queenの顔であるフロントマン、フレディー・マーキュリーは、残念ながら1991年に亡くなっています。そして、その代わりとなるヴォーカリストがアダム・ランバートです。

アダムはもともとミュージカルを演る舞台俳優だったようですが、2012年からブライアンとロジャーと一緒に「Queen + Adam Lambert」名義でQueenとしてのワールドツアーを行ってきています。
ちなみに、ベースのジョン・ディーコンも1997年にバンドを抜けて、今はサポートメンバーとなっています。

Queenのライブはとにかくsetlistがいい。というか、すべての楽曲が素晴らしいですよね。

Queenは1973年から1995年まで、15枚のアルバムを出しています。そして「Queen + Adam Lambert」のライブでは、その中から選りすぐりの選曲でsetlistを聴かせてくれます。

今回のライブでは全部で24曲ほど演奏してくれました。setlistの中でも
Bicycle Race
I Was Born to Love You
Love of My Life
Crazy Little Thing Called Love
Who Wants to Live Forever
Don’t Stop Me Now
Somebody to Love
Bohemian Rhapsody
We Are the Champions
は特に良い曲ですね。
この9曲は、すべて亡くなったフレディ・マーキュリーが作曲しました。

有名なBohemian RhapsodyとかWe Are the Championsはもちろん素晴らしいですが、I Was Born to Love YouやDon’t Stop Me NowはAメロの始めから、本当に素晴らしいメロディで、いつまでたっても色褪せません。
本当に、フレディー・マーキュリーという人は、歌も独特で上手いですが、メロディーメーカーとしての才能が半端なかったと思います。彼が死なずに生きていたら、もっともっと良い曲を生み出していたことでしょうね。

ちなみに、それ以外のメンバーも、フレディほどではないですが、それなりに良い曲を創っています。

ブライアン・メイはファーストアルバムの時代から、コンスタントにフレディとは方向性の違う、どちらかというとロック調の曲が得意です。
今回のライブでも演った
Hammer to Fall
Tie Your Mother Down
I Want It All
Fat Bottomed Girls
など、ノリの良いナンバーですね。そして彼らの代表曲、We Will Rock Youもブライアンの作曲です。

ちなみにブライアンも結構メロディアスな曲をたまに創っています。毎回ライブで聞かせてくれるのが
Teo Toriatte（手をとりあって）
The Show Must Go On
です。

そして、ドラムのロジャーもコンスタントに曲を作っています。
今回もライブでは
Radio Ga Ga
I’m in Love with My Car
A Kind of Magic
などを聞くことができました。

そして、実はメンバーで一番地味なベースのジョン・ディーコンも曲を創っています。
ベースのリフから始まる
Another One Bites the Dust
は彼の作曲で、今回のsetlistに入っていました。

このように、Queenのsetlistは圧倒的なメロディーセンスを誇るフレディの代表曲とそれとは少し異なる、キラッと光るセンスを持った他のメンバーの良曲によって、バラエティ豊かなものとなっているのです。
こうしたところはジョン、ポールの代表曲とジョージ、リンゴの曲で補完されたバラエティ豊かな楽曲のThe Beatlesと似たところがありますよね。

Queenのオリジナルメンバーはもういないけれど、彼らの素晴らしい楽曲は「Queen + Adam Lambert」のライブで体感することができます。
その意味で、いまだにオリジナルと同じくらいのクオリティを持って、このsetlistを実現するブライアン、ロジャー、そしてヴォーカルのアダムはすごいと思います。

「Queen + Adam Lambert」、もう一回くらい日本に来ないかな。

それでは。