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アーマードコア6クリア&評価 こんな面白いゲーム見たことない?!!!!

こんにちは。
今回はゲームの話です。

先日、フロム・ソフトウェアの新作「ARMORED CORE Ⅵ Fires of Rubicon」(以降「アーマード・コア6」)を3周クリアしました。3周というのは、この作品はエンディングストーリーが3種類あり、プレイヤーは全体をクリアするために3周することを前提としているためです。
ほぼ発売日の8月24日からですから、3ヶ月ほどかけてやりこんだことになります。プレイ時間はかなり丁寧にやっており、動画作成も含めて150時間ほどかかっています。

さて、評価に入る前に「アーマード・コア6」の売上状況をみていきましょう。
現時点での数字です。
国内販売本数 70万本超
世界累計販売本数  280万本超

前作はPS3、Xboxでの「アーマード・コア5」です。2012年に発売され、世界で25万本程度ですから、前作の11倍以上売れたことになります。つまり予想を超えて、ものすごく売れた、ということです。
この数字はゲームのクオリティを考えると当然であり、これでも少ないと思います。

それでは、「アーマード・コア6」のゲームの概要について説明しましょう。

まず、フロム・ソフトウェア社の概要説明では以下のようになります。
パーツを組み替えてアセンブルしたオリジナルメカを操り、さまざまなミッションを遂行するアーマード・コアシリーズ。その最新作となる本作は、シリーズ本来の魅力を改めて見つめ直し、新たなアクションゲームとして構築しました。
立体的に広がるSF世界を舞台に新たな傭兵の戦いを描きます。
https://www.armoredcore.net/index.html

背景となるストーリーをわかりやすく解説します。

遠い未来、辺境の開発惑星「ルビコン」で惑星の大半が炎の嵐に飲み込まれる「アイビスの火」と呼ばれる大災害が発生した。その「アイビスの火」から半世紀たった今、「ルビコン」には「コーラル」と呼ばれる未知のエネルギー物質が確認される。
そして「コーラル」の利権を手に入れようと複数の星外企業が続々と「ルビコン」に進出していった。そして企業以外にも惑星を管理する「惑星封鎖機構」と呼ばれるガバメントや「ルビコン」に住む「惑星解放戦線」と呼ばれる反乱グループなども巻き込んで最終資源である「コーラル」をめぐっての争いが続いていた。
そんな中で、主人公「レイヴン」は、金のためにどの勢力の依頼も受ける、いわゆる「独立傭兵」として惑星に降り立ち、「ミッション」と呼ぶ各勢力からの依頼を都度受けて、その任務を遂行することとなった。
また「ルビコン」には「オールマインド」と呼ばれる「独立傭兵」をサポート育成組織があり、主人公はそこに身を置いている。

それでは、いよいよ「アーマード・コア6」の評価をしていきます。

以下の7点が高評価でした。
1. ストーリーや世界観が素晴らしい
2. 登場するキャラクターがそれぞれ味があり素晴らしい
3. アクションの操作性が今まで経験したことのないほど素晴らしい
4. 自分で好きにカスタマイズできるアーマード・コアを作れる
5. 武器のバラエティが豊富で質感が痺れる
6. 3周回しても飽きさせない微妙なストーリー分岐やログなどの付帯要素
7. ボス戦の楽しさ、難易度については賛否両論あるがこれでよい


1. ストーリーや世界観が素晴らしい


「アーマード・コア6」の全体ストーリーは3種類あります。
ルビコンの解放者
レイヴンの火
賽は投げられた

1周目と2周目はルビコンの解放者レイヴンの火のどちらかをプレイヤーが途中選択することになります。
3周目は確定で、賽は投げられたのストーリーに進んでいきます。

特に1周目の途中で、ルビコンの解放者レイヴンの火のエンディング分岐のための重要な選択ミッションがでてくるのですが、これがものすごく迷います。
なぜなら、このルビコンの解放者レイヴンの火は、ストーリー的には真逆の展開となるのです。

よくある大人の寓話で説明すると、主人公は今まで自分を育ててくれた父のような存在から、お前は俺の達成できなかった、ある使命を引き継いでほしいと言われます。そして、その使命を遂行するために、彼の古くからの友人である年上の素敵な女性をサポートしてほしいと言われます。

かたや、主人公には内緒でつきあっていた素敵な若い彼女がいます。彼女はその使命に反対で、逆に父親とその年上の女性をあなたの人生から排除して、私が考える理想をかなえてほしいとお願いされます。

今まで世話になってきた父と姉のような年上女性の頼みを聞くか、若い彼女の願いをかなえるか、二者択一の決断をせまられるのです。
一方の願いを聞けば、一方を完全に裏切ることになり、最終的には彼の人生から排除しなければなりません。
プレイヤーは両者と仲良くしたいのに、と考えつつも、どちらかのストーリーを選択せざるを得ない状況となります。

この実際の人生でもありそうな二者択一と決断に伴う責任(ゲーム上ですが)は今までのゲームにはなかったものですよね。例えば、FF16はスクエニが練りにねった決まったストーリーをプレイヤーがなぞっていくだけです。それはそれで映画みたいで楽なのですが、「アーマード・コア6」はあくまでプレイヤーの選択に任されるのです。

この辺りは深読みすると、フロム・ソフトウェアの宮崎英高社長が若い時に愛読していた会話型ロールプレイングゲーム「ダンジョンズ&ドラゴン」などのストーリー分岐方法にも通じるものがあるのかもしれません。

3周目のストーリー「賽は投げられた」は1周目でも2周目でもない新たなストーリー展開ということで、これはこれで、こんな世界線もあったのかと驚かされました。

エルデンリングのエンディングは、ストーリーが変わるというよりは、エンディングのみが変わるレベルのものでした。このように中盤からのストーリーが真逆に変わる世界観は、このゲームならではのものでした。

ちなみにこの1周分のストーリーを構成するのがチャプターであり、その下にミッションという、一つ一つのプレイヤーが達成する任務があります。
逆に言うと、プレイヤーは一つ一つのミッションをクリアしていくことで、そのうちチャプターをクリアして、最終的に1周分のストーリー全体をクリアするシステムとなっています。

ミッションはストーリー分岐に関係するものもしないものもあります。また、一つ一つのミッションは達成しないと、次のミッションチャプターには進めません。そして、各ミッションを達成すれば、それぞれお金がもらえ、そのお金を使ってショップで欲しい武器やパーツが買えるようになります。

ミッション数は3周分のストーリーを全部合わせて53個あります。周回で繰り返すミッションもあるため、1周目だけでクリアするべきミッションは37個です。1つのミッションをクリアする時間は30分から、長いものでは数時間かかりました。

各ミッションのクリア条件としては、それぞれボス戦、中ボス戦、敵殲滅、全アイテム回収などいくつかのパターンがありますが、同じものは一つもなく、飽きることなくできました。


2. 登場するキャラクターがそれぞれ味があり素晴らしい

ルビコニアンのエア
会議でのレッドガン総長ミシガンの発言


実は「アーマード・コア6」では、メカロボに乗っている人間は一人も画面上に出てきません。あくまでキャラクターは声のみで出演します。こんなシステムも他のゲームには見たことがありません。

あくまで声でしか出演しませんが、以下のような個性豊かなキャラクターたちが登場します。
<主人公側>
ハンドラーウォルター(男性)
エア(女性)
オールマインド(女性)

<ベイラムコーポレーション レッドガン部隊>
G1 ミシガン(男性)
G2 ナイル(男性)
G3 五花海(ウーフーハイ)(男性)
G4 ヴォルタ(男性)
G5 イグアス(男性)
G6 レッド(男性)

<アーキバスコーポレーション ヴェスパー部隊>
フロイト(男性)
スネイル(男性)
オキーフ(男性)
ラスティ(男性)
ホーキンス(男性)
メーテルリング(女性)
スウィンバーン(男性)
ペイター(男性)

<ルビコン解放戦線>
サムドルマヤン(男性)
ミドルフラットウェル(男性)
インデックスダナム(男性)
リトルツイイー(女性)
リングフレディ(男性)

<技術者集団RaD>
シンダーカーラ(女性)
チャティスティック(AI)
オーネストブルートゥ(元RaD)(男性)

<独立傭兵>
スッラ(男性)
ノーザーク(男性)
コールドコール(男性)
六文銭(男性)
キング(男性)
シャルトルーズ(女性)
レイヴン(男性)
ケイトマークソン(女性)

全ての登場人物は、声だけでミッションのブリーフィング説明主人公宛の通知を送ってきます。また、戦闘中はメカロボの中の声として、各キャラの会話や見方との通信、そして、つぶやきや声などが聞こえてきます。

つまり「アーマード・コア6」では、このビジュアルキャラ全盛の時代にキャラクターは一切画面にでてこないで、音声だけなのです。ただ、それが逆に、我々プレイヤーの想像力をかきたててくれます
なまじ決まったキャラ映像が出てこないため、プレイヤーが声からその登場人物像を好きなように想像できるわけです。

こんな手法のゲームは今までありましたか?
そして、だからこそ、このそれぞれのキャラクターの声優さんは超一流のプロの声優さんを当てているようです。

以下が主な主人公の声優さんたちです。
いずれも有名アニメや映画吹替で活躍されている方々です。
ハンドラーウォルター(男性):板詰貫行
エア(女性):ファイルーズあい
オールマインド(女性):潘めぐみ
シンダーカーラ(女性):下山田綾華
チャティスティック(AI):青山穣
ミシガン(男性):佐藤せつじ
イグアス(男性):土田大
スネイル(男性):手塚ヒロミチ
ラスティ(男性):加瀬康之

それぞれの声がめちゃくちゃ良い!
特にエアの声は人気のようですが、私はシンダーの声派ですw
シンダーの声優さん、下山田さんはご自身のYouTubeで「アーマード・コア6」のゲーム配信もされていて、これもまた面白かったです。

そして、この声だけキャラですが、父親のようなウォルター、彼女のようなエア、年上あねごのシンダー、笑えるAIのチャティ、イケメン風なラスティなど、ものすごくキャラ設定に幅があります

また、グループとしてよく出てくるベイラムのレッドガン部隊体育会系で、ミシガン総長の統率力が凄まじいチームだし、アーキバスのヴェスパー部隊は企業色が強く、頭は良いが、プライドが強いスネイルの下で各隊員がそれぞれの思惑で動く打算的なチーム、と対照的なチームカラーも面白かった。

ベイラムとアーキバス



そして、主人公のレイヴン自分がどんなキャラかは一切出てこないし、一切会話しません主人公はあくまでプレイヤーであるとこだわりなのでしょうか。このあたりは先程のストーリー選択をプレイヤー責任でやることにつながっているのかもしれません。この前にプレイしたFF16の主人公クライブとは対照的ですね。


3. アクションの操作性が今まで経験したことのないほど素晴らしい

空中戦


アクションにも驚かされました。一般的なアクションゲームの戦闘シーンは地面の上で行われることから、左右と前後の動きですよね。この「アーマード・コア6」は、それに上下の動きが加わり、完全に3次元のアクションゲームとなります。

対戦では、基本的には敵の周りをまわりながら、左右にクイックブースト(加速)して、敵の攻撃をかわしながら、タイミングをみて前につめて近接で攻撃したり、また、相手が範囲攻撃など仕掛けてきたら、後ろに下がって回避したりするところは同じです。

「アーマード・コア6」には、これに空中浮遊が追加されますジャンプボタンを長押しすると、推力があれば上に移動していきます。また推力を切れば落下していきます。
そして、「アーマード・コア6」では通常のダッシュ、すなわち「ブースト(加速)」に加えて、超加速の「アサルトブースト」というボタンというか、機能があるのです。
この「アサルトブースト」が今までのゲームにないくらいの気持ちよさです。

例えば、上に向けて「アサルトブースト」を起動させると、空に向かって一直線にロケットのように飛んでいくのです。これはすごい感覚です!地形の高低差のある場所の探索時や、敵に囲まれて逃げる際に「アサルトブースト」を使って、ぶっ飛ぶことができます。

そして、戦闘時も相手に向かって「アサルトブースト」することで体当たりキックをして、相手に肉弾戦としてのダメージを与えることもできます。この「アサルトブースト」を使えば、上空を飛んでくる大型宇宙艦隊も、艦隊の上まで「アサルトブースト」で飛び、そこから攻撃をしかければ撃ち落とすことができます。
まさに、ガンダムの世界ですね。

また、アーマード・コア同士の戦闘では、2次元の動きに加えて、空中に移動する動きをミックスすると結構、的確な攻撃ができます。戦闘アクションが今までの数倍楽しくなりました。


4. 自分で好きにカスタマイズできるアーマード・コアを作れる

序盤の使用機体
後半の使用機体


主人公が搭乗するのはアーマード・コアというメカロボ機体ですが、この機体構成は1種類ではなく、武器はおろか機体部品まで含めて、様々なパーツを組み合わせてカスタマイズすることができます

通常のアクションゲームは人間なので、せいぜい武器や防具くらいですよね。アーマード・コアは自分の体そのものもパーツという位置付けで交換できるのです。

基本となるパーツは以下のように分かれているものを組み合わせます。
頭部
コア(胴体)
胸部(肩と腕)
脚部(腰と脚)

さらに、中のシステムもインナーパーツとして交換できます。
ブースター(推力関係)
FCS(攻撃アシスト)
ジェネレーター(エネルギー)

4つの筐体と3つのインナーを組み合わせて自分ごのみの機体を作るのですが、それぞれに結構なパーツの種類があります。
頭部 22種類
コア(胴体) 16種類
胸部(肩と腕) 16種類
脚部(腰と脚)22種類
ブースター(推力関係)11種類
FCS(攻撃アシスト)10種類
ジェネレーター(エネルギー)14種類

実際は、最初から全パーツがあるわけではなく、ストーリー進行で増えていくのですが、それでも組み合わせパターンは迷うところです。
ただ、ここでそれぞれに一番強いパーツを組み合わせれば、一番強い機体を作れるのでは、と考えると思いますが、それをできないところがミソとなっています。

それはなぜか。

強いパーツや武器を組み合わせると、それぞれに重量エネルギー負荷という数値を持っており、それを組み合わせた合計に対して、積載上限エネルギー上限というリミット値があるのです。
リミット値を超えた機体は出動できない、または出動しても極端に動きが遅くなります。

ちなみに、重量リミットは胸部と脚部のパーツの性能に依存し、エネルギーリミットはジェネレーターの性能に依存します。

例えば、最大のエネルギーリミットを持つジェネレーターは逆に重量がめちゃくちゃ重くなり、積載上限にひっかかりやすくなります。
そのため、積載オーバー、エネルギーオーバーにならないで最強のアセンを作るバランス調整が必要となります。

そうした上限をクリアして、上手に組み合わせた自分の機体パターンは保存できるようになってます。そのため、私は、途中からは、新たにアセンブリをするのではなく、保存している「以前のベストプラクティス」ロードして使うようにしていました。

こうした実パーツ本体以外に全体、そして各パーツごとの色や見た目も自由に変えられます。さらにはデコール、つまり絵を描くなどの機体の飾り付けもできるメニューもあり、無限大のカスタマイズができます。この色つけと飾り付けだけで、何時間も費やすプレイヤーもいるとのこと。こういうのが好きな人にはたまりませんね。


5. 武器のバラエティが豊富で質感が痺れる

実弾武器のエフェクト
エネルギー武器のエフェクト


私の今までのアクションゲームはエルデンリングに代表されるように、剣、槍などを主体とする武器がほとんどでした。ところが、「アーマード・コア6」に登場する武器は少し違います。より現代というか未来の武器であるため、基本的には銃やミサイルタイプのものとなります。

以下のような武器としての種類があります。
近接武器
ハンドガン
ライフル
キャノン
バズーカ(実弾オンリー)
ミサイル
ショットガン
マシンガン
グレネード(実弾オンリー)

さらには「アーマード・コア6」の舞台は未来ということで、いわゆる実弾武器以外に以下のようなエネルギー武器というジャンルが上記の武器種類に交差されます。
パルス
プラズマ
光波
レーザー
コーラル(未知の物質)

例えば、私が好きで使っていた武器は、次のようなエネルギー武器です。
パルスブレード(近接武器)
レーザーキャノン
プラズマライフル
光波ミサイル
コーラルライフル

このように、武器の種類が非常に多く、それだけでも楽しい。試し打ちをしてみたくなります。
そして一つ一つの武器の使用感が半端なくリアル(実際試したことはないので、正確には疑似リアル)なのです。

例えば、実弾武器のグレネードなどを撃ち込むと、的にものすごい衝撃波と爆炎が入ります。また、レーザーキャノンは、逆に素早く青い光線が的確に相手に刺さります
光波ミサイルであれば、緑色の飛行線を描くし、コーラルライフル赤い光線が当たると球状に膨らみます
戦闘の際の武器使用時のビジュアルが、それぞれの武器に合わせて、ものすごく疑似リアルなのです。

ただ、私のように、剣での戦闘が好きなプレイヤー向けに近接武器としてブレードと呼ばれる武器が何種類か用意されています。ブレードはつまり剣です。「アーマード・コア6」でも剣での戦闘ができるのです。私はここぞというときにはブレードでの1撃、2撃を入れていました。

これもまた爽快なんですよね。
こうした武器に憧れるのはやはり男の子だからなんですかねw
(女性のプレイヤーさんの意見も聞いてみたいところです)

6. 3周回しても飽きさせない微妙なストーリー分岐やログなどの付帯要素

各所にランダムにある隠しパーツ


エルデンリングにしても、他のアクションRPGでも、マルチエンディングが用意されていることはよくあります。ただ、往々にして、周回するのは結構面倒くさいのですよね。
武器やレベルは上がり強くなったとしても、基本的に同じことをまたやることは結構我慢大会となります。

この「アーマード・コア6」では、もともと3周回をする前提なので、その辺り、飽きさせないような配慮がされいるようでした。

その一つは、2周目しかないミッションや3周目しかないミッションが結構あることです。
特に3周目ミッションは3つ目のストーリーエンディングに向けて、大幅に異なる展開のミッションがでてきたので、周回という感じではありませんでした。

また、1周目と同じミッションでもALTミッションとして、途中で内容が変わってしまうものも結構用意されており、周回というよりはちょっとずつ違う、世界線の異なるミッションをこなしているような感覚で面白かったですね。

また「アーマード・コア6」には1周目から「戦闘ログ」と「情報ログ」そして「隠しパーツ」という、各ミッションにランダムに配置されているアイテムがあります。私は1周目はストーリー重視でやって、2周目以降で、そうしたアイテム回収をするため、周回も飽きなかったですね。

特に「隠しパーツ」は、そこでしか手に入らないパーツですし、「戦闘ログ」を多く集めると、累積数に応じて新武器が手に入ります。


7. ボス戦の楽しさ、難易度については賛否両論

最強だったバルテウスを倒したところ

以前のアーマード・コアシリーズを経験していないのでわからないのですが、今回の「アーマード・コア6」の売り、面白みの一つは強力なボスとの「ボス戦」かと思います。この「ボス戦」の難易度が高い点については、賛否両論あるかと思いますが、やはり、同じフロム・ソフトウェア社の「エルデンリング」の成功が影響していると思います。

「エルデンリング」が成功した理由の一つに、強力なエリアボスとのボス戦がありました。そのボスが強ければ強いほど、プレイヤーが様々な武器や試行錯誤をして、ようやく勝利したときに大きな達成感を得る、というシステムです。

このフロム・ソフトウェア社が作り出したボス戦達成感システムは、この「アーマード・コア6」でもしっかりと踏襲されています。
特に最序盤に出てくるボス、爆撃ヘリを何度やっても倒せない初心者がゲームが投げ出してしまった話は、ネットでも有名になりました。

ちなみに「アーマード・コア6」で強かった3大ボスは
バルテウス(チャプター1最終ボス)
シースパイダー(チャプター2最終ボス)
アイビスシリーズ(チャプター4最終ボス)

と私は思います。
特に1周目のバルテウス、アイビスは何回、何十回、下手したら100回以上対戦して、ようやく勝つことができました。勝った直後はいつものように思わず雄叫びをあげましたw
ただ、その後のソフトアップデートで、初心者向けに「アーマード・コア6」でのボスの難易度は若干弱体化されたようですね。
ここで挫折してしまうと、このゲームの最も素晴らしいエンディングストーリーが体験できないですからね。

ちなみに、3ストーリーの最終ボスは、ストーリー重視ということなのか、それほど強くはないです。ある程度、適切な武器、パーツでアセンブリすれば勝てるレベルでした。

以上のように、「アーマード・コア6」についての私の評価は100点満点中120点です。
エルデンリングやダクソシリーズも含めて、私が今までにやったゲームの中で、現時点では最高の評価です。

それでは、逆にマイナス評価になる点がないかを敢えて考えてみました。
1. 情報ログの全体数と回収の目的が不明
2. チェックポイント後の難易度の高いボス戦
3. ストーリーボスの難易度


1. 情報ログの全体数と回収の目的が不明
少し細かな内容となりますが、先ほども書いたように「アーマード・コア6」アイテム「戦闘ログ」と「情報ログ」そして「隠しパーツ」の3種類があります。
このうち、「戦闘ログ」は明確に収集を達成すると、より強い武器がもらえます。「隠しパーツ」は新たなパーツがもらえます。

それでは「情報ログ」は何のために集めるのか。アイテムなので、集めることが目的と考えれば、各ミッションで探して集めることも楽しみにはなるのですが、それにしても、各ミッションで「情報ログ」があるのかないのか、何個あるのかがどこにも表示されない。
「アーマード・コア6」3周全部の「情報ログ」一覧がないため、仕方ないので、ネットの攻略サイトでの記載を参考としました。

また、各ミッションで「情報ログ」を集めたかどうかがゲーム内では簡単にチェックできません。(回収済みの情報ログ一覧はあるが、それがどのミッションかはわからない)
これなどは、戦闘ログと同じように、各ミッションの結果に回収コンプリートという表示が欲しいところです。

2. チェックポイント後の難易度の高いボス戦
先ほどあげた最強ボス3つ、バルテウス、シースパイダー、アイビスシリーズの3つのボス戦はスタートから遠く離れた、チェックポイントと言われるミッションの途中から何度でも対戦できます。ただし、もしボス戦がプレイ時間内に終わらなかった場合、一度ゲームを終了させてしまうと、次に起動した時にはミッションスタートからになります。

そこからチェックポイントまで行くためには、一度、若干面倒な雑魚狩りをまた行わなければ行けないのです。つまりボス戦をセッションをまたいでも、繰り返しできるようにはなっていない
私は、バルテウスとアイビスについては、1日では終わらずに数日かかってしまいました。そのため、いちいちミッションの途中から始めたくないため、プレステを数日間スリープ状態にして、ボス戦前の状態に強制的にしていました

エルデンリングの場合はボス戦前のチェックポイントにセッションをまたいでも行けましたので、柔軟にボス戦だけをやることができました。同じように強いボス戦前のチェックポイントにはセッションをまたいでも行けるようにしてほしかったです。


3. ストーリーボスの難易度
先程あげた3つの最強ボスは、いずれもストーリーの中盤に出てくるボスです。これとは別に、3つのストーリー最終にラスボスが登場します。
このラスボスの難易度があまり高くありません。こちらは、やはりフロムのラスボスですから、もう少し難易度上げても良かったと思います。ラスボスと何度もやる分には誰も文句はないと思います。むしろ何度もやりたかったです。

以上のように、「アーマード・コア6」は本当に素晴らしいゲームで、私の短いゲーム人生の中で、現時点で最高のゲームです。
是非、DLCの制作販売を期待します!

それから、アーマード・コアの過去作品もPS3以前なのでPS5、PS4でリマスターしていただけないでしょうか。

最後に私の「友人」の攻略動画サイトをご紹介します。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEbUkQNU6A35dMGS7xPrls0vERayMCU4t

それでは。


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