見出し画像

コロナ禍のライブ配信~未来について考える

こんにちは、PRIME代表の阿部伸弘です。
PRIMEはライバーマネジメント事業を軸としたITスタートアップです。
学生時代に起業してから10年、SNS領域でスマホアプリを作り続けてきました。
2017年以降は、ライブ配信者を生み出し育成するライバーマネジメントに特化しています。

ライブ配信についてよく知らない方に向けて、業界の情報発信をしています。
第3回はライバーマネジメントについて書いたので良かったら見てください。

本日はコロナ禍のライブ配信~未来について考えていることを書いていきます!

新型コロナウイルス(COVID-19)による市場の変化

正直コロナが流行り出した直後は、ここまで業界が伸びるとは思いませんでした。
接客業や飲食業で働いていた、その他リアルの仕事がなくなった人が一気にライブ配信を始めるようになりました。
配信プラットフォームもライバーマネジメント会社も、一斉にマーケティングを施策を強化しました。
コロナでリモートワークが導入されて通勤時間分に余裕が出たことや、家での過ごし方の多様化、経済的に安心するためにも、副業する方が増えましたよね。
この1年は、ライブ配信を副業にする人が目立ちました。
Twitter等のSNSでスカウトされた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

例えば普段は大手企業の正社員として営業職で働いている30代の女性。
貯金を目的に副業を始めたいと考えていたそうなのですが、初月から10万円の収入になり、現在は30万円程度。
つい最近は北海道で看護師として働いていた方が始めたり、コールセンターやIT企業にいる方まで、多様な業種の方に興味を持っていただいています。
副業って専門的なスキルがないとできない仕事ばかりじゃないですか。
ライブ配信は、真っ当に安全に、専門性がなくても個を活かして仕事をする体験ができるんですよね。
努力して継続すれば額も大きいので、楽しみながら仕事をしたい方には向いています。
経済的に自立して生きたいという女性が増えている中で、「ライバー」が新しい選択肢になっています。
ライバーは場所問わず働ける仕事なので、元々地方在住者が多かったんです。
コロナを機にフルリモート化した会社も多いですから、これからもっとライバーは増えていくんじゃないかと思います。

ゲームやIT関連のエンタメ領域はコロナによる巣ごもり需要でどの会社も恩恵を受けました。
ライブ配信はエンタメ領域の中でも、「人と会って話せない」ことによる寂しさに刺さったことが急成長のきっかけかと思います。
ライブ配信は雑談がメインなので、日々の何気ないちょっとした話がリアルタイムで直接的できるSNS。
リスナー(ライブ配信では視聴者のことをリスナーと呼んでいます)にとって、顔を見ながら話すようにコメントを通じてコミュニケーションをできる体験は、家で一人でいる時間の寂しさをプラスに満たすことができます。
リスナー層は30代以上の男性が多く、コロナによる経済的なショックよりも、話を聞いてほしいという人との繋がりやコミュニケーション不足が課題になっていたのかもしれません。


PRIMEが考える今後のライブ配信業界

ライバーを目指す層が広がったことによる気づきは、どういったきっかけで始めたライバーであったとしても、ライブ配信に関連する悩みや不安は同じだということ。
現在ライバーは急増中で、これまでは一般人が大半でしたが、最近は芸能人とかインスタグラマーも入ってきている傾向にあります。
例えばYouTubeでいう「ヒカキン」さんのような、ライブ配信を代表するライバーが出てくることが想定されます。
投げ銭の額も右肩上がりで、様々な特徴を持った新しいプラットフォームが次々に生まれています。

ライブコマース単体のアプリも人気が出てきました。
メインのターゲットは女性で、アクセサリーとかハンドメイドのものが安く買えます。
コロナで買い物をECに切り替えた方の増加はもちろん、特定の商品を検索して買う以上に、ECプラットフォームの中でどの商品がいいかをカテゴリー内から探すことが増えたと思います。
ECが当たり前になったことで物が溢れかえっていて、何がいいか調べるだけで結構時間かかりますよね。
メルカリチャンネルは2019年にクローズしてしまいましたが、ECとライブでのコミュニケーションが浸透した今、ライブコマースにも可能性が出てきました。
最小限の時間で良い物が欲しいですし、商品への質問回答が映像で見ながらライブで返ってきたら、信用度が上がって買っちゃいますよね。

ライブコマース以外にも、インターネットコンテンツの多くはライブ化していくでしょうし、技術革新でライブでのコミュニケーションの質が高まっていくはずです。
ライバーとリスナーがいい関係性になれるようなコミュニケーション設計を考えていきたいです。

リスナーの方とも直接お話しする機会があるのですが、毎回新しい気づきがあります。
ライブ配信で得られる「体験」を求める潜在層は、莫大で計り知れません。
しかし外から見たら、ライブ配信上で何をやっているか分かりにくいため、まだまだ必要としている人に届いてないなと。
それには、ライブ配信という新しい文化自体を世の中の当たり前にする必要があると考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
スキを押していただけると励みになりますので、是非よろしくお願いします。
また次々新着記事を書いていきますので、フォローもいただければ幸いです。

次回は、具体的にどんなライブ配信アプリがあるかについて書きたいと思います!

この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?