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日本郵便は、リアルとデジタルを融合する郵便局のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現の一環として「みらいの郵便局」の実証試験を大手町郵便局で始めると発表しました。

日本郵政は昨年5月に策定した5カ年計画の中期経営計画で、郵便局網とデジタルの融合を目標のひとつに掲げていて、今回の実証実験の結果を元に令和5年度には5種類の実験局を開設、地域やニーズに応じて6年度から全国展開を進める方針です。

私も毎月のように郵便局を利用させてもらっていますが、そんなに不便に感じたことはないんですよね。

でも、一部のサービスでまだデジタル化が進んでいなかったり、手続きに手間がかかったりと、サービスの向上をもくろむ企画に期待が高まります。

みらいの郵便局の取り組みでは、リモートで金融相談ができるライフカウンセリングコーナーやデジタルサイネージを配置したラウンジスペースを新設するらしいのですが、とりあえずサイネージを置いてデジタル化ってするケースがやたら多いなという感想です。。

あとは、クリニックなどでも導入が進んでいますが、混雑回避のための順番待ち番号札についたQRコードからスマホで待ち時間や人数が確認できる「デジタル発券機」や、自分で普通郵便の郵送料や包装材の購入が行えるセルフレジも用意するとのこと。
このあたりも既存のサービスの組み合わせですぐにでも実現可能です。

日本郵政グループの飯田恭久グループデジタル責任者(CDO)は「リアルの郵便局ネットワークとデジタル技術を融合し、来局した客の体験価値を徹底的に高めたい」と述べています。

日本郵政は、中計でグループ一体化でのDXの推進を掲げていて、窓口業務運営のデジタル化をはじめとする「デジタル郵便局」には200億円程度の投資を見込んでいます。
グループ全体のIT投資は5カ年で4300億円程度の計画を組んでいるようなので、人口減少と高齢化が進む地域構造や他サービスとの連携などを視野に入れつつ、社会課題をデジタルで解決するDXの取り組みに期待ですね。


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