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誰にでも起きる「プラトー現象」と「スランプ」の違いと捉え方

最近調子悪いなぁ~、スランプかな~、と思ったりすることないですか?

新しい何かを身につけようと学習したり、仕事に取り組んだ時、最初の頃はは行動量に比例して成長を感じるものだと思います。

でも、ある時点を境にして、成長を感じられなくなる時が来ます。
いくら練習しても、がむしゃらに仕事しても、成長が実感できない感覚。

「やっぱりむいてないのかなぁ」「これ以上伸びるのかなぁ」「ここが限界かぁ」と思う前に、ちょっと考えてほしいのです!

成長曲線はひとそれぞれであって、現状をどう捉えるかで、成長スピードは変わっていくのです。

というわけで、今日は「スランプ」と「プラトー」の違いについて解説します。


まずは、「スランプ(slump)」から。
この言葉は、「急落する」とか「ドスンと落ちる」という意味を持っています。このことから、日本ではスランプに陥ると言うと本来出せるパフォーマンスが出せずに結果や成績などが下がってしまうことを指します。
つまり、スランプに陥るということは元々が「好成績」を出している状態でそこから「下がる」ということが正しい使い方なのです。

でも、世間一般の使い方を見てみると、実は「プラトー(現象)」に当てはまることが多いのです。

「プラトー(Plateau)」は、フランス語の名詞です。
この言葉は、「高原」や「台地」を意味します。
平野や盆地と比べて高い所に位置しているということから、そこまで登ってから停滞することを高原現象(プラトー)と呼びます。
このように、プラトーとは成長過程において一時的に停滞することを指します。つまり、スランプと違って、結果や成果が「下がってはいない」、「伸びしろがある」状態なのです!

簡単に言うと、「階段の踊り場」を想像してもらえれば分かりやすいと思うのですが、頂上に向かうまでの横ばいの状況なので、決して後退も滑落もしていないのです。

現状のある地点から落ちてしまうのがスランプで、一時的な停滞をプラトーと捉えると、今の自分がどちらなのか、整理しやすいと思うんですよね。

成長していないから諦めるのではなく、誰でも一時的な停滞の局面は訪れるわけで、それをネガティブに捉えてしまうと、スランプかのように見えてしまいます。

でも、「あ、これはプラトー現象だ」と捉えると、ポジティブになり、階段をひとつずつ登っていく過程に居るのだと気づくはずです。

成長が止まってしまったのではなく、中間地点に辿りついたと捉えてみると、これまで積み上げてきたものを振り返るきっかけにもなりますし、到達地点までの差分を測る指標にもなると思うんですよね。

行動力や思考力によって、スランプであろうが、プラトーであろうが、乗り越えていけると思うのです。

成長するもしないも、成長させるもさせないも、その現象の捉え方ひとつということですね。


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