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DXを進めたいけど、社内でどうやって予算を確保すれば良いのか

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するには、十分な予算を確保する必要があります。

たとえ綿密な計画を立てたとしても、十分な予算が確保できていなければDXの推進は図れません。

しかし、経済産業省のレポートによると、日本企業においてIT予算の9割以上は現行システムの維持・管理に充てられており、諸外国と比べて攻めのIT投資が少ないのが現状です。

DXは、基本的にトライ&エラーを繰り返す取り組みですが、従来のような年度予算を組みだけではアジャイルプロジェクトには対応できません。

そのため、必要に応じて現行システムの維持管理費とは別に、を推進するための予算を確保することが重要となりますが、原資に不安がある場合は、既存のビジネスプロセスを対象にDXを進めるのがおすすめです。

そもそも、ビジネスモデルのDXに取り組むには、ツールや機材の導入が必要なので大きな投資が必要になるとともに、効果が現れるまでに時間がかかります。

しかし、既存業務の定量化を図り、コストカットや効率化を実現できれば、ビジネスモデルのDXに取り組むための予算を確保することができます。

特に、営業部門は企業に利益をもたらす原動力となる部門なので、段階的にDXを推進していく場合は営業部門から着手するのがおすすめです。

営業部門におけるビジネスプロセスのDXの手法としては、Web接客やSFA/CRM、ホームページにおけるチャットボットなどの活用などが挙げられます。

また、書類の電子化から着手するのもおすすめです。
書類の電子化は、一部の部署や業務から取り組めるとともに、業務の効率化につながるため新たな予算を確保しやすくなります。

なお、DXは実体が見えにくく、効果が実感しにくい取り組みなので、どれだけ小さくても良いので社内で成功体験を共有することが大切です。

小さな成功体験を共有するアーリースモールサクセスを意識して、実体を見えやすくすることがDXの取り組みを定着させていくポイントとなります。



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