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コミュニケーション能力が高いひとの特徴

20年くらい前、求人誌の募集要項をクライアントからヒアリングして、ライティングするお仕事をしていました。

その時に、よく使っていた(今もよく見かけますが)のが、「コミュニケーション能力が高いひと募集!」です。

当時は、ストレートに書いてしまうと、求人誌の掲載規定にひっかかってしまうので、試行錯誤して表現を工夫して伝えていましたが、今は普通に使えるんですかね?

この、「コミュニケーション能力が高いひと」とはどのような特徴があるのでしょうか。

よく、「コミュニケーション能力 = しゃべりがうまい」と誤解されがちです。無口だけれど慕われているひともいれば、しゃべりがうまくても嫌われるひともいます。

この違いは、相手に快感を与えているか、不快感を与えているかの違いだと思います。

つまり、「コミュニケーション能力が高い = 相手をいい気分にするのがうまい」なのです。

この、相手をいい気分にすることができれば、コミュニケーション能力が高まるということになります。

相手をいい気分にする方法は心理学の分野でいろいろな研究がされていて、様々な方法があります。

例えば、アイメッセージ、ミラーリング、タッチング、マイナス・プラス法、フランクリン効果、ウインザー効果、類似性の法則、メラビアンの法則、共感、などなど。

ビジネスにおけるコミュニケーションは、人間関係を円滑にさせるのに有効な手段であり、そのなかでも、言葉や身振り手振りなどで知識・価値観・意見・考え・感情などを情報・伝達・通信をすることで、意思の疎通や心の交流をはかる力のことです。

コミュニケーション能力が高い人の特徴として「伝える(話す)能力」と「受け取る(聴く)能力」「観察力」の3つに分けられますが、そもそもの大前提として、相手をいい気分にさせるコミュニケーションは、必須条件だと思います。

ひとは、本音を隠していたり、きちんと伝えられていなかったりする場合が非常に多いです。

相手の本心をくみ取るように話を進めることで、次第に「相手が本当に伝えたかったこと」が見えてきます。
本心をくみ取ってもらえた相手は、くみ取ってくれた人に対して「ちゃんと聞いてくれている」と感じ、次第にその人のことを信頼するようになっていくのです。これが気持ちのよいコミュニケーションですね。

また、相手の気持ちに配慮しながら、気分よく話してもらうことで、信頼関係も深まり、見えなかった本心をさらけ出すことにもつながります。

相手の気持ちは言葉だけではなく、表情や仕草などの非言語の部分にも隠れていることが多いです。

しっかりと相手を観察しながら相手の気持ちに配慮することで、より信頼関係は深まっていくでしょう。

何よりも相手の立場や視点に立って、物事を捉え、コミュニケーションが取れれば、すれ違いや誤解が少なくなっていくでしょう。

自分も時々相手視点で考えられなくなってしまうことがあるので、常に意識しておきたいです。


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