デジタル時代のビジネスは、良い商品やサービスが売れるというロジックが通用しない
ビジネスで売上を伸ばす方法はたくさんあります。
そのなかでも昔から定番になっているのは、商品やサービスの質を上げていくことです。
同じ商品やサービスを扱っている同業者が多いなか、それらと差を付けたいならクオリティにこだわる必要があります。
それは事実ですが、単にクオリティにこだわるだけでは不十分な時代になりました。なぜなら、消費者にニーズが細分化してきたからです。
デジタル時代に突入してからは、インターネットを活用してさまざまな情報の入手が可能です。消費者は多くの知識を身につけ、それによって要望にも多様な変化が現れるようになったのです。
そのため、いくらクオリティが高いといっても、それを多くの人々が求めるとは限りません。質は一つのファクターにすぎず、消費者の要求に柔軟に対応していくことが求められています。
言い換えると、大量生産と大量消費の時代はすでに終わったというわけです。
いつまでも過去のセオリーにとらわれていては、デジタル時代をリードしていく存在にはなれないでしょう。
ここで大事になるのはデジタル市場の要件を正確に把握しておくことです。従来のアナログ市場とはいろいろな点で違いがあるので注意しなければなりません。
たとえば、高い即応性を備えていることもそのひとつです。
アナログ市場ではニーズが生じてから対応するまでに、数カ月かかることは珍しくありませんでした。
しかしデジタル時代ははるかに加速しているため、それだけ長い期間がすぎると、魅力的な商品やサービスも陳腐化します。
競合他社に後れをとってしまい、シェアをほとんど獲得できない結果になってしまうでしょう。
消費者のニーズを察知して、ほとんどラグのない状態で市場に投入する必要がありあます。
そのために必要な変革(DX)は何か、よく考えてみてください。
現状の設備や機材だけでは対応しきれないケースも多いでしょう。
また、経営者や従業員のロジックを改善していくことも求められます。
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