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ビジネスモデルキャンバス(BMC)を使うとビジネスの成功要因が見えてくる

ビジネスモデルキャンバス(BMC)とは、ビジネスの構造を可視化するためのフレームワークです。

このフレームワークでは、ビジネスを顧客セグメント(CS)・価値提供(VP)・チャネル(CH)・顧客との関係性(CR)・収益の流れ(RS)・経営資源(KR)・主要活動(KA)・パートナー(KP)・コスト構造(CS)の9つの要素に分類して、それぞれの関係性を可視化していきます。

ビジネスシーンでよく使われるSWOT分析や3C分析は、競合優位性を可視化することはできますが、ビジネスモデルを詳細に設計するのには十分ではありません。

一方で、ビジネスモデルキャンバスでは9つの視点からビジネスを分析して、それらの関係性を俯瞰できるのでビジネスの全体像を把握することが可能です。

そのため、ビジネスモデルキャンバスは、特に新規事業開発に有用なフレームワークとして知られています。

また、新規事業を立ち上げる際は様々な立場の人が関わるので、コミュニケーションに支障が出るケースが少なくありません。

しかし、ビジネスモデルキャンバスを作成しておけば、チーム全体の認識のズレが最小限に抑えられるとともに、メンバー全員が同じ方向を向いてプロジェクトを進めていくことが可能です。

加えて、競合他社のビジネスに当てはめれば、競合ビジネスの見える化にも活用できます。

また、ビジネスモデルキャンバスを活用する際は、まず9つ全ての要素を埋めていきます。

基本的には埋めやすいところから埋めていけば問題ありませんが、特に注目すべきは 価値提案(VP)です。

そもそも顧客に提供する価値が無ければビジネスは成り立たないので、最初に自社の商品やサービスを通してターゲットに、どのような価値を提供するのかを明確することが大切です。

価値提案の項目が埋まったら、その価値を誰に提供するのかを考えて顧客セグメントを埋め、さらにそれを実現するためには何をすべきかを検討して「主要活動」を埋めていきましょう。

価値提供・顧客セグメント・主要活動の3つの項目が埋まれば、その他の項目は自然と埋まっていくはずです。


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