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テレワークが進まない理由と進め方について考えてみた

東京都のテレワーク実施率のデータがあります↓

都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は63.6%。
5月の前回調査(64.8%)に比べて1.2ポイント減少。
テレワークを実施した社員の割合は、49.2%と、前回(54.8%)に比べて、5.6ポイント減少。
テレワークの実施回数は、週3日以上の実施が48.3%と、前回(49.9%)に比べて、1.6ポイント減少。

都内の通勤時間帯の電車の混み具合を見ても分かるとおり、出勤されている方が多く見受けられます。

私の周りでは、IT事業者や大学関係者は、ほぼテレワークですし、打ち合わせもオンラインが中心なので、快適です。

ただ、私の会社の取引先の中に、ほぼ毎日のように出勤されている方も多くいらっしゃいます。

話を伺うと、組織の仕組みや手続きの一部が、出社を必要とするものらしく、これは完全に組織のオペレーションの問題だなぁと感じました。

契約書は電子化されているのに、請求書は会社のハンコが必要ですといったものがあって、不思議だなぁ~と思う場面もありました。

一部のデジタル化が進む一方で、デジタル化できない部門が取り残されるという事態ですよね。

徐々にデジタルシフトしていき、全社のデータ連携が実現できれば良いのですが、今まで紙で処理してきたものを明日からデジタルとはいかなかったり、試しにやるにしても失敗のリスクが高いものは、試してもいなかったりしているのでしょうか。

確かに、新規事業や失敗してもやり直しがきく業務であれば、アジャイルでとりあえずやってみて、失敗してもドンマイ!で済ませられますが、経理業務や人事情報は、失敗が許されないですから、簡単にはいかないですよね。

こういったところにテコ入れするためには、最初の手間はかかりますが、並行処理を行いながら、エラーを洗い出して、解消していき、徐々にデジタルへ移行するという方法しかないと思います。

当然のことながら、出社を必要とする業務をゼロにはできない業種や職種があります。

ただ、社会環境の変化に対応したデジタルシフトは、ツールを知る、技術を知る等のITリテラシーの底上げからではないでしょうか。

デジタル技術が進み、UIやUXの精度も高まり、ノーコードやローコードで専門的な知識がなくても、それなりにやりたいことを実現できるツールはあると思うんですよね。

まずは、それらの情報を知る、試しに使ってみる、から始めると良いのではないでしょうか。




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