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【人生が変わる!?】初めてベンチャー企業で働くのに必要な覚悟感とは

こんにちは。“生々しいリアルなビジネス情報を覗く”メディア、ぷりべん!編集部です。

今回は私自身の経験から、
ベンチャー転職において必要だと強く感じた【覚悟感】について、
『ベンチャー企業で働く価値』と紐付けながら語っていきたいと思います。

※この記事を担当している私は、金融系の企業に新卒で入社した後、2社目として「当時6人のベンチャー企業」への転職をした経験があり、その後、「外資系大手企業」を挟み再度現職の「ベンチャー企業」にジョインしております。今回は2社目に入った際のエピソードを中心に話していきます。

1.私が思っていたベンチャー企業へのイメージ

いきなりですが、皆さん「ベンチャー企業で働くことって他の企業と何が違うの?」と思ったことないですか?
私自身、金融系の会社で働きながら初めての転職活動をしているとき、下記のように思ってました。

【ベンチャーに抱いていたイメージ】
・皆、活き活き働いていそう
・社長との距離が近いから学べることが多そう
・スピード感をもって成長できそう
・マネジメント経験を早く積めそう
・業務量が多そう(残業多いのかな、、、)

私は、当時かなり楽観的にベンチャーへの転職を捉えていたので、もしかしたら、これを読んでいる皆さんはもっとネガティブなイメージなどあるかもしれませんね。

2.入社2ヶ月目に起こった『個人的大事件』

上記で書いてきたように、結構楽観的に初めてのベンチャー企業に入社した私ですが、入社2ヶ月目に大きな衝撃が自分の中に走ります。

【入社2ヶ月目の成績】
※当時、社内はAチームとBチーム(私が所属)の2つのチームで構成

個人:売上0万円
全社:売上目標対比:140%(達成!)
Aチーム(3名):売上目標対比:250%
Bチーム(3名):売上目標対比:20%

上記を見て、皆さんどう思いますか?
「Bチームの空気悪かっただろうな」と思う人もいるでしょう。
営業経験が長い方だと「単月で見たらこんなことはよくある話だ」と思うかもしれません。
また、優しい心を持って私の成績に注目してくれたあなたは「2ヶ月目なんだから個人の成績0円なのは、業種次第ではしょうがないのでは?」と思っていただけたかもしれませんね。

ただ、皆さん様々な感想がある中で、きっとこう思った人が多いのではないでしょうか?

【そんな大した事件じゃない気がする、、、】

そうなんです。今回の事件、営業組織としてはよくある話なんです。

「1チーム3人しかいないので、どうしても成績の谷間はできる」
「ビジネスモデル的に1件の成約が大きい業界なので、0件の月もよくある」
「単月を切り取っただけのものである」
「実際、私(新人)の目標は3ヶ月以内に1件の成約だった」

上記のようにちょっと状況を詳細に挙げるだけで、いくらでも言い訳ができる状況なんですね。

3.それでも本当に辛かった

そんな中でも、私はこの時本当に辛くて、申し訳なくて、それでも出来ることがなくて、、、とてもいたたまれない気持ちになります。

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なぜか?
それは、下記に気付いてしまったからです。

【私が0にしてしまった数字は自分自身のものだけではない】

この一行で、勘の良いあなたは気付いたかもしれませんね。

私自身、気になったことは気になった瞬間にとりあえず質問をしてしまうタイプの人間なんです。
入社から2ヶ月間、上司にあたるマネージャー(当然プレイングマネージャーとして個人数字も追ってます)はもちろん、もう一人のチームにいる先輩社員にも気になったことはなんでも質問をしていましたし、チームメンバーは2人とも全て快く答えてくれていました。

つまり、簡単にまとめると下記のような状況だったとも言えるのです。

《私が使った時間まとめ(感覚値)》
①私の時間全て
②マネージャーの時間50%以上
③同じチームの先輩社員の時間10%~20%
計:1.6人~1.7人分の時間?

1.7人分の数字を私自身が0にしているということは、本来3人分の目標に対して、1.3人で達成をしないといけない。

チームの数字が芳しくなかったことがきっかけで、私は入社2ヶ月で
「どれだけ自分自身の存在が会社にマイナスを与えているか」
強く意識するようになってしまったんですね。

※辛い話が次も続きます笑
 大丈夫、きっとハッピーエンド(?)が待ってるはず。

4.事件から気付いた全ての企業に当てはまる事実

2ヶ月目に起きた個人的大事件によって、私は前職の金融系企業に思いを馳せることになります。

なぜか?
それは、こんな真実に気付いたからです。

【この事件は新卒で入社した会社でも、実は常に起こっていたことである】

そうなんです。
当たり前のことですが、これ、どこの企業でも起こり得ますよね?
しかも、新卒で入社なんかしようもんなら、もっと多くの様々な方の時間を使ってもらっていて、その人たちはその間会社の短期的利益に繋がる行動を一切取れなくなっています。

じゃあ、彼らがその時間を使う意味は何なのか?
ここまできたら、きっと簡単ですよね?

【新人が成長すると、戦力が増えて長期的には会社の利益が増えていく】

そう、どんな企業でも、新卒でも中途でも、新人に使っている時間は
「長期的利益のために投資されている時間」なんです。

※長々とここまで語ったクセにありきたりな結論にたどり着いてない?
って、思ってませんか?ちなみに、私は今書きながら思ってます笑
が、大丈夫。きっとここからベンチャーの本質に繋げていける。
はず、、、

5.ベンチャー企業で働く本質的価値とは?

ここまで長々語ってやっとたどり着いたありきたりな結論、きっと皆さん頭の中では、そんなことは分かってる、と思うのではないでしょうか?

そう。私も、分かっている「つもり」になってました。

でも、この事件で、こんなどんな社会にも当たり前に存在している事実を「逃げられない現実」として目の前に突きつけられた気がしました。
初めて、自分自身の【言動】【成果】【周りへの影響】全てが会社の利益に直結するということに気付いたんです。
いや、初めてその事実と「向き合った」のです。

この、「向き合う」というフェーズをできる限り早く実体験することが、
ベンチャーで働く一番の価値だと、今は強く確信しています。

これ、辛いことばっかりじゃ全然ないんですよ?

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自分自身がマイナスを大きく与える可能性があるということは、
プラスも大きく与えることの出来る可能性にあふれています。

実際、私自身、結果を出したときに会社の利益を自分が支えているという実感は何にも代え難いやりがいになりましたし、お客様にも、本気で自分が会社を代表していると思って向き合うことが出来るようになった結果、お客様からの人間的な信頼も頂けることが多くなったと強く実感しています。

ちなみに、私は前述した事件の翌月に全社1位の成績を出すことができ、その成績を出してからチームメンバーにこれまでの感謝と2ヶ月目の謝罪をセットで行いました。
もちろん、メンバー(会社)は謝罪なんて全く求めてなかったです!笑

6.会社も自分もできないことだらけである

今回は、私自身が初めてベンチャーに入社して、2ヶ月目に起こった事件を中心に書いてきましたが、当然、ベンチャーで働いていると最初だけでなく色んな事件が起きます笑

そして、それは企業にとっての大事件であったとしても、
・企業が掲げるビジョンに強く共感している
・いま一緒に働いているメンバーと共に会社を大きくしていきたい
と、思っていればいるほど
どうしても事件と自分が強く紐付いてしまい
大きく精神を揺さぶってきます笑

それなのに(?)、ベンチャー企業には多くのハードルがあります。

・従来からある業界の常識を打ち破れない
・人や金銭面でのリソースが足りない
・認知度が低い
・影響力がない

上記のような会社に足りない要素を考えていたはずなのに、気付いたら自分の実力や人としての魅力・影響力のなさに紐付けてしまったりして、私は、気付いたら『自分という人間の価値』について本気で考えていたこともありました。

【会社も自分も出来ないことだらけである】

こんな結論にきっと多くのベンチャー企業で働いている方々が一回はたどり着いているんじゃないでしょうか。

それでも、

その事実と向き合って、
出来ることと出来ないことを棲み分けして、
出来ないことを出来るようにする優先順位をつけて、
もしくは、出来ることをさらに伸ばす方向にリソースを割いて、

次の一歩を踏み出そうと必死でもがいているんじゃないでしょうか。

でも、そんな出来ないことが少しずつ出来るようになっていくところに、
何にも代え難いやりがいがまた存在することも事実です!
しかも、個人じゃなくて組織全体としてそれを感じることができるんです!

7.初めてベンチャー企業で働くのに必要な覚悟感とは

私は、ここまで書いてきたエピソードから、ベンチャー企業で働く際に一番必要な「覚悟」について、下記のような結論に至りました。

【本当の意味で自分自身と向き合うこと】

自分と本当の意味で向き合うことはとても辛いことです。
今まで見て見ぬふりをしてきた自分のダメな部分やサボってきた部分に改めてフォーカスしなくてはいけません。
また、人間は自分の本当に良い部分を客観視することは非常に苦手な生き物なので、良くない部分ばかりが見えてきたりもします。
※そんな時は、できる限り周りの信頼できる同僚・友人を頼ってください!

ちなみに、自分と向き合うというのはそんなに難しいことをするわけではないんです!
一つ一つの成功・失敗について、なんでそうなったのかを自分の根本の部分から繋げる形で振り返ることがとても大事です。

【例:自分との向き合い方】
・失敗について、本当は自分がもう少し注意したらなんとかなったかもしれないことを、「全て、他人や会社のせい」にしていないか?
・成功について、表面的な要因だけではなく、「自分自身がなぜその行動を取ることができたか」まで振り返りが出来ているか?

8.自分と向き合って良かったこと

とても辛い、自分と向き合うという行為ですが、向き合うことができるようになって良かったことはとてもたくさんあります。

・仕事を全て自分事で捉えられるようになる
=出した成果に本当の意味で自信を持てるようになる
=失敗したとしても素直に反省して次につなげられる(あまり落ち込まなくなる)

・会社や上司の指示を聞いて行動する際の納得感が増す
=自分自身がその指示に従うという選択肢を選んだという自覚ができる
=会社や上司がなぜその指示を出したのか考えることができるようになる

・仕事だけでなく生活全ての意志決定に後悔がなくなる
=自分が今何を最優先で考えるべきなのか、自分の本心が分かるようになる

本当の自分と逃げずに向き合い、そしてその向き合った自分を良い点悪い点含めフラットに認めることができるようになると、仕事は全てがやりがいを帯びてきますし、仕事だけでなく人生全てを本当の意味で肯定的に捉えられるようになっていきます。

向き合うイラスト

だからこそ私は、自分自身と向き合うことができる可能性が高くなるベンチャー企業への転職をお勧めしておりますし、それを支援する仕事に就いています!

是非この記事をここまで読んでいただいた皆さんには、

【自分と向き合う覚悟】を強く持って、
ベンチャー企業で働くという選択肢を視野に入れてみてほしいです!!

もちろん、自分と向き合う覚悟はベンチャー企業に入らないとできないようなものではないです。

あくまでも「ベンチャー企業で働くと、自分と向き合わざるを得ない場面に直面する可能性が高い」という話です。

様々な理由で現職で頑張っていきたいと思っている皆さんにも、是非、自分の周りで起こった出来事と自分を紐付けることで、自分と向き合う時間を作ってみて欲しいと思っています。

きっと、自分が人生を通してやりたいことへのヒント
少しだけ、見えてくると思います。

こんな記事を書いている私も、まだまだ向き合い切れていなかった部分に、ことあるごとに気付いて一喜一憂をして、これをエンドレスで繰り返しながら生活しています!笑

一緒に、自分自身の人生を楽しくするために、向き合っていきましょう!

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最後に、PreVenture(プリベンチャー)という、完全無料で自身のベンチャー適性を高精度で測定し、具体的な企業まで具体的に提案を受けられるサービスをリリースしています!
是非、自分が自分と向き合う時間をより多く作れるような、自分の志向性とあったベンチャー企業を探すためにもご興味があれば使ってみてはいかがでしょうか!



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