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新卒1年で従業員数12000人の大手から、5人のスタートアップに飛び込んだ実体験

こんにちは。“生々しいリアルなビジネス情報を覗く”メディア、ぷりべん!編集部です。

今回は掲題の通り、たった1年で新卒で12000名の大手企業から従業員数5名のスタートアップに転職した、私の実体験をみなさまに伝えさせていただきます。

「ほんとにそんな転職して大丈夫なの?」
「3年働いてから、とか良く聞かない?」

など様々な声や感想があるかと思います。

すべての人がスタートアップという環境にあっているかというわけでもなければ、転職は早ければ早いほうが良いというわけでもないですが、
今の自分にモヤモヤとしたなにかを感じているかたの、少しでも参考になれば幸いです!

《会社規模・業務内容の変化》
1社目
 会社規模:従業員数約12000名 人材業界最大手クラスの企業
 業務内容:神奈川県の企業を対象とした法人営業
2社目
 会社規模:従業員数5名 2018年創業
 業務内容:都内ベンチャーを中心の法人営業、キャリアアドバイザー兼任

1.新卒のときに大手を選んだ理由

大学四年生の当時、私は下記のように考え就職活動を行っていました。
(職種・業界などについては本記事では割愛させていただきます)

・熱量を込められないことを続けるのは大変かも
・自分の興味があることを仕事にしたいな
・興味ある内容は歳をとるにつれて変わりそう
・年功序列はあんまし面白くなさそう
・同じ会社一筋で働き続ける人生は合わなさそうだな

具体性があるわけではなく、抽象度の高い内容だなと思いますが、
みなさんもどこかしら共感できる内容もあるのではないでしょうか。

その上で、下記のような考えもしていました。

・よくわからない会社に入るのは怖い
・せっかくの新卒カードは大切に使いたい
・研修ちゃんとしてないのは嫌だ

その結果、スタートアップに興味をもっていたけれども、
誰しも知っているような大手企業への入社を決めました

大手だから、研修しっかりしてそうと感じたり、
事業内容が幅広いから、知識も幅広く身につきそうと思ったり、
平均年齢が20代後半だから、ある程度は組織に縛られず自由がききそう、
と当時の私は考えていました。

2.スタートアップに転職をしようと思った理由

大手企業に新卒で入社してすぐ、下記のようなところに不満やもどかしさを感じてしまいした。

・面接で伝えていた希望と配属先が違う
・話したことのない偉い人から一方的に指示が降りてくる
・現場では必要と思っていないような研修が多い
・業務フローが細分化しすぎて全体像がわかりにくい

会社規模が大きくなればなるだけ、組織は個人に影響されない「標準化」「マニュアル化」を進める必要があり、企業戦略としては一定仕方がないことだと思います。

ただ個人の主観としては、
「面白くない!!!!!」
といった感情が日に日に強くなってしまいました。

納得ができないことを行うことも、自分の意見が求められてないという環境も次第にストレスやもどかしさに繋がりました。

これを上司に相談したところ、
「今の君に求められているのは、兵隊としての働きだよ。」
と言われ、転職することを決めました。

3.従業員数5名のスタートアップに転職した経緯

なぜ今の会社に入社をしたのかを書こうと思います。

もともと、新卒1年ですぐ転職をしようという考えではありませんでした。
社会人歴1年半~2年半といったタイミングで転職をするために、活動を開始したら魅力的な会社に出会い、入社を決めたという次第です。

魅力に思ったのは、下記の点です。
(ほかに職種面などもありますが、本記事では割愛します)

・経営層や社員、”全員”の考えに惹かれた
・自分で考えて行動すること、意見を伝えること、も求められる
・自分の成果が、会社に与えるインパクトが非常に大きい

在籍している"全て"の社員の考えを聴き、一緒に働きたいと感じたり、
納得していないことは「嫌です」と言ってほしいまで伝えられたり、
自分の成果次第で、会社が成長も傾きもする可能性もあることが、
大手企業でもどかしさを感じていた私には、とても魅力に感じました

こうして私は、新卒1年で大手企業をやめ、今の従業員5名のスタートアップに転職しました。

4.大手を一年で辞めて、スタートアップに入社したときの周りの声

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親・友人・会社の同期から沢山の声がありました。
賛成2~3割、反対7~8割だったかと思います。

「せっかく一年で辞めるのは早すぎる。
今の会社でまだまだ詰める経験もあれば、環境が変わるかもしれない。
3年くらい働いてからでいいんじゃない?」
「社会人になって一年しか経ってない今のあなたを採る企業っていう自体、そもそも心配。」
「もっと貯金してからでいいんじゃない?」
「経営層に惹かれたとか、社員もよかったとかいうけど、その人達も辞めるかもしれないよ」
「でも人生一度きりだから悔いない方を選びな」(by両親)
「ストレス抱えてるなら、転職しちゃったほうがいいよ。なんとかなるし」
「目が死にかけてるし、やりたいことやったほうがいいぞ」
「流石に転職早くね?」
「傍から聞いてるとホワイトだし、年収出るし【前職企業】って良いとこだと思うけど」
(by友人)
「まだ耐えてもいいと思うけど」
「寂しいけど、あなたは転職したほうがよいと思ってた」
「自分も転職よぎったことはあるし、気持ちはわかる」(by前職同期)

転職することに対して反対されることはなく、
「新卒1年でスタートアップに転職すること」に対して懸念を示されることが多かったです。
ただ、スタートアップに行くことに対しては、それに対する私の考えもあったので、伝えると全員応援してくれました。
(時期に関しては、最後まで反対されることもありました)

5.スタートアップに転職することに対する懸念と考え

スタートアップに転職する、となった際に不安なことが沢山あるかたもいるのではないでしょうか。
それに対して私はどう思っていたかをお伝えできればと思います。

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《1》会社倒産とか怖くないの?
これが一番大きい不安かと思います。
日本では18.3%の企業が設立後5年間で市場から去っているというデータもあります。絶対に考慮すべき数字だと思います。
※参考リンク:中小企業省ホームページ 起業後の企業生存率

その上で、私は2点考えていたことがあります。

ⅰ)採用活動をしているということは、事業が好調である可能性が高い
ⅱ)そもそも一生働く企業を探して転職活動をしてるわけじゃない

採用や教育をするにあたっては企業は大きなコストがかかります。
そのコストを払って採用活動をするということは、事業が好調である可能性が高いと思っていました。
また、そもそも一生働く企業を求めて転職活動をしているわけではないので、数年後に会社が倒産したとしてもその際に転職活動を行えばいい、と考えました。

逆に言うと、欠員補充が目的の採用をしている企業への転職や、生涯働く企業を探している方は、慎重に行動したほうがいいかもしれません。

また、スタートアップ・ベンチャー転職のリスクを減らすための方法の記事があります。気になっている方はこちらも合わせて読んでみてください。
【永久保存版】ベンチャー転職のリスクを減らす9つの方法

《2》研修とかあるの?
前職では入社後一年経っても、週1回の講座があったり、eラーニング等も豊富にありました。
スタートアップではそのような研修が完備されていない分、自分で考えて行動することがより必要だと思います。
指示通りに行動することで成果を出すことが得意なかただとそこはミスマッチが生じるかもしれません。

一方で自分自身にあったやり方を考えることで、マニュアルよりも大きな成果をあげることも出来るため、一短一長だと思います。
(自分には必要ではないと思う研修に時間を取られることも個人的には苦痛でした)

《3》年収下がらない?
企業によるという前提はありますが、私は固定給100万円下がりました。
従業員よりもプロダクトにコストをかけたいフェーズ
ということが多いです。
またインセンティブなど業績、成果が与える数字が大きい傾向もあります。
そのため、家庭の事情や奨学金などで年収に一定の保証が欲しいという方は
ある程度成熟した企業の方があっていると思います。

6.入社してみて思った、スタートアップの長所・短所

実際に入社してみたときに、感じた弊社の環境の良いところ気になるところを、なるべく具体的に上げてみたいと思います。
少しでもイメージの参考になれば幸いです。

《良いところ》
・経営層との距離が本当に近くて、普通に漫画の話とかもする
・ビジョン会議などにも参加できる
・採用などの分野にも関われる(合否の権限が全員にある)
・課題発見→改善までのサイクルが早い
・教育が思ったより丁寧
・働き方に柔軟で、平日に病院や美容室に行ける
《気になるところ》
・仕組み化が整っていないため、資料を探したりデータベースの蓄積に難
・オフィス狭くて声響く/Wi-Fi重い/階段しんどい/夏暑い/多分冬は寒い

あくまで弊社の例ですが、大手企業にいた時との違いではこのようなことを感じました。
入社してから今まで、現職に転職したことを後悔したことは一度もないので、良い人生の分岐点だったと思います。

7.まとめ

ここまで記事をご覧になっていただき、ありがとうございます!

あくまで私の経験という限られた一例ではありますが、
同じような現状の悩みを抱えているかたもいるのではないでしょうか。
一方で転職活動をすることが怖いと感じるかたも多いと思います。

「標準化」「マニュアル化」などに抵抗があり、
大手企業だからこそ生じてしまうモヤモヤを解消したいならば、
スタートアップ転職をしてみるのも良いのではないでしょうか。


この記事がかつての私と同じような気持ちを抱えているかたの参考になれば幸いです!

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最後に、弊社ではPreVenture(プリベンチャー)という、完全無料で自身のベンチャー適性を高精度で測定し、具体的な企業まで実際に提案を受けられるサービスをリリースしています。
自分は実際にスタートアップやベンチャー企業に向いているのか、どれくらいのフェーズならば向いているのかなど詳細がわかるようになっていますので、本記事でスタートアップ転職に興味をもっていただいたならば、是非ご活用ください!



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