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「自分軸」と「他人軸」の仕組みと、自分軸の作り方

こんにちはAkaneです。今日は「自分軸」の解説。

自分軸、という言葉が一般的に広まってきて、それを意識し始めた方や自分軸を取り戻した方も多いと思います。
私もその1人で、ここ数年で自分軸を取り戻すということをずっとやってきてとても楽になりました。

今日は「自分軸」と「他人軸」がそれぞれどのような状態なのか、なぜ「他人軸」が出来上がるのか?を解説します。


まず「自分軸」のイメージを図にするとこんな感じです。

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そのまま、自分の「中心核」って感じですね。
ここは「自分が生きる目的」の設定ですらあり、ここを基準に全ての思考や選択が生まれます。


ではまず、なぜ「他人軸」が出来上がるのか。
「他人軸」の状態はこんな感じです。

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「中心核」が「親(他人)」になっています。
大体の他人軸のスタートは親なので親と書いていますが、親も他人です。
親以外の他者にも親と同じ基準を反映してしまうのが「他人軸」の原因ですので、こう書いています。

なぜこうなるのか?
それはやなり「見捨てられ不安」「承認欲求」「インナーチャイルドの抑圧」と関連しています。

幼少期、あなたは「安心」を感じていたでしょうか?
親が絶対に自分の味方でいてくれる、自分を愛してくれている、ありのままの自分を受け入れてもらえる、という「安心」があったでしょうか。

これが感じられない場合、子供は防衛本能として「この家庭で安心を得られるようにしよう」と思考し始めるようになります。これは人間として自分の命を(安心を)守るための子供の本能で、環境に適応しようとするわけですね。

「親に怒られることへの恐れ」とか「親に否定されることへの恐れ」とか「親に見放されることへの恐れ」から、思考がどのような適応と学習をするかというと

「親に怒られないようにしよう」
「親に否定されないようにしよう」
「親に見放されないようにしよう」

こんな感じになります。つまりこの時点で「判断基準が"親"になる」というわけです。この時点で、他人軸の出来上がりです。アドラー的に言えば「愛されようとする生き方」のスタートですね。

特に自分の言動によって親の機嫌が上下するという関係性の場合はこれが顕著になります。「自分の言動が、人の機嫌を左右する」という学習はいわゆる"認知の歪み"のスタートであり、親子間に「境界線」がないことの表れです。

さてこうして「他人軸」が出来上がると、では「自分の本音」はどこに行ってしまうのでしょうか?
中心核という場を失った「自分の本音」は、「親」という軸の周りで行き場を失くします。

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「私は本当はこうしたい。でも、、」
「私は本当はこう感じてる。でも、、」
「私は本当はこう思う。でも、、」

「でも」の先には「中心核」があります。

でも、そんなことしたら親に見放される。
でも、そんなことしたら親に怒られる。
でも、そんなことしたら親に否定される。
でも、そんなことしたら親を悲しませてしまう。

自分で設定した「中心」が、自分の本音を押し退けてしまう。かき消してしまう。捻じ曲げてしまう。これで自分が本当にしたいことが分からなくなったり、自己否定に繋がります。
この「でも」の先が「親」ではなく「世間」や「見知らない不特定多数の誰か」の場合もあると思います。それも大体深掘りすると「親」に行き着く場合がほとんどです。

これが「他人軸」が出来上がる仕組みです。

では、「自分軸」に戻すにはどうすればいいのでしょうか?

それはまず、主語を「私」にすることです。
そして「自分の本音(感情と願望)をひたすら言語化する」ことです。

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他人軸の思考は「親との健全な境界線がなかった」ことが原因なので、主語が存在していないか、主語が「自分以外の誰か」になっている場合が多いです。

セッションのヒアリングでもこの現象をよく見かけます。

「悲しかった」→「何が悲しかったですか?」→「怒られたこと」→「誰にですか?」→「お母さんに」

つまり「私はお母さんに怒られて悲しかった」コレが"あなたの事実"の描写になります。
こういったヒアリングはよくあります。

まず主語を「私」にして、「誰が」の主語も必ず書いて、「感情と願望」を書き出してみましょう。
書き出すのがなぜ大事かと言うと「シナプスを強化するため=自分の脳に認識させるため」です。

あなたの「本音」こそが「あなたの世界で何1つ偽りのない事実」であり「あなたの人生の全ての判断基準」です。
隠して、抑えて、捻じ曲げてきた「本音」を復活させましょう。

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感情:悲しい、不安、怖い、怒り、嬉しい、安心…など「自分が心で感じること」
願望:自分の100%の理想や夢、ワクワクすること、幸せなこと

私は、親がいつも喧嘩しているのが嫌だった。
私は、親が急に怒鳴るのがが怖くて不安だった。
私は、もっと親に優しくしてほしかった。
私は、自分のやりたいことを親に応援してほしかった。
私は、子供を殴る親はあり得ないと思う。
私は、〇〇が好きだ。
私は、こんな人生を望む。
私は、こんな世界を望む
私は、こんな生き方を望む
私は、これがやりたい。

「私は」をたくさん書き出して、中心核にそれをセッティングしましょう。
いつでも「私は」を起点にする習慣を身につけていきましょう。

「私」が何を感じて、何を思い、何が好きで、何を求めていて、何を幸せに感じるのか。
それを自分の脳でひたすら理解しましょう。

「私は」を中心核にすれば、誰が何を言っていても「あの人がこう言ってる」「私はこうだと思う」の境界線が綺麗に引けます。
自分の中心核を大切にできれば、全ての人が「私は」という中心核を持っていることを尊重できるようになります。それぞれが別の世界であることが理解できます。

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そして、思考や選択の時も「私はこうしたい」「私はコレがいい」を基準にフォーカスして思考・選択することができます。

思考の書き換えには、日々の習慣が必要です。
毎日これを意識することで、思考は確実に変わっていきます。


また、もう1つのポイントとして「あの人にこうして欲しい」という思考からなかなか抜けられない人は、まずインナーチャイルドを癒した上で(まずここが最優先/インナーチャイルドの癒し方については該当記事をご覧ください)

「その人」や「世の中」に求めていること、「それを自分自身ができているか」「それを自分自身にできているか」と意識を切り替えることをオススメします。

「あの人」が主語になる時、そして「あの人」を批判したりコントロールしようとする時は、「親に愛されようとしている承認欲求」「他人に自分をご機嫌にしてもらおうとしている依存」「他人に自分の願望を叶えてもらおうとする依存」が出てきている証拠。
とりあえずその根底にある「親子関係の中で抱えていた不安や不満」を直視してインナーチャイルドを癒した上で、「自分が求めていることを、自分自身で、自分自身に、できているかどうか」を振り返ってみてください。
これも「中心核」が「私」になって入れば「自分はどうしたいのか、何をしたいのか」はすぐに見えてきます。

YouTubeの配信などでも私がよく言っていることですが
宇宙には「自分の望みと創造」つまり「私がどうしたいか」「私が何をするか」しか存在していません。
「私は」を言葉にする時、心が感じる「気持ちよさ」に注目してください。その気持ちよさは「自由」に由来しています。
私たちの心が「自由」を感じる時、それが宇宙の真実です。
「私は」の主語から始まる自分軸の中心核を取り戻すことで「全ては自分が何を望み、何を創造するか、それだけなんだ」という感覚も徐々に取り戻していくことができます。

「私は何を感じているんだろう?」
「私はどう思っているんだろう?」
「私は何を望んでいるんだろう?」
「私の夢は、理想は何だろう?」
「私は何がしたいんだろう?」

「私」への問いかけを習慣にしてみましょう。
そこに正解や不正解、善悪はありません。「私」という「圧倒的事実」だけが存在しています。

ということで今回は「自分軸」「他人軸」の解説をしてみました。
この記事が何かヒントや参考になったと感じたら、♡ボタンもしくはサポートしていただければ幸いです。

「私は」を強化して、生きやすい自分軸を取り戻していきましょう🌞


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