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人生は山ではなく川なのか

こんにちは キャリアコンサルタントの斉藤ももです

働き方改革 ワークライフバランス テレワーク
人生100年時代 リスキリング
日本のキャリアの考え方も大きく変わりました

「人生は、激流を筏(いかだ)で下るようなもの」

これはハリー・ジェラット(Gelatt.H.B)という理論家の言葉です

これまでの人生の考え方は “山登り型” 
目標や夢を山の頂上に例えるなら
頂上に向かって一歩一歩山を登る感じ

でも変化が激しい時代は
筏に乗ってバランスをとる必要がある

様々起こる出来事を適宜対処しながら進んでいく
これは結構大変なことだということです

選択肢が広がり 自由になった今
もしかしたら昔の終身雇用のような “山登り型” よりも
ずっと大変なのかもしれない とも思います

流されることさえも楽しめる

これは神戸大学大学院経営学研究科の金井壽宏教授の言葉です
私はこの言葉が好きです

金井先生は以下ののように言っています

デザインや自己決定ばかりに執着しすぎると人生は重苦しい。キャリアにもままならないことがいっぱいある。もちろんつらいことだけではない。楽しいこともある。でも楽しい決断でさえ連発だとしんどい。だから、大きな方向感覚で三叉路や四つ辻で進む道を選べば、(節目にはしっかり選び取っているからこそ、節目と節目の間の安定期には)ずっと過度に張りつめている必要はない。四つ辻でも青信号が続いていることもある。過剰にデザインしきらずに、移行期以外では、流れを楽しめるキャリア・ドリフトもできるひと。

『働くひとのためのキャリア・デザイン』 金井壽宏

やってみないと分からない

これはキャリアカウンセリングで
就活で不安に陥ってしまう学生によく伝えています

これまで親や学校が決めていたルートを
疑問を持たずに進んできた素直な学生ほど
いきなり 自分で決めなさい と言われれば
戸惑い 疑心暗鬼になり 自己効力感も落ちます

絶対に間違いない道を選択しようと頑張るより
まずはやってみるか! という肩の力を抜く勇気が大切
かも

今と過去を比べて 社会は生きやすいのか生き難いのか
それは分かりません

でも人生自体 どの時代も
多かれ少なかれ 生き難さはあるのでしょう
そして過去と比較することに意味はない
私たちが生きているのは 今 だから

人は持っているものには慣れてしまい
持っていないものに目が向いてしまいます

持っているもの 便利なもの 恵まれた人との関係
自分ののスキル の正当な存在価値を
しっかりと理解をして 筏に乗っていきましょう

今日もよい一日を!

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