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再雇用前に会社を辞めました! -139-

<シニア新入社員奮闘記>
こんにちは、ケロヨンです。
先回はこれからも大きな公共事業に国民の血税が投入され、大手企業だけが潤う構図は今後も変わらない、って事を書いたけど、日本企業の膠着化はこんな構図だから当たり前に起こっているって事かも知れないよね。
 それを顕著に表しているのが給料の推移だと俺は思っている。
物価は石油価格の高騰や地球温暖化による異常気象の影響で世界的に作物が不作が原因での高騰が発生していて異常な物価高が起きているにも拘らず、日本で会社に雇用されている人達の給料は未だ異常に上がっていない。
異常な物価高なんだから給料も異常に上げないと生活出来ない人達がどんどん増えて来るのは当たり前だよね。
未だに時給1,000円っていつの時代の話だよって事だよね。
 ちょっと比較してみたんだけど、俺は大学1年だった1979年の冬にケンタッキーフライドチキンでアルバイトをやっていた。その時の時給は400円だった。当時は時給500円位が相場だったよね。
俺が中学校の頃は菓子パン1個は50円だった。今は倍以上の120円前後だ。
それなのに時給は未だに1,000円台のところが多いよね。
これは、特定の物価を切り取っただけなので余り参考にならない。
じゃあ、当時の大企業の給料と今の大企業の給料はどうなんだろうか?
データを取ると平均値になってしまうので、より現実に近づける意味で、俺が大学生の頃の父親が定年間近の給料と同じ年齢での俺の給料を比べてみた。
俺の父親も俺も業界は違えど大手の会社に勤めていたので比較は当たらずしも遠からずだと思う。
俺の記憶が確かなら、親父が当時貰っていた当時の給料の手取りと俺が2019年2月末で辞める時点での給料の手取りはほぼ同じだった。
俺が大学生の頃だから40年以上前から大手日本企業の給与水準は全く変わっていない、と言えるのではないだろうか?
それに比べて物価は少なくとも消費者物価指数で20%以上上がっている。
この事だけでも40年前当時に中間層と言われた人達が現在殆ど存在しなくなっている事はなんとなく納得できる。
 そこそこの会社に勤めていても、日本企業は株主への配当や役員報酬は異常に増やしても従業員への給料は低く抑えて来た為、日本は2極構造になった。要は富裕層(プチ富裕層含む)と下層だ。
大企業に勤めていても生活を維持するのは苦しく、首都圏での住宅購入は非現実的になりつつある。
質が悪いのは、このようなお金を持っている連中が政治家とくっつき、富裕層に対してもっと税率を上げるなど、お金を取れるところから取らずに消費税など下層を苦しめる徴収方法を選択するように持って行こうとしている事だ。
 消費税を無しにしてお金を取れる企業や富裕層から税金徴収すればもっと歳入は増えると思うけどそうしないのは国民が政治に関心が無い事を良い事に自分達が私腹を肥やせる環境が変わらない事を是としているからなんだよね。
もっと日本国民はこのような構図を自分事として認識し、選挙に臨まないとこのままでは自分で自分の首を絞めている事になってしまうよね。

日本国の事を真剣に考える国会議員が増えて欲しい!

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