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「データ&AI」を駆使。お客さまのDXを推進するNewITソリューション部のプロジェクトのご紹介

パーソルプロセス&テクノロジー(以下パーソルP&T)のDXソリューション統括部は、AIやIoTなど新しい技術を用い、クライアントのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するチームです。その中でもNewITソリューション部は、「データ&AI」の領域について、PoCから本番環境での開発までを担っている部隊です。

本記事では、そんなNewITソリューション部の組織の概要やプロジェクトについてご紹介します。お客さまとの関係性や働く魅力、今後の展望について、エグゼクティブマネジャーとマネジャーの二人にお話を伺いました。

■今回はお二人にお話を伺いました。

DXソリューション統括部 エグゼクティブマネジャー
(NewITソリューション部ゼネラルマネジャー兼務)
小浦 文勝 さん
DXソリューション統括部 NewITソリューション部
インテリジェントオートメーション第1グループ マネジャー
藤田 豊 さん

 ■インタビュイーのご紹介

 ――まず、お二人のご経歴から教えてください。

藤田さん:私は2007年、パーソルP&Tの前身の株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズに新卒入社しました。
 
入社当初担当していたのは、データベース周りやインフラ周りの領域です。具体的には、大手小売業のお客様に対し、会計等の業務システムの開発・保守に長く従事しており、クライアントの状況の変化に応じたシステムのリプレイス等の案件を経験しています。クライアント折衝の機会が多いプロジェクトで、QCDに厳しいお客さまでしたが非常に鍛えられましたし(笑)、貢献する楽しさも味わえました。
 
PLやPMまでを経験後に異動し、とある社内プロジェクトにマネジメントとして参画しました。データを活用するためにBIツール等を用いた分析基盤の構築を実施したり、データ利活用のための分析を進めたりするもので、ソリューションのサービス化やライセンス販売にもチャレンジしています。その後、Ultra Wide Bandに関連したプロダクトの開発を行うプロジェクトでのマネジャー経験を経て、現在のDXソリューション統括部に異動しました。
 
DXソリューション統括部はクライアントのDXやITX(IT Transformation)を支援する部門ですが、Microsoftとのアライアンスをベースとしたソリューションの提供が中心となっています。統括部に異動した当初は、Microsoftとのアライアンス強化を担っていました。
 
2021年4月よりNewITソリューション部のマネジャーに就任し、現在はデータ&AIの領域について、クライアントに対する提案や業務改善・改革・DXのソリューションを展開しています。
 
関わり方はさまざまですが、キャリアとしてはずっとデータの利活用に携わってきました。それらを活かしつつ、今最先端の領域に携わることができていることを、私自身とてもポジティブに捉えています。

小浦さん:私は前職、前々職では、大手アウトソーシング会社やシステム開発会社に勤めており、技術系の営業をしていました。パーソルP&Tは3社目で2006年に入社しています。初めは技術者派遣事業や受託開発に関する営業を担当していましたが、2010年よりクラウドビジネスの専門部署を立ち上げ、それがDXソリューション統括部につながっています。

藤田からの話にもあったように、私たちの統括部はMicrosoftとのつながりが強く、ソリューションにおいて各種クラウド製品を活用することはもちろん、Microsoftからお客さまの紹介を受けたり、強いパートナーシップのなかで一緒に企画・提案したりするプロジェクトも多数あります。こうしたアライアンスの締結や強化、共同プロジェクトの推進等を進めています。

2022年10月よりNewITソリューション部のゼネラルマネジャーを兼務していますが、プロジェクトやメンバーマネジメントは藤田含め現場のマネジャーに任せており、全体の方針策定や意思決定が主な役割です。

※DXソリューション統括部のご紹介はこちら

※小浦さんの過去記事はこちら

■【部門の紹介】先端領域だからこその学びあう風土、そして挑戦

――続いて、NewITソリューション部について教えてください。

小浦さん:NewITソリューション部は、概ね30名弱(※2022年12月時点)のエンジニアで組織されるチームです。前述の通り、データ&AI等先端領域のソリューション提供を担っています。

WEB開発を経験した方、AI領域への関心からスキルを高めたい方、志向的にはさまざまで、ベテラン社員が核となり、PMとしてプロジェクトを統括(アジャイル開発が中心なので、スクラムマスター的な役割を担っています)したり、アーキテクトとして技術面をリードしたりしています。

ただ、ベテランばかりというわけでもなく、年齢層としても非常に幅広いです。実際、大学で情報系・データサイエンスを学んだ新卒入社社員も配属されています。

藤田さん:新卒含め、若手メンバーもデータ&AI領域のプロジェクトに参画しています。開発も伴うプロジェクトなので、ドキュメントの書き方やクライアントとの折衝、アジャイル開発手法、共同開発におけるコードの書き方等、OJTを通じて学びながらになりますが、経験の有無に関わらず先端のプロジェクトに従事できることは一つの特色です。
 
もう一つ、先端領域を扱うこともあり、部内で学び合う風土が活発ということも一つの特徴だと思います。毎週の定例MTGでは、1時間くらい時間をとって勉強会を開いています。プロジェクトで経験したこと、自分が興味を持ったことや学んだことを持ち回りで発信する場です。自分でわかったつもりになっていても、アウトプットしてみると不足に気づくことがあったり、教える側・教えられる側双方にとっての効果を実感しています。

小浦さん:チーム内には新たな技術を検証できる環境も整備されています。システムソリューション事業部では、希望するエンジニアにUdemyのアカウントを付与しているのですが、私たちのチームではほぼ全員が利用しています。手を動かしながら学ぶ、ということもしやすい環境があるかなと思います。

――次に、NewITソリューション部で掲げられているミッションについて伺えますか。

小浦さん:目指しているのは、クライアントの「DX推進」を行う技術集団となることです。特に、コンセプトは“データ&AI”領域において、お客さまのデータドリブンな意思決定を支援するソリューションを提供することがミッションです。

現在のクライアントニーズは大きく2つ、①販管部門の業務におけるDX、②事業部門に対するビジネスのDXに大別されますが、いずれにせよ一社でも多くのお客さまに価値を実感いただけるよう邁進しています。加えて、パーソルP&T自社内のDX推進にも間接的に寄与しています。

――ミッション実現に向け、今後特に部門として力を入れていきたいことを教えていただけますか。

小浦さん:特に必要性を感じているのが「リソースの確保」と「コンサルティング力の強化」です。

幸い多くの企業様から引き合いを頂いているのですが、一方で私たちは現時点ではまだ30名前後(※2022年12月時点)の小さい組織です。全てのお客さまに踏み込んだソリューションを提供していくためには採用・育成を経てリソースを確保すること、組織力を高めていくことが急務だと感じています。

また、私たちが行うデータ&AIのプロジェクトは、まずPoC(概念検証)からはじまり、技術や分析を経て、本番環境に展開するプロセスを経ていくことが多いのですが、実は、いざ本番環境への実装を提案し導入を決めていただく段階はとても難易度が高いです。お客さまの社内での意思決定を支援したり、関係各所を巻き込んだりといった部分含めて、お客様の業務変革を含めたDX推進に踏み込んでいく、本質的な“コンサルティング力”を強化する必要性を感じています。

藤田さん:そうですね。幸い、本番環境に食い込んだご提案や支援を行うプロジェクトも案件としていくつか始まっています。この機会をうまく次に繋げていきたいところです。
 
アサインされたエンジニアを中心に技術やコンサルティング等の力を伸ばす、これらを部内で標準化したり、チームとしてナレッジを蓄積することで、結果的にミッション実現に近づいていきたいですね。

■【プロジェクトの紹介】データ・テクノロジーで「会議」を変革する

 ――続いて、NewITソリューション部の代表的なプロジェクトについて教えてください。

藤田さん:データ&AI領域のプロジェクトが中心になりますが、今年度、社内のアワードであるベストプロジェクト賞(※)を受賞したものについてご紹介します。端的に説明をすると、お客さまの「オンライン会議」をDXしたプロジェクトです。
 
※ベストプロジェクトを受賞した、NewITソリューション部「次世代会議DXチーム」の記事はこちらから

 まず、つくったものをご説明すると、下記のような仕組みを取り入れたものになっています。

  • 会議中、リアルタイムに発話している音声をテキスト化

  • 発話スピードや声の大きさを解析し、「ちょうどいい/早い/小さい」等リアルタイムにフィードバック

  • 発話衝突の回数や発話者毎の発言割合をカウント

  • 会議調整の支援や会議後のフォロー機能など

一言で言うと、会議における要素をデータ化・可視化し、フィードバックしたりリコメンドしたりすることで議論の生産性を高めるようなシステムです。他にも、ファイルの検索機能を強化するなど会議前の準備や会議後の情報整理を支援する機能も実装しました。
 
今回のプロジェクトのポイントとしては、別のシステムではなく、Microsoft Teamsの画面そのものをお客さま向けのカスタマイズする形で開発を進めた、ということです。
 
お客さまの使いやすさを重視しこのような方針で進めていたのですが、Teamsのカスタマイズにはいくつかのレギュレーション(ルール)が定められており、開発上さまざまな制約が存在し、簡単にはいきませんでした。機能実装段階にも大きな苦労がありましたが、それがエンジニア魂をくすぐった(笑)プロジェクトでもあります。
 
データ活用の点でもTeamsのレギュレーションの点でも、経験・知見がないものであっても新しいテクノロジーをどんどん取り入れることで解決に近づくということを経験できたのは、チームとしても大きな財産になりました。私たちのチームには新しい技術が大好きな人も多いため、そのような志向を持ったエンジニアは大いに楽しめたプロジェクトだったと思います。

――どのような経緯で始まったプロジェクトだったのですか。

小浦さん:ご相談をいただいた時点では、「会議の無駄」という課題だけがある状態でした。そのため、技術・テクノロジーの観点だけでなく、企画の段階からお客さまと議論をスタートし、一緒に課題や方向性を考えてきました
 
印象的だったのは、お客さま側でも本プロジェクトの施策を進めるためのチームをしっかり作っていただけていた、ということですね。リソースを割いていただき、本気で取り組んでいただけたことも、成功につながった大きな要因の一つだと思います。

藤田さん:定期的な進捗会議はもちろん、チャットではほぼデイリーでやりとりをしたり、「確認したいことがあるので少し話せますか?」と時間を取っていただいたりと、プロジェクト期間中のコミュニケーションは非常に密でした。フルリモートでのプロジェクトでしたが、仮想空間の中で朝会をするなど、工夫しながら進めることができました。
 
小浦さん:プロジェクトとしてはひと段落したものの、今も来期含めた今後のプロジェクトの展望について一緒に考えるなど関係性が継続しています。現在は一部の部署で導入されているものを全社的に展開していく予定です。
 
技術・テクノロジーのDXパートナーとして良い関係を築けているので、グッドケースとして次に活かしたいですね。

 ■【働く魅力】新しい技術を取り入れる、強みを活かし、伸ばしていける環境

――最後に、NewITソリューション部の選考をご検討されている方に向けて、当部門で働く魅力についてメッセージをいただければと思います。

藤田さん:まず一つはやはり新しい技術に興味を持って学びたい、学ぶのが好き、という方には大変おすすめできる環境があるということです。事例として紹介した通り、案件の中で技術を学ぶ・試す・取り入れることができる環境がありますし、意欲あるエンジニアが多数在籍しているため、一緒に成長していくことができればいいな、と思っています。
 
同時に、お客さまと会話する機会も非常に多いです。データ&AIという先端領域だからこそ、議論を重ねる中で新しい価値の可能性が見えたり、新しいITテクノロジーを取り入れて創ったりできる面白さがあります。生の声を聞きながら開発したいエンジニアの方にとっても魅力的な環境を提供できるはずです。
 
経験は積んできたものの技術の領域を広げたい方、データ・AI領域で研鑽をされそれらを実践で活かしたい方、ぜひご応募いただければと思います。

小浦さん:チーム全体がお客さまのDX推進に携わりたい・貢献したいという同じベクトルの思いを持ってはいるものの、価値発揮の方法は人それぞれで良いと思っています。技術を突き詰めていくアーキテクト、課題を管理しつつ案件を前進させるスクラムマスター・プロジェクトマネージャー、チーム全体を次の段階に進めるラインマネジャーなど、個人の志向にあった役割を柔軟に提供する組織です。

この記事をご覧になっているみなさんも、経験を活かしたい、今後を見越してチャレンジしたい、これまでとは少し違う役割をやってみたいなど、思い描くキャリアは一人ひとり異なると思います。面接等では、こういったこれからのキャリアについてもぜひ素直に聞かせていただければと思います。


いかがでしたか?NewITソリューション部の取り組みや目指す方向性について、イメージを具体化する一助となれば幸いです。

また、私たちのカルチャーや制度は以下からも確認できます。さまざまな文化や制度をぜひチェックしてみてください!

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