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最高のリーダーは「命令なし」で人を動かす【@毎日1冊「教育」本チャレンジ4日目】

4日目です!!!!

今日は「コーチング」の本を読んでみました!!


【忙しいあなたに】Yuki's Summary📚
リーダーは「命令」する事よりも、皆んなが動きたくなるような環境を作り出すことが100倍簡単で、100倍楽であるというのが作者のスタンスである。その上で、必要なことは「相手との違い(ギャップ)を認める」こと。本書ではギャップに関して「感覚・言葉・意識・期待・目標」という観点から紐解いていく。読んでいるうちに作者の繊細な気遣いに触れ、どうやらコーチングとは相手の目線に立ち、行動を促してあげることに気づくが、同時に本当にこれで大丈夫なのかという不安感も抱く。読み進める中でリーダーとメンバーの関係がものすごくフラットだと感じるからだ。しかし、そこの関係性に関しては、緩やかにリーダーの方が上である関係が良いとしていて適度な関係性についても学ぶことができた。



相手との違いに気づく

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コーチングで大切なことは命令ではなく、皆んなが動きたくなるような環境を作ることだと話します。
その上で、必要なことは「相手との違い(ギャップ)に気づくこと」だといいます。本書ではそれらを5つに分けて紹介します。



①感覚のギャップ

人によりどの感覚が優位かは異なります。

主に「視覚・聴覚・体感覚」に分けられ、どの感覚が優位かによって、学び方、行動も変わってくることを理解しなくてはいけません。


例えば、「ディズニーランドと思い浮かべて何を想像しますか?5つ以上書いてください」

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人によって様々ですが、シンデレラ城を想像した人もいれば、アトラクション、音楽を想像した人もいると思います。
これにより、分かることはどの感覚を優位にしているかにより、ディズニーランドの楽しみ方は変わってくるということです。



②言葉のギャップ

言葉は受け取り方が違うと逆効果になることがあると話します。

例えば、「期待しているよ!」といい意味で声をかけたとしても、人によっては「応えなくてはいけない」という脅迫に聞こえているかもしれません。大切なのは言葉の捉え方にもギャップがあることを理解すること。

時に、こうしたことに気づき「リフレーミング」、同じ意味でも違う言葉を選ぶことも有効的です!

また、「肯定語」を使うことを非常におすすめされています。
ハーバード大学の研究によると脳の中の割合が90%が「無意識」、10%が「意識」だといいます。

50244848-ベクトル図海の氷山


そして、無意識の90%は言葉によって支配されていて、脳は「否定語」を理解しようとするとエラーを起こしてしまいます。


例えば、「緑のバナナを想像しないでください!」と言われたときに想像しないのは無理ですよね????


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これを活用して、「肯定語」で指示することが重要です。

(例)
×トイレを汚さないでください→⚪︎いつも綺麗につかっていただきありがとうございます
×プレゼンは噛まないでください→⚪︎あなたならもっと丁寧に話せると思います
×納期に遅れないでください→⚪︎あなたなら納期までに仕上げることができると思います




③意識のギャップ

「意識」とは考え方に近く、人により思い込みを抱えているケースがあるのでそこに気づくことが必要です。

また、ビジネスでは考えすぎて行動ができないことが致命的であります。
しかし、スポーツ選手を見てみると多くの選手は感覚に従った結果、すごいパフォーマンスを発揮しています。

そんな、中でヒントになるのが「楽しいかどうか?」
「楽しい!」と思えると心と体がつながり、自然とモチベーションを引き上げられます!


④期待のギャップ

「期待」がものすごいパワーを発揮すること、また叱ることがパフォーマンスの低下につながることは研究で示されています。


例えば、心理学者エリザベス・ハーロックの研究によると

グループA  成績に関係なく褒める
グループB  成績に関係なく叱る
グループC  何も言わない

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グループA  最も成績が伸びた
グループB  2日目に約20%の子どもの成績がアップしたが、その後は次第に低下
グループC  変化なし

という成果が出ています。



⑤目標のギャップ

目標に関しては、最終的なゴールをきちんと見極めることが必要だと話します。

そのなかで、「カラーバス効果」というものが紹介され、特定のものに意識を向けることで、脳が勝手に関連する情報をどんどん集めるという現象です。

例えば、自分や身内に子どもが生まれると、外出した際も子どもの存在に気付きやすくなり、「急に子どもが増えた」と思うそうです。

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→ここから、「速い球を投げる」ことに注目させるのではな、「アウトを取ること」に注目させるとそこに関する情報を取得するのではないでしょうか?




感想とまとめ

コーチングという視点がすごく興味深いなと思い読んだ一冊でした。

今回の本を読んで見て、「相手の目線に立つ重要性」を学びました。
本書は「命令をするリーダー」を見て育ってきた方に向けて書かれていて、かなり空いて目線の点などを含めて、縁の下の力持ちのようなリーダー像を感じました。

すごく、いいなとも思うのですが、歴史を見てもリーダーは異質であることも事実で、一般にこの本が成功法則でないと思います。

ただ、Educatorとして、こうした指導技術に関する研究は「信頼」をしてもらう上で重要だなと思います。いくら、自分が素晴らしい素質を持っていたとしても、それを伝えられなくては信頼は得られないと思うからです。

また、こうした方法を知っておくことで自分の指導への自信につながるなと思いました!!!!!


また、メンバーとの関係性について参考になった点はこちらの図です。

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よく「友達のような先生」になりたいという方を見ますが、その「ような」ということはつまり、タイプDのような緩やかな勾配を目指すというところなのだなと思いました。





4日目終わりました!!!!!

最後までお読みいただきありがとうございます😁!!!



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