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「学校」をつくり直す 【@毎日1冊「教育」本チャレンジ7日目】

7日目です!!!

今日は苫野一徳さんの「「学校」をつくり直す」を読みました!!

苫野一徳さんは、哲学者であり教育学者である方で、数多くの著書を出版されています。


【忙しいあなたに】Yuki's Summary📚
現在、多くの小学校で行われている「画一的な授業」は限界を迎えている。150年前からまるで変わらない教育システムの中では子ども、先生も悲鳴をあげているもだ。同一内容の授業は、授業についていけない「落ちこぼれ」、分かっている内容を聞き続ける「吹きこぼれ」を生む。習熟度別などの解決策も講じられているが、「学力至上主義」である日本においては、ますます学力の競争が始まると考えられ、子どもが「安心安全」に学びに取り組める環境になるとは考えにくい。
そんな中で、本書で推奨される学びが「探求学習」である。これまでの授業形式とは異なり、子どもが自ら学習する内容を見つけ突き詰めていく授業だ。学びの構造転換である。この仕組みにおいて、教師は「適度ななお節介者」となり、子どもたちを支援していくことになる。
本書を通して、子どもたちにもっと自由を与えるといった事を感じ取ることができるが「自由の相互認証」という点も本書における大きなテーマの一つである。「ゆるやかな協同化」という言葉を用いて一緒に学ぶ大切さを説く。だが、同時に「同調圧力の廃止」も必要とし、ニーチェの言葉「愛せない場合は通り過ぎよ」を取り上げ、全員と仲良くする必要はないことも述べている。



この本を読んだ裏話

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実は一度、こちらの本を「小学校2年生」の担任をしていた頃に読みました。
そこから、自分も「変化」を起こそうと立ち上がった事を鮮明に覚えています。

しかしながら、多くは「⚠️失敗」であったなと感じています。

⚠️もっとも、自分がやりたかったことから見て、失敗であり子どもたちにとってはどうだったかはわかりません。しかし、自分の子どもとの関わり方に多くの改善点を見つけているのでそこをあえて「失敗」と呼んでいます。


「守破離」という言葉があります。
自分の場合は「守」がしっかりしていない中で挑んだために難しかった部分が多いのかなと思います。

では、具体的に何が失敗の原因だったのかと考えた時にもう一度本書を読み返して見ましたが「自由の相互承認」という点が著しく欠けていました。

子どもを自由にすると解釈していた部分が強く「相互承認」の部分が大きく欠けていたために時に大きな声を出してしまいました。




日本の教育

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自分がすごく思うことが日本の教育においては「守」はすごくしっかりしたものがあるのだということです。
個人的には「破」「離」の段階に来ていると解釈しています。

今まで、ここまで統率のとれた子どもたちを育て上げた日本の教育は世界的にも評価されています。

だが、それが時代に合わないというのは事実であると思います。
だから、新しい教育にシフトする必要がありますが、多くの先生は素晴らしい実績を持つ「守」を抜け出せないのではないでしょうか?

また、これは先生の問題もありますが、構想・システムの問題しかりです。

ただ、ここに関しても水掛け論のような気がしています。

国は新しいシステムにしようとしても、先生がついていけないという意見もあれば、国が新しいシステムにしてくれないから、先生が動き出せないという意見もあります。

もう、どちらからでもいいので動き出さなくてはいけないのではないでしょうか?




探求学習

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今回の本で「探求学習」に関してソートわけができました。
「課題解決型」 「知的発見型」 「創造型」の3つです。

そして、これらは教員が学ぶ方法でもあると思います。

例えば、

「みんなが相互承認し合いたくなる環境を整える」というのは「課題解決型学習」「先生・学校」の歴史について探求するのは「知的発見型学習」
「教員がチームになって卒業式などで演奏する」のは「創造型学習」

ではないでしょうか?


子どもに言う前にやる。
当たり前ですが、大切なことだと感じました。

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先日見た小坂井さんの講演で、小坂井さんはこんなことをお話しされていました。

「先生は私に世界を変える人になってほしいと言ったが、まずお前がやれよと思った。子どもに任せることで責任から逃げるなと。」

すごく、ハッとしました。
子どもに教えて、子どもを羽ばたかせることが役目だと思っていましたが、自分自身が世界にできることは他にないのだろうか?そう思いました。






7日目終わりました!!!

本の内容はなるべく要約に詰めて、他の部分は極力、自分の意見を混ぜていこうと思います!!!

最後までお読みいただきありがとうございました!!!🙃







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