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高校生のときの本の話

私高校のときもいじめに遭ってて散々だったけど、本をたくさん読んでいた記憶がある、その頃の読んだ本にはなにか特別な気持ちを感じます
その頃読んでいた本について書きます
●江國香織「ホリー・ガーデン」など(ほとんど全部読んでた)
MCシスターでおすすめされてたので読んだ、果歩に激しく憧れた
目が悪くて眼鏡だったんだけど、ピンクとか黄緑とか変な眼鏡かけてたのは果歩の影響だと思う
●谷崎潤一郎「春琴抄」
hideの「限界破裂」のレビューで引き合いに出されたので読んだ、今でも言い回しとかよく覚えてるから、くり返し読んでたのかもしれない
愛がときに妄想の域に達するってことを学んだと思う
●上條淳士「To-y」
ニヤが本当に好きだった、でもカイエもすごい好きだった!ビジュアル系にはあまり詳しくなかったけどビジュアル系の彼氏がほしいと公言してた(誰に?)笑
ニヤの服装を真似してた、そういう人は多かったらしいから恥ずかしくないはず!笑
●矢沢あい「ご近所物語」
すごい好きだった、前半のほうがとくに
実果子の遭ってたいじめは私の遭ってたいじめより綺麗に感じてうらやましかった
●村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
早熟な友人(幼馴染)の影響で読んだらはまった
何度か書いてるけど、「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」の関係性が明らかになったとき本当に叫んだ
●村上春樹「ノルウェイの森」
私が「おかしくなった」のはこれを読んでからだと母には言われた
自分の気持ちが、「死にたい」なのだと、これを読んで私は始めて気づいたのだ
●村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」
本当におもしろかった
薬島とか…かっこよ…
なんだっけな?「なんとか」(忘れた)ていう、鬱関係のキーワード、「レックリングハウゼン」ていう変な店でも聞かされて、確か「覚えてたら死ぬ」「狂う」みたいな言葉じゃなかったかな?忘れちゃったな笑
●「赤毛のアン」シリーズ全部
本当にすばらしい作品
母親の読んでいた、村岡花子の訳の美しいハードカバーの十冊
「アンの愛情」がいちばん好きかな
美しい世界を紡いでくれたモンゴメリが鬱を患って自殺したことを後に知る、どうか安らかに

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今パッと思い浮かぶのはそれくらい、
なんか、PUFFYの「MOTHER」とか、フリッパーズ・ギターとか、チロリアンテープとか聴きながら、そう、その頃アロマオイルに凝ってて、いちごの香りのオイルとかきゅうりの香りのろうそくとか焚いてて、部屋が寒いから湯たんぽとか入れて本読んでて、寒いからロイヤルミルクティーとかよく飲んでた
迫害されるから、その分自分の世界がめちゃくちゃ大切だったあの頃を、たまに思い出す
あの頃の私に言いたいのは「今も幸せで生きてるよ」ってことだけかな
がっかりされるようなしょぼい仕事にしかついてないし、まんがやデザインの仕事につくこともできなかったけど、のらまんが家として生きてるよって

今日のBGM「ラッキー」羊文学

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