0121 祭神=桃太郎、秀吉が戦勝祈願⇒中国大返し「吉備津彦神社」（岡山県）

2024年8月29日 18:59

吉備津彦神社きびつひこじんじゃのご利益

金運、商売繁盛、開運・運気上昇、勝負運、縁結び、安産、子授け・子宝、子育て・育児、病気平癒、健康長寿、学業成就、厄除け、除災・災難除け、五穀豊穣、芸道上達

伝説と歴史に満ちあふれ、太陽のエネルギーを大いに受け取れる備前国一宮の素晴らしい神社で、全国的にもパワースポットとして知られています。

神社の裏山の吉備の中山（竜王山）はご神体であり、磐座いわくらと呼ばれる古代の巨石信仰の場があります。平安時代やそれ以前と言われる神社創建のはるか以前から巨石信仰が続いていたことが発掘調査で分かっています。

吉備津彦神社の素晴らしいポイントを３つに絞ってお伝えします。
①太陽のエネルギー　②桃太郎の伝説　③羽柴秀吉の戦勝祈願

吉備津彦神社には「朝日の宮」という別名があります。
夏至の日の出には、一の鳥居の真正面から日が昇り、鳥居から差し込んだ太陽の光は祭典や祈祷を行う「祭文殿さいもんでん」（境内ガイド③）の鏡に当たります。

夏至のこのとき、太陽、鳥居、神殿、そして磐座が一直線上になるのです。
6月の夏至の日には「日の出祭」が行われ、太陽（日の神）に感謝し、日の出前に祭典を行い、朝日を拝みます。一般参列も可能です。

ご祭神である「大吉備津日子命おおきびつひこのみこと」は、大和朝廷の命により吉備を平定した英雄です。このときの温羅うら（＝鬼）との戦いが、「桃太郎」（＝大吉備津日子命）の鬼退治の物語なのです。

織田信長が倒れた本能寺の変のあと、羽柴秀吉は伝説級の迅速さで中国からの大返しをしましたが、変の知らせを受けたときは備中高松城攻略の最中でした。備中高松城攻略の戦勝祈願をしていたのがこの神社なのです。

備中高松城攻略なしでは、秀吉は明智光秀を討てなかったかもしれません。
歴史好きの方は近くに備中高松城水攻めの痕跡もありますので、訪ねてみてはいかがでしょうか。

他に境内外26か所についての「境内ガイド」（公式サイト）もぜひご覧ください。マップ上をクリックすることで画像や説明が表示されます。

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