いまこそ独立や副業に必要な「孤独作業に耐えるメンタル」を鍛える絶好のチャンスだ

東京では感染爆発を食い止めるべく外出自粛が要請された。

ますます家にこもらざるをえない日々に、ストレスが増している人も多いと思う。

とりわけ、平日日中は会社から在宅ワークを命じられて家にこもりっぱなしになっている人は、「週末くらいは外出しないと発狂するよ！」と叫びたくなる気分かもしれない。

しかし捉えようによっては、起業や独立、副業を考えていた人にとって今こそ孤独作業の習慣を身につける絶好の機会と言えるのではないだろうか？

「一人で仕事」は想像以上に大変

ここ数年、副業解禁の流れが一気に加速した。

それをきっかけに、自分も副業を始めようだとか、起業や独立に向けて真剣に動いてみるか、なんて考える人が着実に増えているという。

しかし、いざ自分一人で仕事を始めてみても、実際にそれを継続できる人はそんなに多くない。

ふつうの人にとって、毎日毎日、孤独に作業を続けるのは思っているよりも大変なこと。

金銭的価値を生むほどの仕事をするには、それなりの負荷がかかる。それを一人で黙々と行えるほどには、人間の意志は最初から強くない。

「人の目」と「場」があるから頑張れた

学生のころの教室や部活。そして社会人になってからの会社。

こういった“場”に集い、教師や顧問、上司といった監督者がいるから強制力が働いてがんばれているわけだ。

いい大人なんだから、自分一人でやれるだろうと言う声もあるかもしれないけど、やはり大多数の人は、オフィスという仕事専用の場があり、上司や同僚という他人の目があり、それらによってつくられる“空気”というものがあるから、人は仕事に集中できる（せざるをえなくなる）。

自分の意志力だけでは不可能な行為を、外的な刺激や場の力を利用するからできているのだ。

みんなで集まってリモートワーク？？？

そういえば最近、こんな話がWEB上で話題になっていた。

どこかの会社では、コロナ騒動を機に出社禁止＆全員リモートワークを導入したものの、

「誰とも話せなくてストレスがたまる」

という声が従業員から上がって、けっきょくテレワーク解除になったという。

これは笑い話のようなだけど、普通の人は誰とも話せないことや寂しさに耐えきれず、一人の作業にストレスを感じてなんらおかしくない。

他にも、冗談のような話だけど、

「みんなでカフェに集まってリモートワークしようぜ」

という呼びかけが行われたケースもあるとか。

やはり、一人で孤独に黙々作業に耐えられない人は多いようだ。

いまこそ孤独作業に耐えるメンタルを鍛えよう

しかし、もし今後、副業や独立での成功を本気で目指すなら、一人でも孤独に負けずに毎日毎日頑張り続けられる意志力が必ず必要になる。

誰かが一緒にいたり、誰かに監督されていないとできない程度なら、自分の足で立つのは難しい。

ましてや、立ち上げ時はとりわけ負荷がかかるもの。
そのとき必要なエネルギーは並大抵じゃない。

いますでに独立や起業、副業を果たし、軌道に乗せた人々はやはりこの時期の寂しさやしんどさをみんな乗り越えていまに至っているんだ。

だから、もし独立や起業、副業を考えているのなら、在宅ワークを余儀なくされているこのタイミングを“孤独作業に耐えられるよう自分を鍛える期間”と捉え、積極的に活用していくべきではないだろうか。

また、そのように目の前の現実に対しポジティブな面を見出し、能動的に活用していけるかどうかが、独立や副業での成功にもかかわってくる。

それらは会社や上司に守ってもらえず、自分自身で責任を負い、向き合っていかなければならない事態の連続だからだ。

「コロナ騒動は大変だったけど、あれがきっかけとなって自分は人生を変えられた」

あとでそう思えるよう、がんばっていこう。