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飲みに行けずストレスを貯める知人に、とっておきの店を教えてあげた

「バカバカしさは、ときに疲れた心を癒やす」
by 強メンタリストG


前回の記事で、リモートワークで
心が疲れてしまった知人について触れた。

会社帰りの道すがら、
馴染みの町中華で1杯飲んでから
帰宅する
のが彼の日課で、
大事なストレス解消手段だったそうな。

しかしコロナ問題で店は営業を休止。

彼自身も世の雰囲気を察して
寄り道せずまっすぐ帰るようになった。


そしてとうとう、在宅ワークの導入。


彼はほぼ1日中、自宅にカンヅメになり
なかば発狂寸前となっていた。

「会社に行きたい・・」


通勤嫌い、職場嫌いの彼が
そんなことを言い出したので、

「これはかなりキテるな」

とさすがに心配になって
親身に話を聞き、
いろいろアドバイスも送った。


しかし、よくよく話を聞いてみると、
やっぱり通勤も職場も
そんなに恋しいわけではない様子。


どうやら彼が本当に恋しかったのは、
会社帰りに立ち寄る行きつけの町中華だった。

会社に行く

帰りに行きつけの店に行ける


彼の脳内でこの強固なパターンが
できあがってしまっていたから
会社に行きたいと言い出したらしい。

(会社に行きたい気持ちが決してゼロではないようだけど)


「なんだ、心配して損したな・・」

一瞬そう思ってしまったけど、
いや、これは決してバカにしては
いけないことなんだと思い直した。


人間は、あとでささやかな楽しみが
待っているからこそ大変なことも頑張れる。

日々の仕事だって
きっとそういうものなんだろう。

彼にとっては仕事帰りの町中華が、
出社という嫌いな行動に耐えて
仕事をがんばるモチベーションになっていたんだ。

そう考えると、
彼の“町中華愛”をバカにしてはいけないなと思った。


ここは古くからの知人として、
むしろ彼の力になってあげるべきだ。

そう思い、私は彼に
次の2つの画像を送った。


中華料理 キリン

中華料理キリン



中国料理専門 韓国

中華料理専門店「韓国」




彼からの返事にはこう書かれていた。

キミが親身に
教えてくれたどんなアドバイスよりも、
このくだらない画像に癒やされたよ。ありがとう。



私のことを無邪気に傷つけつつも、
彼が元気を取り戻してくれたようで
本当によかったと思う。

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