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より良いチームを作るために


先日、校区内のミニバスを見学してきた。

結論から言ってしまえば、めちゃくちゃ学びがあった。

まず、挨拶。見知らぬ私が体育館に入った瞬間、全員がこちらを向いて大きな声で「こんにちは!」と挨拶していた。めちゃくちゃきっちりしている。
うちの部活もあいさつを意識してやらせていたが、上には上があるものだといきなり衝撃だった。

そして、練習が始まる。
まずは、ダッシュとフットワークや体幹トレーニング。それが終わると、パスランやマイカンなどのゴール下のシュート。3メンなどほとんどがDFをつけないメニューだった。ここも正直驚きだった。
私は対人練習は必ず取り入れるようにしていたからだ。対人ができない時でも判断の要素はできる限り入れるようにしていた。
まだまだ基本の動きができていないうちはDFをつけないで練習させたほうが良いということだろう。

また、私に最も学びがあったのはコーチングだ。
私は割と選手の中に入ってあれやこれやとアドバイスするタイプだったのだが、ミニのコーチは横からじっと見ているのがほとんど。時々練習を止めて、ポイントを説明する。で、またやらせる。こういったスタイルだった。正直このスタイルが良いのか悪いのか全く判別がつかないが、新鮮だった。

それでも、印象に残ったのは練習の途中で選手の集中が切れてきてだらけだした時だった。
コーチは気づいた瞬間笛を鳴らして全員を集めた。
そして、ゆっくり落ち着いた感じでどのように練習しなければならないのか、どういうことを全員がしなければならないのかを説明した。その後の練習の雰囲気が明らかに変わったのを側から見ていても感じた。

つまり、ダメなところを見逃さず指摘するのだ。
これは、コーチングというか組織づくりにとても生かされると思う。規律のある集団を作るためには、小さな間違いやズルを見逃してはならない。

見逃すということは、認めるということになる。
練習をサボる選手はいる。少しの手抜きを見て見ぬ振りをするか、指摘するか。その指摘にはきっと怒声や威圧的な態度は全く必要ない。

ただ、はっきりと指摘する。そして、改善を求める。いわゆる毅然とした態度で接するということ。

これは自分に足りていない部分だと思う。
元々のめんどくさがり屋が災いし、
「まぁいっか!」と小さな綻びを流す。
これが積もり積もって大きな災いとなったことも今まで何度もあった。

小さなところにまで気を配り、気を抜かない。
こういう緻密な意識が強いチームや規律を生むのだろう。

まだまだ自分は成長できるしチームも強くなれる。
そういうことを今回のミニバスの練習から学べた。

ゆっくりでもいいから前に進み続けよう。

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