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組織は「良さ」を認めないとうまくいかない

昨日の記事の続きです。

素晴らしい組織をつくるためには、「どんな人を集めるか」がとても重要です。でも、育成年代の部活動では「人を集める」というよりも「集まった人で素晴らしい組織をつくる」ことが求められています。

こんなことを記事にしました。

その記事を書きながら、「うちのチームは素晴らしい組織になれているだろうか?」という疑問が頭をよぎりました。

答えは「ノー」でした。

だって、
あいさつは元気よくできない。
練習中も声が出ない。
人間関係のトラブル続出。
勝てる試合を適当にやって負けてしまう。

さて、このように「良くない」部分ばかりを見ていて、組織は良くなるでしょうか。私はきっと良くならないと思います。
なぜなら、できないところを見つめ続けるという行為はどこまで続けても明るさには繋がらないからです。

自分のことに置き換えてみればよくわかります。
「あなたはここがだめだよ」「ここができていないよ」
このように「良くない」ところ「だけ」示されても改善しようという気にはきっとなれません。

それよりは、「少しできるようになったところ」に目を向けてもらったほうが頑張ろうという気持ちになれます。

例えば、「今までは書類の提出が遅れることが多かったけど、最近少しずつ間に合うようになってきてるね。成長してるよ!」と言われたほうがやる気が出るはずです。

まとめると、だめなところを見つけることは誰にでもできます。
コーチがやるべきことは「だめなところを見つけたうえで、少しの成長に目を向けながら改善を促すこと」だと考えます。

このように考えるとコーチや指導者の考え方というものはチームに非常に大きな影響を与えています。

こいつら、だめだ。

ではなく

こいつら、きっともっと伸びるぞ。

とワクワクしながら接することが大切なのだと思います。

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