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育成年代のコーチって大変!

育成年代のコーチはとても難しい仕事だよね、という話です。

最近、『ビジョナリー・カンパニー』を読んでいます。

この本のなかに「バスに乗せる人を決める」という話が出てきます。
この場合のバスとは「会社」などの組織です。
その組織には理念があり、目標があります。その理念や目標を実現するために必要な人をバスに乗せよう、つまり、組織に迎えようという話です。

バスケに置き換えれば、「ハードワーク」がチームの理念なのだとしたら、ハードワークできる選手を集めるのがチーム作りとして理にかなっています。

通常の組織の場合(一般の企業やプロのバスケチーム)は、この「誰をバスに乗せるか」を自分たちで決めることができます。

しかし、これが部活になるとそうはいきません。
部活は選手が自分でやりたいと入ってきます。そのなかには、それほどやる気がない人も当然います。その人たちを「うちのチームに君みたいな人は合わないから辞めてくれる?」とは口が割けても言えません。

ここが、部活の、育成年代のチームの難しいところです。
言い換えれば、「同じ熱量で全員が活動することが難しい」ということです。

だから、育成年代のコーチの大きく重要な仕事は、「バスに乗ってきた人をバスに乗るべき人に変える」ことです。

つまり、チームの理念に適うような人に育てる、ということです。

言葉にすることは簡単ですが、実現はけっこう大変です。
しかし、それができたときは、その組織は、そのコーチは偉大な存在になるはずです。

自分も偉大なコーチを目指して、一歩ずつ進みます。

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