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ハロプロnote

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ハロプロ関係の考察やライブの感想だったりを書いてます。
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#楽曲

BEYOOOOONDS『英雄~笑って!ショパン先輩~』からQUEEN果ては筋肉少女帯へと至る回想または未来

「元気がない時はBEYOOOOONDSに限る」とは誰かが言ってたような言ってないような言葉だが、この度BEYOOOOONDSが発表した新曲が素晴らしく、すこし気持ちが沈んでいた僕にはとても効能があった。 ありきたりな感想になってしまうが、なんて言うんでしょうかね、この多幸感は。僕はあまり「多幸感」というのを簡単に使いたくないというひねくれた人間なんだが、それでもこの曲には「多幸感」が一番しっくりくる気がするのだ。 そもそもで曲が良い。「誰だよ作曲者?」と見ればFREDER

ジャニオタさん!馬飼野康二や林田健司がハロプロに楽曲提供してまっせ!

ハロプロとジャニーズの親和性の高さというのが囁かれるようになって幾年月か。色んな人が「この曲はハロプロっぽい」とか「この曲はジャニオタさんも刺さるはず」みたいなオススメをし合って異文化交流をしている。 以前、僕の書いたnoteでもBEYOOOOONDSの曲に反応するジャニオタさん達を取り上げたことがあった。 最近は、つんく♂さんがA.B.C-Zの河合郁人さんに『君の優しさ VS(と) 僕の愛情』という曲を提供したことがニュースでも話題になった。Kis-My-Ft2の『最後

めんどくさい笠原桃奈の『愛されルート A or B?』

テレビ朝日の『あざとくて何が悪いの? 』という番組で、かみこがプチブレイクしているアンジュルムだが、この新曲『愛されルート A or B?』は完全にそんな「あざとい」ことが出来ない系女子のモヤモヤを歌っている。 そしてそんな曲で目立っているのが17歳の笠原桃奈というところが、なんともアンジュルムらしくて良い。かみこと二人で「かみかさ双子」なんて言うくらい仲が良いのだが、属性は正反対。“天然愛され世渡り上手”な上國料萌衣に対し、“天然考えすぎ素直になれない”笠原桃奈というコン

泳げないMermaidと淋しい熱帯魚

アンジュルムの新曲『泳げないMermaid』は発表当初から80年代ポップスや80年代のアニメED曲っぽいという感想が多い(気がする)が、個人的にも大いに同意だ。 これは最近のハロプロ楽曲における路線のひとつだろう。例えばJuice=Juiceの『微炭酸』なんかも、なんとなく80年代の大人気バンドREBECCAを連想させる。ノスタルジーを感じる年代が80年代から90年代にかけてにアップフロント制作陣の年齢構成がなっているんだろうな、と思うのだ。 そして、それは僕にとっても願

アンジュルム『はっきりしようぜ』~星屑と天使~

アンジュルムに9期が加入して初のシングルが発表された。そのうちの1曲が、なんとスターダスト☆レビューが去年リリースした曲のカバーという。ハロプロでは最近、80年代シティ・ポップ風な楽曲が系統として増えてきて、Juice=Juiceがシュガーベイブの『DOWN TOWN』をカバーしたりしてる。 そんな流れで今度はアンジュルムがスターダスト☆レビューをカバーすると聞いて、現アップフロントの制作陣や上層部が完全に決定権を手中に収めたんだなと思ったり。というのも長らくハロプロは山崎

モーニング娘。'21『16th~That's J-POP~』をアンジュルムヲタが全曲レビュー

モーニング娘。'21が3年ぶり(びっくり!?)にアルバムを出した。思えば2015年あたりからアンジュルム(まだスマイレージだった)ヲタへシフトしていったもので、なかなかモーニング娘。をしっかりと観る機会は減ってしまった。ちょうど、つんく♂さんがプロデューサーから外れた時期とも被っている。別にそれは「こんなのモーニング娘。じゃない」なんていう『つんく♂原理主義』に基づくことではなく、どちらかというと「鞘師の卒業がショックで仕方なかった」という理由だ。 心の傷を癒す存在がアンジ

“トンチキ”なのはジャニーズだけじゃない! 「ハロプロ“トンチキ”ソングの世界」

テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』内での人気企画『ジャニーズ伝統トンチキ名曲』がMステに出張して、スペシャルメドレーを繰り広げる。 それは“ジャニーさんイズム”とも評される「確信犯のトンチキ」として作られた名曲の数々だが、「チョトマテクダサイ!」トンチキといえばハロプロも十八番にしているところだ。 ちなみに『チョトマテクダサイ!』はスマイレージの曲である。 ジャニーズが“ジャニーさんイズム”ならば、ハロプロには脈々と今も“つんく♂イズム”が根付いている。 そして2

ハロプロ「冬に聞きたい曲」勝手にベスト3

predia沢口けいこさんが【沢口けいこのキニナルもういっちょ】で的確かつディープで共感性の高いランキングを発表していたので対抗したくなった。 しかし沢口さんの古参ヲタならではの深い知識量と熱量、現役アイドルとしての観察力と洞察力は随一だと思う。是非、アイドル三十六房ハロプロSPとか出て欲しい。ハロショトークイベントやるなら絶対に行くわ。 それくらい沢口さんのチョイスは素晴らしく、またハロプロ愛に溢れていた。という事で、僕も個人的に冬になったら聴きたくなるハロプロ楽曲を選

ハロプロ楽曲大賞'19

ハロプロ楽曲大賞'19です。 今年はアンジュルム久しぶりのオリジナルアルバムとなる『輪廻転生』とBEYOOOOONDSの1stアルバム『BEYOOOOOND1St』が出た為、何も考えないとほぼどちらかの曲が並びそうなくらい良曲の宝庫だった。楽曲大賞は5位までを選んで投票だけど、悩みに悩んだので個人的なベストテンを備忘録として10位まで。 1位 人生、すなわちパンタ・レイ / アンジュルムヒャダインこと前山田健一渾身の作、だと個人的には思っている。今までハロプロに提供した曲

アンジュルム『全然起き上がれないSUNDAY』のMVを観て僕の中の乙女回路が叫んでる

アンジュルム『全然起き上がれないSUNDAY』のMVが公開されたので、歌詞の考察をしてみようと思う。 僕が初めて聴いたのは先日のパシフィコ横浜のアンコールだった。リリイベでは披露されていて、振り付けというか演出で全員がステージに寝るシーンがあるというのは知っていた。「全然起き上がれない」感の演出だろうとは想像していたが、聴いてみて衝撃受けた。「寝転がる」という演出はこの曲には必然だと思えた。いまだかつて、こんなにも曲を聴いて「あー、もうそんな状態だと起き上がれないわなぁ」と