目の前にいる貧困

もちろん、嘆いてばかりはいられない。かといって、自分達を責めるつもりもない。

この絶望と混沌漂う世の中で必死に皆生きている。

ネットで繋がった世の中で、様々な人が色んな方法でお金を稼いでいる。
当たり前になってきた副業だが、十分な収入を得ている者はごく一部である。ここにも、能力主義が存在する。
新しい才能を開花させた者や会社では使えなかった特技で稼いでいる者もいるので、いい事だと思う。
テクノロジーの発達で、本業で食えなくなり副業で稼げるようになるとは皮肉な話である。

今までの話で、だったらITを使う側に回ればいい、食いっぱぐれないだろう。と言いたいが、この業界は変化が速く、身に付けた技術はあっという間に過去の産物に成り果てる。常に新しいことを勉強し続けなければならない。
勉強はもちろん他の仕事でも必要だが、それでも速すぎて脱落していく人達がいる。別におかしくはないと思う。

少し前までは、変化は緩やかで100年前は戦前もいいことである。急速な変化についていけなくても不思議ではない。
当事者ではないので分からないが、イギリスの産業革命の波を受けている気分である。当事生きていた人は今と似たような気持ちを味わったのだろうか。
技術革新で仕事が奪われ、非難した者もいるだろう。
客観的に見ると、便利になるからいいだろと思うのだが、生活がかかってるのだから必死だろう。

天才の発明によって、才能のない者達が淘汰されていくのは過去の歴史から学ぶことができる。
しかし、わざわざ自分がそれを実感するのは御免である。

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