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それがお前がnoteにハマる瞬間だ


1月に投稿したこちらの記事で初めてスキの数が45を越えた。
現在では70以上ものスキを頂いている。
非常に嬉しい。

そして、先日こんなコメントも頂いた。

即座にAmazonで電子書籍をポチりました笑
(中略)
このnote書いていただいて本当ありがとう!って感じです!

なんと、私の記事を読んでくださって、本を買ってくださって、読んでくださって、コメントもくださった方がいた。


思わず「うおおおお!!!」と叫んでしまった。心の中で。
久しぶりのこの感覚。

最近更新頻度も減って、私って何のためにnoteやってるんだっけ?と思いながら続けていたところだった。

昔から物書きでお金をもらえるようになりたいとか、人を驚かせるような素敵な文章を書きたいという願望はあるが、この年にもなるとどんどん現実味は無くなり、そうなれば良いなくらいにしか思えなくなっていた。

それでも書くことは楽しいし、もっと良い文章を書きたいという一心で書き続けていた。
特に未来のことは考えていなかった。

そんな時に頂いたのがあのコメントだった。


そうだ、私はこの瞬間を待っていたんだ。


そして、脳内の木兎光太郎がこう叫んだ。

アニメ「ハイキュー!!セカンドシーズン」
第8話「幻覚ヒーロー」

それがお前がバレーにハマる瞬間だ

アニメ「ハイキュー!!セカンドシーズン」
第8話「幻覚ヒーロー」


心の中の月島蛍が

アニメ「ハイキュー!!烏野高校VS白鳥沢学園高校」
第4話「月の輪」

「っしゃーーー!!!」

アニメ「ハイキュー!!烏野高校VS白鳥沢学園高校」
第4話「月の輪」

と、ガッツポーズをした。


本当に小さなことだけど、紛れもなく私がnoteに、書くことに、また少しハマった瞬間だった。

知らない方に説明しておくと、こちらの台詞は人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」の最も人気のシーンのひとつから引用した。

ポテンシャルはあるものの過去の経験からバレーボールと真正面から向き合えず本気になれない月島蛍は、他校の強豪校の先輩である木兎光太郎に「何故、たかが部活なのにそんなに練習を頑張れるのか」と問う。木兎の返した言葉をきっかけにバレーボールと向き合い始め、その結果全国トップ3の選手に打ち勝つという最高の鳥肌シーンである。

先に引用した木兎の台詞の「瞬間」というのは、自分が何度も練習してきたことが実った瞬間である。
大会で優勝するとかプロ選手になるとか大きいことは一旦置いておいて、自分の攻撃が綺麗に決まる瞬間を求めてバレーボールを続けているというのだ。自分が上手くなればなるほどバレーボールが楽しくなり、その瞬間をどんどん追い求めて続けていく。とてもシンプルなことだが、この「瞬間」に出会うまでに時間がかかる。でも、出会えれば、どんなことだって病みつきになってしまう。

思えば、私もこういう瞬間を何度も経験してきた。特に「書くこと」に対して、いくつかすぐに思い出せる瞬間がある。これを人は原体験と言ったりするのだろうか。

最初の記憶は小学校低学年の頃、初めて自作の絵本を描いて母に褒められたときだった。次の記憶は高校生の頃に書いていたデコログの記事を面白いと読んでくれた友達がいた。最後の記憶は、大学生の頃の課題で教授に「これは面白い表現だ」と言われたこと。
そんな瞬間の積み重ねで私は今noteで文章を書いている。
自分の書いたものが誰かの心に刺さった瞬間が、私の書くことにハマる瞬間なのだ。
恥ずかしながら特別に賞をとったことがあるわけではないが、小さな瞬間がまた私に書かせるのだ。



今回頂いたコメントは、そんなことを再確認する出来事だった。

そして、今回は心に刺さっただけではなく、その人を動かしたのだ。自分の文章が上手かったのかどうかは分からないが、書いたことで伝わって影響された人がいるというのは非常に気持ちの良いことだ。もっと書きたくなる瞬間だ。

私はまだまだ懲りずに書き続けるだろう。

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