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松下洸平さん再メジャーデビュー曲「つよがり」からイメージを膨らませて書き始めた妄想小説で…
松下洸平さん再メジャーデビュー曲「つよがり」からイメージを膨らませて書き始めましたが、デ…
私は冷蔵庫が好きだ。 冷蔵庫は、どんなものも冷やす。 温かいものだって、急速冷凍なんて技…
太陽が燦々と照っている。 真夏の午後、涼しげな音を鳴らしながら川の水がキラキラと流れてい…
信号が赤になった。 僕は立ち止まり、信号が変わるのを待つ。 昼間の太陽が照りつけた後の夜…
週末、会う約束をして僕は車で彼女を迎えに行った。 都心を少し離れてドライブをする。夏の強い日射しが、木々の濃い緑や川の青を照らして眩しく光る。世界がこんなに色鮮やかだったことを、僕は初めて知った。 彼女が行ってみたかったというお店で食べたカレーは僕にはとても辛かったが、その刺激は新鮮で、生きている実感がした。彼女といるだけで、その笑顔を見ながら一緒に食べるだけで、何もかもが満たされる。僕の存在が、濃く、はっきりとするのを感じる。もう消えてしまいそうな不安に襲われることはない。
大学を出て今の会社に勤めて10年。そこそこ経験も積み、仕事の仕方も身に付いてきた。 上司や…
松下洸平さんの『つよがり』シリーズ第三弾。 昨夜のRADIOでのお話を聴いて、深夜のテンション…
残業終わり、会社を出て空を見上げると満月が明るく輝いていた。 明るい満月がどうしても彼女…
僕の工房に彼女が初めて来たのは梅雨が始まったばかりの6月だった。その日も雨が降っていた。…
毎週水曜日、彼女はバスを乗り継いでいつも少し遅れてやってきた。 …
松下洸平さんのデビュー曲「つよがり」を聞いて妄想したお話です。 元気かい? 君はいつもの…
【エピローグ】 世界中に未知のウイルスが蔓延し世界は分断された。 この数年で、今まで当たり前だったことがそうではなくなった。 人々はマスクなしに会話もできず、仕事や学校は画面越しでの意思疎通になった。 有効な薬や治療法が見つからないまま、何万、何十万という人々が命を落とした。当たり前にあった「今」が、明日にはもうなくなっているかもしれない。 そんな毎日が圭佑の価値観に変化をもたらした。