みかん🍊

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最近の記事

2024.2.11名古屋ライブ(ネタバレあり)

自分の印象に残っている部分だけをバババッと書き残します。 まずさ!!!! あんな生セッションコーナーがあるなんて聞いてないですけど!!!! なにあれ、最高だったんだけど!!!!! ソファに座っちゃって!!赤いキーボード弾いちゃうなんて聞いてないよ!!もうあれは、贅沢すぎたわ。溶けた。 タカさん、ウッドベース弾くんですか!!かっこよすぎ。 左からタカさん、洸平さん(キーボード)、カンノさん(ギター)、えびちゃん(太鼓。太鼓て。でもドラムセットじゃなかったと思うんだ) 洸平さ

    • 最近のこと

      もうすぐ95になる祖母がいる。 同じ町内に家があり、すぐに会いに行ける距離にいるのに ここ数年で祖母に会ったのは両手で数える程度である。 会わない方がいいのではないかと思ってしまう。 ずっと凛として強く、一人で暮らしていた祖母が明らかに老いて弱ったからだ。 教師をしていて「先生」と呼ばれていた人であり、夫を早くに亡くしてからはとにかく稼がなければと男の人と同じように撚糸工場で力仕事と事務仕事を82歳まで続けた人。愛猫家でずっと猫と共に一人で生活を続けてきた女性である。 こつこ

      • オクサマ、お別れ。

        昨晩は珍しくワインを飲んで寝たのに、いつもより早く目が覚めてしまった。 静かに体を起こして、隣で寝ている人をじっと見る。 椿君が寝ている。両手を太ももに挟んで背を向けて小さくなって寝ている。しっかりとパジャマの裾をズボンにインしないと寝られないから。と言っていたこの男。大好きなのに寝ている姿を見ると「この男」と心の中で言ってしまう。 今日は日曜だから起きたらゆっくりと朝食を食べて、二人でどこかに出かけるだろう。 この人との間に特に今日やらなければいけない用事は無くて、晴れた街

        • 汐路と朝晴(ネタバレあり)

          この2人のことを考えるととても面白い。 自分だけの解釈なので、正しくない部分もあると思う。朝晴に関しては思ったより登場時間も台詞も短かったのに、物凄く考えてしまい、後をひくものがある。 推しフィルター強めだけど。 汐路。パキパキしていて健やかそうなのに、まだとても子供っぽくて、一度思い込んだら無垢ゆえに引っ張られていってしまいそうな危うさがあった。視野がまだ狭いというか。素直で信じたものを疑わない。でも疑い出したら全てを怖がってしまうようなバランスの取れなさ。 「うちは遺産

        2024.2.11名古屋ライブ(ネタバレあり)

          映画 ちょっとシビアな感想 (ネタバレあり)

          率直な感想としては、案外サラッとした映画だったなと。 個人的な好みだけど、推しが出てたアイアムまきもとの方が好みのテイストだった。(比べるものじゃないけど、、) 自分はドラマも見ていなかったし、原作も読んだことがなかったので、あまり作品に思い入れがなかったからなのか、そこまで心に響いたり、心揺れたりはなかったかな。 大好きな俳優が出ているので、宣伝をたくさん見てきて、ぶっちゃけると、原作を知らなくても、なんとなく犯人が分かってしまっていた。。 本編だけを見たとしても、犯人に

          映画 ちょっとシビアな感想 (ネタバレあり)

          闇に咲く花 感想

          ネタバレありです。 戯曲を一通り読んで、一度だけの観劇なので、細かいところは覚えてないです。ざっと受けた印象や思ったことだけです。全部が全部、完全には理解できてないけど、凄くよかった。 加藤さんのギターの音色と舞台転換はなく、神社のある一ヶ所だけ。時代的に当たり前だけど全く派手さはなくて、とてもシンプルだからこそ自然と入り込んでいた感じがする。 観劇された方の感想で「号泣」「泣けて」とよく見ていたけど、自分は終盤までそこまで感情が揺さぶられることがなく、クスッと笑う部分の方が

          闇に咲く花 感想

          名古屋ライブレポ。曖昧です。セトリ、ネタバレです。

          心配して、大丈夫かなぁ、横須賀から数日しか空いてないからどんな感じなのかなぁ。 そういう思いと、とにかくどんな状態であれ、名古屋、今日公演してくれてよかった〜っと思いながら参戦しました。 暗転するとシルバーの振り子と時計のプロジェクション。 横須賀、愛知、みたいな今回の公演の地方のローマ字が写しだされてたと思う。 みんなの心配を、ど頭から洸平さんは吹き飛ばしました。 声CDと同じように出てる!!!元気っ!! スタート一曲目はリズム。 最初からめちゃくちゃ踊らせてくるし 本

          名古屋ライブレポ。曖昧です。セトリ、ネタバレです。

          東京、冬。

          もうクリスマスの季節になった。 ある日の午後、見慣れない市外局番から電話がかかってきて、警戒しながら出ると聞き覚えのある声がした。 「中井朔太郎さんの番号であってますか。石垣島のロックの祥子です。」 「あ、祥子さん?お久しぶりです。ごめんなさい、俺不愛想な感じで出ちゃって(笑)」 「こっちこそ突然にごめんね。元気そうな声ね。あのね、中井君の忘れ物があってね、送ったのよ。4日ぐらい前にメール便で発送したんだけど、届いてる?」 「忘れ物ですか?ちょっとポスト見てくるんで、待って

          東京、冬。

          南の島、夏

          今日も朝になるまで仕事をした。 ボロボロで余力がない状態でベランダに出て狭い空を見上げた。 夜明けはまだで紺色の空。 あの時の空の色もこんなだっただろうか。思い出そうとする。駄目だ、頭が働かない。僅か1ヶ月前のことなのにずっと前の事のよう。幻だったんじゃないかとさえ思う。忘れたくないのに。ひんやりとした朝の風が吹いて、秋の匂いがした。俺は部屋に入って3時間だけ眠った。 旅を思い出しそうで履くことを避けていたあのデニムに久しぶりに脚を通すと、折り目からパラパラと白い砂が少し落

          南の島、夏

          赤い傘 (KISS 2/2)

          20分ほど走らせると目的の冷やし中華が美味しいと評判の中華料理店に着いた。もう閉店時間が近いのにお客さんが何組かいた。 私たちは食事をする時はあまりダラダラと食べない。目の前の料理に集中する。そんなところもよく似ている。冷やし中華は評判どおり美味しくて、一口すすって、美味しさに驚いて、目を見開いて二人で笑ってしまった。その拍子に酢の効いたスープが変な所に入って、むせて、また笑った。 食事が終わると私たちはお店に向かった。     お店というのは私の美容室だ。        

          赤い傘 (KISS 2/2)

          13年 (KISS1/2)

          「かなちゃん、今日はもうお客さんも来ないと思うし、あがっても大丈夫よ。あとは私がやっておくから。」                    私はパーマ用のロッドを片付けていたアシスタントのかなちゃんに声をかけた。           「順子さん〜、いいんですかぁ〜?とりあえずこれ終わらせちゃいます!」             23歳のかなちゃん。最近新しい彼氏が出来たんだって。かなちゃんはしっかりといつもの片付けを終わらせて帰って行った。                   

          13年 (KISS1/2)

          夜明け (のおまけ。)

          前に書いた「夜明け」という話のおまけの話です。ドラマ「最愛」の梨央大輝のアナザーストーリーです。完全なる妄想です。 「うう〜さぶっ!もう我慢できん、寒すぎる、部屋戻ろ。」                  「大ちゃん半袖なんやもん 笑 美味しいスープがあるから温めて一緒に食べよ」         「いいの?」                 部屋に入って、梨央が鍋に火をかける。     大輝は梨央のストールに包まりながら、ソファーから梨央がキッチンに立つ様子を見ている。  

          夜明け (のおまけ。)

          夜明け。

          これは、ドラマ「最愛」の中の梨央と大輝にこんな時間があったらいいな…と私が勝手に妄想したアナザーストーリーです。プラス、松下洸平さんの新曲「あなた」の歌詞からもだいぶ影響された話になってます。 また想いがどうしようもなく溢れて、大輝は彼女を捕まえて深く抱きしめた。           遠くで街路樹の白いイルミネーションの光が揺れている。前のように彼女がその腕の中から消えることはなく、彼女も硬くて広い男の胸に顔を埋めた。「大ちゃん…」                「ん?」 

          夜明け。

          ある夏の日の話 ④どしゃ降り

          最後に乱れ打ちのように、はちゃめちゃなペースで夜空を彩って唐突に花火大会は終わった。    アナウンスを待たずして、人々がぞろぞろと帰っていく。私たちもその人の流れに乗って歩いた。さっき見た家族の残像のせいで私は口数が少くなっていたのかもしれない。遠くで雷の音が聞こえる。  「雨が降る前の匂いがするね。降ってきたらやだね。」                    鈴木くんがそう言って5分も経たないうちに、大粒の雨が物凄い勢いで降り出した。前を歩いてた鈴木くんが振り返ってウゲッ

          ある夏の日の話 ④どしゃ降り

          ある夏の日の話 ③打ち上がる花火

          駅には17時20分に着いた。まだ鈴木くんはいない。まだ蝉がうるさく鳴いている。昼間の暑さの残りと、まだ沈まない太陽の熱で凄い暑さだ。立っているだけでも背中に汗が伝う。 5分ほどずっと改札を見ていたら、鈴木くんが現れた。その服装に驚いた。鈴木くんは浴衣を着ていない!黒の無地のTシャツにブカっとしたブルーのデニム。コンバース。てっきり二人で浴衣を着て行くものだと思っていたから、え…⁉︎と言う驚きが隠せなかった。                   「なに、なにその顔⁉︎ 俺なんか

          ある夏の日の話 ③打ち上がる花火

          ある夏の日の話 ②私の恋人について

          今日も課長からメールが来なかった。ここ2週間なんの音沙汰もない。最後に会ったのは、今月の頭か。美味しいイタリアンに連れて行ってもらっていつものようにホテルに行って、それであの人は自分の家に帰って行く。二人でいる時は甘いけど、会った後、一人になった時、虚無感が凄くて消えてなくなりたくなる。よくこんな状態で4年もいられるよな、と自分の我慢強さに驚く。   課長はハンサムで、仕事がとにかく出来る。人望も厚くて皆が彼を頼りにしている。入社したばかりの頃も新入社員の私たちのことを気にか

          ある夏の日の話 ②私の恋人について