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イギリス10日間で食べた料理BEST3+番外編【2024イギリス旅⑥】

2024年2月、ロンドン中心に10日間ひとり旅してきました。
前回記事はこちら

今回は、何かと評判の悪いイギリスの食事について。
過去2回の渡英を経て、今のところ不味い食にはあまり出会わず。
(特別うまい!という食事も少ないが)
食べたメシの中でBEST3、および選外の食事を紹介する。

第3位:日曜日に食べる、特別なあの料理

上にのっているのはパイ

そう、「サンデーロースト」だ。

前回の渡英時には食べれなかったので、今回狙って食べてみた。
ただし、ネットとかで『日曜日のパブを訪れたらほぼ100パーセントの確率で出会う』的なことが書かれていたが、今回、4軒ほど「ねぇ!」と言われ、5軒目でようやく巡り会うことができた
(うち、キッチンないんだよね、的な断られ方が多かった)

正直、特別うまい!というほどではないんだけど、
日本じゃあまり食べないよね、という料理。
次に食べる時は、もう少し有名なお店で食べてみたい。

第2位:あの地方の代名詞を冠した郷土料理

こちら。分かりますか?

へ?

これは「スカウス」という料理。

「スカウス」とは2つ意味があり、一つは『リヴァプールなまり』のこと。スカウスを話す人のことをスカウサーと呼んだりする。
そしてもう一つの意味が、この、料理としての「スカウス」だ。

"ラムやビーフシチューの一種である。その名は一般的に北欧中の船乗りたちによって食べられていたロブスカウスというシチューが由来で、リヴァプールのような港町で人気になった"(wikipediaより引用)

リヴァプールに遠征した時に、Liverpool Lime Street駅近くのパブでいただいた。

典型的なブリティッシュ・パブ

引きで見ると、こんなカンジの料理だ。

至ってシンプルな料理であるが、
日本人にとっては、シチューというより、ゆるい肉じゃがと言ったほうが、しっくりくる。
じゃがいもがドロドロに溶けており、うまい。
スカウスは店によってかなり様態は異なるようだが、これはこれでアリ。

これも正直「特別うまい!」という料理ではないが、
間違いなく、イギリスでしか食べられない料理だろう。

第1位:あの有名マーケットで、一番うまいと思った一品

この、有名マーケットだ。

前回の渡英時に行けなかった、ボローマーケット。
今回は満を持して(お腹を空かせて)お昼時に訪問。

色々あって迷うよね

試食に試食を重ね、遂に僕がチョイスしたのが、
こちら。

たっぷりかかっているのは粉チーズ

「マッシュルーム・リゾット」だ。
これは旨かった!
有名なパエリアと迷ったんだけど、僕的にはこっちが好みだった。

ただしこれは大変卑怯で、マッシュルームリゾット£9.5に、勢いでオプションの黒トリュフを載せてしまったのだ。
すると計£19.5と破格の屋台メシになってしまった。まぁそりゃ旨いよね・・・。

具だくさんのリゾットにたっぷりのチーズ、そこに黒トリュフの塩辛みが加わって、文句なく旨かった。
トリュフオイル(£2.5)を加えるだけでも美味しいと思うので、まともな金銭感覚の方はそちらを選択してください・・・。

お店はこちら「WILD MUSHROOM RISOTTO」

ボリュームもあるので、これだけでお腹いっぱいになる。
が、腹を空かせすぎた僕は、
図らずも、上の写真の女性が食べている「何か」にも、心惹かれてしまったのだ。

そして、それはこの店にあった。

手前のデカいやつね。

プリュッツェルだ。
こんなデカいのパクパク食べている女性、惹かれて当然だよね。
こいつとフラットホワイトを食後のデザートに、大満腹のボロー・マーケットであった。

BEST3をあげたが、総じて、舌鼓を打つほど旨いわけではなく、
「イギリスっぽいよね」という、らしさ優先での選出となった。
まぁ、そんなに食通でもない僕は、これぐらい大雑把な料理で満足なのだ。

番外編:印象的だった料理たち

①Katsu Curry

今回、ロンドンで確かめたいことがあった。それはこれだ。

たしかに、スーパーでも「Katsu」の文字はよく見かける。
流行っていると噂では聞く。ではロンドナーが食べているKatsuとはどんな味なのか。

この記事にある通り「Wagamama」はロンドンでよく見かけるチェーン店で、KatsuCurry流行の起点らしい。
ただ、これを見て『食べに行きたい』とはあまり思わなかった。
やっぱりインドやパキスタンのルーでKatsuCurryは食べたくない

google MAPで「Katsu Curry」を検索しても、出てくるのはインド・パキスタン系ばかり。
日本らしいルーで、ロンドナーに受け入れられているKatsuCurryはないのか?(ロンドンに出店しているCoCo壱番屋を除く)

あった。

これよ、これ、このルーよ。

上にのっているのがチキン(というより鳥の唐揚げチック)だが、
まごうことなき日本のルーだ。
かなり量がある。じゃがいもがデカい。でも味は日本のカレー。
うまいうまいと心で泣きながら食った。

ここは「eat TOKYO」というコヴェント・ガーデンにあるお店。
お察しの通り、日本料理店だ。

カウンター越しに料理人が居るのが、ロンドン的にJapanese Styleだとのこと。

ここのメニューはかなり豊富だ。日本の居酒屋以上のバリエーションを誇る。
なんと舟盛りも注文できる(注文してる客がいた)。

ただ、僕が一番びっくりしたのは、この店の外にある。

着物っぽい服着ている人は、ウェイトレスさん

めちゃくちゃ並んでいるのだ。
このエリアは何日か巡ったが、18時前後は、この店の前はいつも行列だった。
こんなに並んでいるのは、人気のパブぐらいだ。

日本食が、本当にロンドナーの心を掴んでいるのだ、と感じた瞬間であった。

②UDON

実は、上記のeat TOKYOの近くに、もう一つ、気になる行列店があった。

UDON

UDON。

うどん、だ。
滞在最終日、日本食の誘惑に負けた僕は、この行列に並んだ。

繁盛している
うどん屋だ

はたして、ロンドナーが受け入れたうどんは、どんなモノなのか。
実食。

Atsu-Atsu Tempuraをオーダー

讃岐風だが、意外なことに、だしは日本より薄かった
うどんは、日本ほどプリっとしていないが、コシはしっかり残っている。
ちょっとアレンジされているが、これは確かに日本のうどんだ。

食べながら、ひとつビックリしたことがある。
カウンター内で「あつあつ一丁お願いしまーす」と日本語が飛び交ったのだ。
先のeatTOKYOでも、そんなことはなかった。
10日間日本語を喋っていなかった一人旅にとって、ふっと入ってきた日本語には、一拍置いてかなり驚かされた。

つい懐かしくなり日本語で話しかける。
聞くと、もう既に長く営業されているうどん屋で、店長含め数人の日本人が働いているとのこと。

サッカー日本代表でもそうだが、
海外でがんばっている日本人を見ると、やはり誇らしくなる。
がんばってほしい。

あ、ちゃんとEnglish Breakfastも食べましたよ

③この旅で食べた、もっとも不味かった食べ物

それは、こちら。

どどん!

これを入手したのは、
帰りのトランジットで立ち寄ったヘルシンキ、ヴァンター空港だった。
予備知識なく、見た目のインパクトに惹かれ購入。

口に入れて、
驚いた。

いやー、独特すぎるだろ!

てっきりチョコだと思って口に入れた瞬間、今でも忘れられない。
ずっと口に入れてると、なんか不思議な中毒性があるんだけど。

今だに怖くて、2つ目に手を伸ばせていない。

大量に残っている…180g(泣)

みなさん、買う時は「少量」にしましょう。
恐るべしヴァンター空港。

ムーミンづいている平和な空港に、
あんな爆弾仕込んでいるとは…

さて、僕のイギリス旅行記、
最後の記事はこちらになる。


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