【要約】アイデアのつくり方~一生あなたを離さない本~
こんにちは!今回はブログを始めるにあたって読んだ、ジャームス・W・ヤングの有名な書「アイデアのつくり方」を私なりに解説していきたいと思います。
1,はじめに~著者と本の概要~
アマゾンでこの本を検索すると以下のように書かれています。
アマゾン選定、これだけは読んでおきたいオールタイムベスト ビジネス書100入り!1940年から世界中の人々を魅了し続ける不変の法則。不朽の名著。
また、メンタリストのDaigoさんは人生をかえるレベルの1冊とも言われています。私はこの煽り立てるキャッチコピーを見てこう思いました。
いやいや、タイトルに60分で読めるって書いてあるけど、どうせ結構厚みがあって、教科書的な話が書いてあるのでは?
と思っていましたが、実際に手にとってみると
薄い!!
なんと本文はたったの60ページくらい、あとは解説とあとがきであわせて100ページくらいの本です。なぜそんな薄い本が読まれているのか?
同書は当時、アメリカ最大の広告代理店トンプソン社の最高顧問で、アメリカ広告代理業協会の元会長、同業界では伝説となっているジャームス・W・ヤングさん著書。
その方がアイデアのつりかたの原理と方法を書いた実にありがたい本なのです。ではそんな伝説のアイデアのつくり方を早速、解説していきます。
2, 5分で読める結論(忙しい人はここだけでOK)
アイデアをつくる、生み出すにはどうしたら良いか?
一言でいうと「考え抜いて、忘れろ!」です。
...はぁ?と思われた方、ごもっともです!私もそう思いました。
ただ、この考え抜くというところにコツがあるとヤングさんは言います。
それは、良いアイデアとは「今あるモノを組み合わせる」ということ。
例えば、現代で言えば 電話×インターネット=Iphone。ステーキ×パン=ハンバーガーといった感じです。
このように、今あるモノと別のなにかを組み合わせて、その関連性を意識して、思いつく事や、どんな事が出来るか? それで何が変わるか?という事をトコトン脳みそが枯れるくらいまでやる事。
そして、これ以上もう無理!と思うところまで考えたら、あとは意識的に忘れてしまう!
そうすると、あとは勝手に潜在意識が働いてくれて、あなたがお風呂に入っている時、テレビを見ている時など、何気ない時にアイデアがフッと出来るというのです。
そう!まさにアイデアが降りてくるというのです。
でも、それには自動車を組み立てるのと同じく、正しくプロセスを踏む必要があるとヤングさんは言います。
そのプロセスは以下の通りです。
①資料・情報を集める
②資料・情報を咀嚼する(組み合わせてトコトン考える→本章の結論)
③忘れる
④アイデアの誕生!
⑤アイデアを育てる・修正する
次の章では各プロセスを具体的にご紹介したいと思います。
3,アイデアを作るプロセス
①資料・情報を集める
これはまぁそうだろうという感じですね。
ただ、ヤングさんこのプロセスを行わない人が多くいることを指摘しています。なぜならこの作業が大変で面倒だからです。でも、このプロセスを行わず、仙人のようにぼーっとしていてもアイデアが湧いてくるはないとのこと。
ここで集めるべき情報について2つ書かれていたので紹介します。
・一般的情報(例えば製品情報、ターゲット、業界のポジション等)
・特殊情報(例えば業界の最先端の情報、特許など)
ただ個人的にはキリがないので、現在ではインターネット、また新聞や雑誌に書かれている特集記事でいいかなと思います。
またヤングさんは一次情報、つまり現場や生のモノに触れることが良いと言っています。
実際にその商品に触れてみたり、それを売っているショップに行って、どんな人が買っているのかを見てみるという事が大切ということですね。
そして、そのようにして得た情報をキーワードにする→カード(ふせん)に書く→似たもの同士(分野)に整理するという作業になります。
②資料を咀嚼する(組み合わせてトコトン考える→本章の結論)
ここでは①に書いた情報をとにかく組み合わせて、関連性を見つけていく作業です。ヤングさんはここが一番苦しい作業だと言っています。
例えば、パン屋さんが新しいメニューを考える時
今ある食材(チョコ、いちご、バナナ、生クリーム)×地元名物(大仏、海、地元野菜、納豆)を組み合わせてトコトン考えるとします。
納豆×チョコ=くさ甘いケーキ
生クリーム×大仏=生クリームで大仏を書いたサンドイッチ
いちご×地元野菜=土から生まれたビスケット
バナナ×海=しょっぱいバナナのパンナコッタ
みたいなブレーンストーミングをとにかくやるのです。(実際、考えてみたが全然出てこない...)
③忘れる
④アイデアの誕生!
こちらの③④は前の章でお伝えした通り、潜在意識が勝手にやってくれるので割愛します。
ただ、ポイントを挙げるとすれば、とにかく忘れてリラックスすると良いようです。忙しすぎるとアイデアが浮かばないとも言われています。
⑤アイデアを育てる・修正する
文字通り生まれたアイデアを実際に使える製品にする。ブログであれば読んで面白い記事にするという作業になります
しかし、ヤングさんはこの本で、この段階で数多くのアイデアが陽の目を見ないで消えて行くと言っています。
そもそもヤングさんがこのアイデアのつくり方を書いた理由としては
・あまりにシンプルすぎるから誰も信じないだろう
・シンプルだが実際にやると頭を使って困難な作業が伴うこと
つまり、アイデアが生まれても世の中にフィットするようなモノは一握りだから、業界がアイデアマンであふれることはないと言っています...。
先程ご覧頂いたパン屋さんの新メニューでも「納豆チョコのくさ甘いケーキ」、「大仏型のサンドイッチ」なんかは売れそうにありません...
ただ、ここで諦める事なく、人と相談したり、いろんな角度で見ることで良いアイデアというのは成長していくとも言っています。
4,まとめと明日から出来る1つのこと
今回はジャームス・W・ヤングさん著書でロングセラー&ベストセラーの「アイデアのつくりかた」をご紹介しました。
個人的には「既存のモノを組み合わせる」ことは有名なので知っていましたが、それを「思いっきり忘れる」という点は目からウロコでした。
また、日頃から情報を集めてそれを整理していくことも大事だということで、コツコツとやっていこうと思いました。
明日から出来ること ~ブログ×〇〇〇を1つメモする~
以上、お読み頂きましてありがとうございました。
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