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【祝・こどもの本編集部note1周年!】もう一度読んでもらいたい! 担当編集者が振り返る連載たち。

絵本の編集部員を中心に、有志のみんなで立ち上げた「ポプラ社 こどもの本編集部note」。「大人にも、こどもの本を届けたい」という思いを胸に、これまでにさまざまな記事を、新しいアプローチで皆様に届けてきました。

そして、本日はその活動が本格化してから、ちょうど1周年!
これもひとえに、まずは記事作成にご協力いただいたみなさま、そしていつも記事を読んていただいている読者のみなさまのおかげです。

今回は、1年間続けてきた各連載について、それぞれの担当編集者が思いを語ります。
2年目も、素敵な記事やワクワクするような連載をお届けできるように張り切ってまいりますので、今後も応援よろしくお願いいたします。


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■大変だった撮影ベスト3‼
連載「絵本を思い出すところ」

昨年10月のnote開始時より、カメラマンの白井晴幸さんと続けてきた連載「絵本を思い出すところ」。写真と短いテキストで、その絵本を実際に手に取って読んでみたい!とと思っていただけるような記事を心がけてきました。

今回は、そんな連載の中から、ちょっと裏話的に「この撮影は特に大変だった!」という回、ベスト3をご紹介します。笑

第3位!

多くの「いいね」もいただき、沢山の人に読んでもらえた記事です。大変だったのは写真に出てきた、この「くまの手」!

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この「くまの手」役をやっているのは、何を隠そう私です。やったことのある方ならご存知だと思うのですが(笑)、この手で本をつかむのが本当に難しい! 実際にくまの子だったらこんな風に本を読むのかな?と思いながら、自然な姿に見えるよう気をつけました。

第2位!

この回では、絵本の世界を表現するため、すいかを丸ごと1個用意して挑みました。最初は呑気に夏気分を味わっていましたが、大変だったのは撮影後半。すいかがありたちに食べられたシーンと撮るために、ぎらぎらの日差しのなか、ひたすらすいかを食べ続けなくてはなりませんでした。さすがにまるごと1個は食べきれず、ロケ地でお世話になった、牧場のみなさんにおすそ分けさせていただきました。笑

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第1位!

こちらの撮影は、廃校になった小学校の教室をロケ地としてお借りして行いました。
大変だったのは、「ますだくん」を想起させる、この黄緑色の人

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何を隠そう私なのですが、教室の中に大人がいると異様に大きく見えてしまうので、身長をごまかすため常に中腰になる必要がありました。腰が! 冬なのに、汗だく。かなり大変でした……。

さて、こちらの連載はもうすぐ一区切りとなりますが、またご紹介したい絵本が出てくると思いますので、その時はよろしくお願いいたします。

(文・齋藤侑太)

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■人気作家さんの裏話がたくさん!
連載「絵本作家の日常 ~私の必需品3つ~」

私がご紹介するのは、絵本作家さんに「日常に欠かせないもの3つ」をテーマにお話を伺う連載です。ライターの柿本礼子さんに入っていただき、今年度は、なかえよしをさん、はらぺこめがねさん、さいとうしのぶさんという豪華なお三方にお話を伺うことができました!
それぞれの取材で、特に心に残ったエピソードをご紹介します😌

~なかえよしをさん~
記念すべき1回目は『ねずみくんのチョッキ』でおなじみ、なかえよしをさん。
電動自転車にはじまり、MacPCを用いての創作活動などなど…なんと必需品3つはすべて、最新型の電化製品でした!
常に新しい物に興味を持つこと…そこに、45年以上作品を生み出し続けてきた秘訣がつまっています。

~はらぺこめがねさん~
こだわりのアトリエには、天井の梁や棚の隙間にも、いろんな画材や小物が見え隠れしていて、取材中は終始キョロキョロ…。しかもこちらのアトリエ、ご家族のキッチンも兼ねているんです!
この取材ではじめて明かされた「めがね」へのこだわりも必読です。

~さいとうしのぶさん~
「空き地のような庭」とご自身で呼ぶ、広いお庭のある仕事場からオンラインでお話を伺いました。取材中はとにかく終始、笑いっぱなし! 絵本作りで一番大変なことは? という質問について、「苦手な絵をたくさん描かなきゃならない…」という予想外なお答え。その真意とは‥?!

この連載は、次の1年も続いてまいります。次回もぜひお楽しみに!

(文・上野萌)


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■家族の思い出をせきららに語っていただいた!
連載「ルルとかおる」

母親のせなけいこさん、娘のくろだかおるさん、どちらの担当もさせていただいたご縁から、家族のおもしろ話を聞く機会に恵まれた私は、まるでドラマのようなエピソードの数々にくぎづけでした。くろだかおるさんが、幼少期から思春期、大人になった今までをせきららに語ってくださったことで、noteでたくさんの方に、一つの愛すべき家族の形をご紹介できたのではと思っています。

連載は、幼少期編小学生編思春期編両親の新婚時代編大人編の全5回。きかんぼうのルルちゃんだった女の子が思春期に突入し、父親の早すぎる死をのりこえ、自分の家族を持つまでのお話は、みずうちさとみさんの温かいイラストとともに、多くの方に好評をいただきました!

(文・小堺加奈子)


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■いま、これをやらなきゃと思った。
連載「withコロナの暮らしのなかで
~作家が語る きょう・あした・未来」

2020年夏、「noteをはじめよう!」と部内で話が持ち上がり、さあどんな記事を掲載しようか……と考えたとき、わたしの頭にまっさきに浮かんだのが、このマガジンの企画でした。
こどもも大人も、新型コロナウイルス感染拡大による「新しい生活様式」に戸惑いながら、自分たちらしい暮らしを模索し、ときどき「これからどうなるんだろう」と不安な思いが心をふさぐ……。
「これからどうなるんだろう」は、わたしにとって「これからこどもの本は、こどもをとりまく状況は、どうなるんだろう」でもあった、そんな時期でした。

前置きが長くなってしまいましたが、とにかく、こどもの本と、こどもをとりまく「いまの状況」を記録し、さまざまな立場の執筆者から、新しい考えや未来への希望を聞きたかったのです。

連載第1回をお願いしたのは、絵本『せかいいちうつくしいぼくの村』で知られる小林豊さん。小林さんが執筆してくださった頃は、いまからちょうど1年前。「ワクチンが開発されたら状況は変わるのかもしれないけれど、それは一体いつなんだろう」などと思っていた頃。小林さんは、「身近なところで味わう旅の楽しみ」を書いてくださいました。

そして、イタリアで暮らす児童文学作家の佐藤まどかさんにも、海の向こうの状況と作家としての思いを執筆していただきました。

さらに、こどもの暮らしに関わるさまざまな立場の方のお話を聞きたいと思い、お願いをしたのが、東京都豊島区で子ども食堂を運営なさっているNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク事務局長の天野敬子さん
子ども食堂は休止中でしたが、お弁当配布の活動の場へ訪問し、そこで見た地域の子ども、家族、スタッフのみなさんが笑顔で交流されているようすは、いまも鮮やかに思い出すことができます。

連載を続けるというのは、そこに時間が流れるということでもあります。
新型コロナウイルスの感染拡大も大きな波、小さな波、さまざまな波が暮らしに押し寄せ、緊急事態宣言や厳重警戒措置が何度も発出・解除され、その都度、わたしたちは暮らしへの向き合い方を変えざるをえませんでした。
でも、変えられないものもある。
それは、文化を守ること、人間の生活を守ること──。

こうした時期にお願いしたのが、東京・根津のひるねこBOOKS店主の小張隆さん。「書店の明かりを灯しつづける」強い意志と、怒りを握った拳にペンを持ち、この文章を書いてくださいました。

このマガジンはまだまだつづけるつもりです。新型コロナウイルスと人間のつきあい方も、これからまた変化していくでしょう。マガジンもその変化を見つめながら、地層を積み重ねていきたいと思っています。

(文・小桜浩子)

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