憧れは「おちょやん」の浪花千栄子さん。 いつか町家で猫や犬に囲まれて暮らしたい! 絵描き・犬ん子(いぬんこ)さんの夢
■連載第二回目は、絵描き・犬ん子さん。
ポストカードやてぬぐいなどで縁起のいい猫の絵を数々発表し、絶大な人気を誇る犬ん子さん。そのちょっと懐かしく、愛らしい絵の世界は見る人を惹きつけてやみません。でも、お名前には「犬」の文字が。本当は犬派? 猫派? それともどっちも派?? 現在放送中のNHK連続テレビ小説のオープニングでも千代猫をはじめ魅力的なイラストを手がけられている犬ん子さんに、猫愛について、語っていただきました。
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こんニャちわ、絵描きの犬ん子と申します。
何度となく聞かれるのですが、名前の由来は犬好きだから、ではなく
旧姓が「犬島(いぬしま)」とゆう珍苗字で、昔から犬ちゃんと呼ばれてたことからきています。
生まれた時から犬も猫も、それこそ哺乳瓶を一緒に飲んだりしてずぅっと身近にいたのですが、東京に越してからは住宅事情もあり、今は何も飼っておりません。
いつの日か憧れの町家なんかで小さな庭があって、猫や犬に囲まれて暮らしたい‥、何ていうのは、夢のまた夢。
そんな憧れの晩年を京都で過ごしたのが、今放送中の連続テレビ小説「おちょやん 」のモデルとなった浪花千栄子さん。
大の動物好きで、特に猫は「命の恩人」として、とても可愛がられたんだそうです。何でも奉公時代に辛過ぎて便所で首を吊ってしまおうとした所、どこからともなくやってきた猫がじゃれついて離れなくなり、その気も失せたんだとか…。
そんなエピソードもあって、「おちょやん 」オープニングの主人公を猫にしたのを、この絵を描いていて思い出しました! 京都の撮影を見学に行った際には、浪花千栄子さんのお墓参りに伺いましたが、今回は千代猫がご挨拶の図を描いてみました。
浪花千栄子さんには、これからも天国から御見守りいただければなと思っております。