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わたしがキャリアコンサルタント資格取得の勉強をはじめた理由

わたしは今年、自分に過去最高金額(?)の投資をしました。国家資格キャリアコンサルタントの資格取得に向けた養成講座の受講です。

人事(採用)の仕事の経験から、就職活動中の学生さんや社員がキャリアに向き合うためのサポートができないものか…と模索し続けてたどり着いたのがこの資格です。具体的なきっかけは2つ。

学生さんとの関わりから

大学卒業後、メーカーへ入社し、最初の配属で新卒採用の仕事をすることになりました。その後もローテーションの中で2度目の新卒採用を経験。中途採用も含めて通算約6年、採用に携わりました。

この中で、就職活動中の学生さんがこれからの自分のキャリアに悩む姿を幾度も見たり、就職活動や会社での仕事について相談にのったりしてきました。それ以外に就職イベントや選考で関わって何らかの接点を持った学生さんは1,000名は超えると思います。(数えきれない…)

わたしが話を聞くだけでも、その後一歩踏み出そうとする学生さん。その姿に、企業の採用担当者というよりは、一社会人として支援したいという気持ちがありました。

就職活動/採用活動といっても、所詮、人対人

企業の採用担当者としては、もちろん口説いて内定承諾してもらうことが大事なのかもしれません。でもわたしは、学生さんと接すれば接するほど、学生さんの大切なファーストキャリアの選択に、学生さん自身が納得感をもった上で入社してほしいという気持ちが強くなっていきました

会社がどれだけ会社説明をしても、先輩社員に会って話を聞く機会を設けても、職場を見学する機会を設けても、それによって何かを感じたり判断するのは学生さん自身。学生さんの中にしか答えがないのです。

その「自分の中にある答え」を見出したり、なかなか言語化できずにいる学生さんにもたくさん出会いました。もちろんそれが悪いこととは全く思いません。むしろそのきっかけがなかったのではないかと感じ、わたしの立場で何かできるのだろうか…と漠然と模索していたことがありました。

採用で関わった若手社員が退職していくのを目の当たりにして

採用担当あるあるかもしれません。何度も残念な思いをしました。辞めちゃったのか…と。その方の顔、採用当時、面談した時に話したこと…など、色々と思い出されて、仲間がいなくなった寂しい気持ちになることがよくありました。

一方で、なぜ辞めるに至ったのかということが気になり始め、若手社員の退職理由を過去10年分くらい調べまくっていきました。分かる範囲で地道に1人ずつ調べた結果、就職活動中に自分のやりたいことが描ききれていなかったことが要因と思われるミスマッチのケースや、入社数年後、希望していない配属先や異動で自分のキャリア形成に悩んで辞めていったケースなど理由は様々でした。

ただ、会社としてキャリア形成のための何らかのサポートができていたら、退職には至らなかったのではないかと思えるケースがいくつかありました。上司との関係性などもあるかもしれませんが、話したいけど話す場がなくて抱え込んでいたのなら、何かしらサポートできる体制があったのなら…

そんなことを思い調べていると、入社後の「キャリア教育」、「キャリアサポート」というキーワードに行きつきました。お恥ずかしながら、わたしの中では中学生の時の職場体験や、大学の時のキャリアに関する講義や就職支援室…と社会人になるまでのキャリア支援のイメージしかなく、社会人になってからのキャリア支援という視点がまるでありませんでした

そしてこの流れでキャリアコンサルタントなるものの存在に出会うことになったのです。その後仕事にどう生かせるかどうかはやってみないと分からないけど、これだ!と思い自分の自己啓発とキャリアアップも兼ねて、2020年1月、挑戦を決意しました。

しかし、このキャリアコンサルタント養成講座へ通学するにあたって、いくつかの壁があったのです。

<次回へ続く>


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